宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大豆収穫前の現地検討会の開催

2018年11月21日 11時34分52秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 大豆収穫前の現地検討会が11月6日から14日にかけてJAいしのまき管内の石巻,河北,矢本,河南の4地区で開催されました。石巻管内では,約2,100haの大豆が栽培されており,県内でも有数の産地となっています。現地検討会では,各ほ場において大豆の子実や茎の水分を測定し,収穫適期の検討を行い,ほ場巡回後の総合検討会では,普及センターから収穫時の注意事項について説明しました。今年は8月上旬の降雨が多かったことから一部のほ場で大豆の萎凋・枯死症状が散見されましたが,その他のほ場については順調に子実と茎の水分が低下し,まもなく収穫適期を迎える様子でした。参加した生産者は子実や茎の水分に注意を向け,真剣に収穫適期の検討を行っていました。
 収穫ロスの低減や汚粒防止など,良品質大豆収穫にむけて作業の再確認をしていただき,適期収穫に取り組んでいただけたらと思います。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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せりの現地検討会が開催されました

2018年11月20日 17時00分05秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成30年11月2日,JAいしのまきセリ部会の現地検討会が開催されました。宮城県は,せりの生産量が日本で一番多く,石巻市河北地区は名取市に次ぐ産地となっています。
 現地検討会には部会員12名が参加し,各ほ場を巡回しながら栽培管理,病害管理について検討を行いました。現在は9月半ばに播き付けられた,「島根みどり」,「みやぎVWD-1号」の収穫,出荷が始まっています。今年は10月の気温が高く推移したため,茎葉の伸長が旺盛であることから,収穫が早まっています。また,病害の発生も散見されたため,普及センターからは,薬剤による適期防除を指導しました。
 年末の需要期に高品質なせりを出荷できるよう,参加者達は積極的な意見交換を行い,いっそう気を引き締めていました。


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JA栗っこいちご部会の現地検討会が開催されました!

2018年11月20日 13時44分17秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

<いちご現地検討会の様子> 

 

 平成30年11月9日(金)に,JA栗っこいちご部会によるいちご現地検討会が開催されました。今回の検討会には生産者9名と,JA栗っこ,農業・園芸総合研究所(以下「研究所」)及び普及センターから5名の合計14名が参加しました。

 検討会では,参加者全員のほ場を巡回し,定植後の生育状況を確認しながら今後の栽培管理と病害虫防除のポイントについて,研究所と普及センターから説明を受けました。

 栽培管理について,各ほ場により定植時期がまちまちで生育状況にも差が見られたことから,ほ場ごとに温度管理や電照方法について検討が行われました。

 研究所からは,本格的な寒さが来る前の対策として,温度管理やかん水及び電照を上手に行うことで株の充実を図り,収穫開始までに十分な樹勢を確保するようアドバイスを受けました。また,普及センターからは病害虫防除について,定植前やハウスを閉め込むとき,暖房を入れるとき,開花始め等のハウス内の環境が変わるタイミングを逃さずに防除すること,ハダニ類に対する天敵導入と天敵に影響のある農薬について注意することなどを説明しました。

 今回の検討会では,生産者同士で今後の栽培管理や病害虫防除の方法などを確認し情報交換する場面が多くあり,生産者一人一人が刺激を受け,今後の出荷開始へ向けての栽培管理に対する意識が高まりました。シーズン初めから高品質ものが生産されることを期待します。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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「金のいぶき」に係る消費者交流会イベントが開催されました

2018年11月19日 10時21分51秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

平成30年11月2日(金)から11月4日(日)まで,神奈川県川崎市で開催された「第41回かわさき市民祭り」に於いて,金のいぶきに係る消費者交流イベントが開催されました。

市民祭りでは,今年収穫された涌谷町産「金のいぶき」の試食提供と販売が行われました。

来場者の殆どは,玄米食専用米「金のいぶき」を知らないため,試食提供にあたり特徴を説明し,関

心を持っていただいた方に試食提供しました。普段から玄米食に慣れている方は,抵抗なく試食いただきましたが,玄米試食と聞いただけで拒否反応を示す方もいました。

「金のいぶき」を試食した方からは,「甘みがある」「プチプチしておいしい」と好評価をいただきました。一緒に参加した生産者は,好評価に対して次年度に向け生産意欲が高まったようでした。

 普及センターでは,今後も「金のいぶき」の知名度向上とブランド米定着に向けて支援していきます。

                         

     「金のいぶき」試食の様子          「金のいぶき」販売の様子

 

 〈問合せ先〉美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0229-32-3115 FAX:0229-32-2225


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みどりの野菜塾の講習会が開催されました

2018年11月19日 10時02分56秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

平成30年10月9日(火)にJAみどりの本店で,「みどりの野菜塾」に登録している15人が対象の「野菜づくりにおける土づくりの基礎知識」をテーマとした講習会が開かれました。講習内容は「よい土の条件」となる水はけと通気性,水もち,適正な土壌酸度,十分な肥料分の4つの条件を満たした土をつくるために,必要な知識と行うべき作業についてです。主にたい肥の種類や使い方,野菜栽培で必要な要素と肥料の使い方に関する情報提供を行いました。講習会が終わった後も,学んだことについてさらに詳しく聞きたいという質問や,参加者同士の意見交換が積極的に行われました。

 普及センターでは,今後も管内の野菜生産者に向けた技術情報の提供を行い,地域振興を支援していきます。

                                                       

                                                          講習会の様子

 <問合せ先>

 美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0229-32-3115 FAX:0229-32-2225


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きゅうりの環境制御技術の先進事例を学ぶ

2018年11月16日 16時00分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  11月6日(火),登米市中田町で,JAみやぎ登米胡瓜部会と共催で平成30年度登米地域園芸特産振興研修会を開催しました。部会員等約40人が参加し,きゅうりの環境制御技術の先進事例を学びました。

 研修会では,福島県の実践者から,「環境制御技術導入によるきゅうり栽培及び経営の変化」について事例を紹介してもらいました。H27年に生産性の悪いハウスの技術改善を図るため環境測定装置+炭酸ガス発生装置,翌年に透湿性カーテンを導入したところ,病害や生理障害が減り,収量品質が大幅に向上したなど,経営の変化をお話されました。次に,農協の担当者から,「きゅうり生産現場での生産性向上に向けた取り組み」についてお話してもらいました。他品目担当時に環境制御技術を導入させた実績をもとに,きゅうり専門部へ導入を働きかけ,指導体制の構築,環境制御技術の普及,生産性と所得向上が図られたこと等紹介されました。

 総合討議では,費用対効果や数値のとらえ方,生産性向上は所得向上に繋がることなど意見交換を行いました。登米管内のきゅうり栽培は,環境制御技術を導入し始めたばかりで,今回の研修会で学んだ事例を参考に今後も勉強会を行っていきます。

 

<連絡先>

 宮城県登米農業改良普及センター  先進技術班

 〒987-0511  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

  電話:0220-22-6127   FAX:0220-22-7522

 


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平成30年度宮城県農業士技術交換交流会

2018年11月16日 14時55分44秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  宮城県では,優れた農業経営を実践している農業者の方々を農業士として任命し,地域農業の振興や農業後継者の育成指導に貢献して頂いています。県内の農業士で組織する宮城県農業士会では,毎年県内各地域の持ち回りで先進的事例について研修を行う技術交換交流会を開催しています。平成30年度は大崎農業改良普及センター管内の農業士で組織する大崎農業士会が当番となり,11月8日から9日の2日間にかけて開催し県内から17名の農業士の方々の参加がありました。
 はじめに古川農業試験場を会場に同試験場の遠藤主任研究員による「みやぎの新品種「だて正夢」・「金のいぶき」の品種特性について」,大崎市世界農業遺産推進課の鈴木自然環境専門員による「世界農業遺産について」,大崎市の指導農業士の佐藤喜則氏による「東鳴子温泉と連携した農産物販売戦略 「農ドブル」について」の3題の講演がありました。
 夜の情報交換会では,東鳴子温泉の大沼旅館と地元大崎市玉造地区の農業者が連携し,地場産農産物を使った農家の手作り料理でお客様をおもてなしするとともに地域の魅力を発信する取り組みである,「農家が作るオードブル”農ドブル”」について研修を行いました。この他,管内の先進事例としてNPO法人鳴子の米プロジェクト,岩出山地区の株式会社いずみファームの肉牛一貫経営,古川地区の株式会社てくてくファームにおけるJGAP認証の取り組みについて視察研修を行いました。
 今回の研修で得られた成果を各地域にお持ち帰り頂き,今後の農業士活動にお役立て頂けるものと期待しております。
 普及センターでは,今後も農業士の方々と共に地域振興と後継者育成につとめていきます。

<連絡先>
   宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
    TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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JA南三陸水稲講習会が開催されました

2018年11月16日 09時45分22秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  管内では稲刈りが終わり,来年の作付けに向けた耕起作業が行われています。平成30年11月5日から11月9日にかけて,管内3地区(気仙沼,本吉,志津川)において,JA南三陸水稲講習会が開催されました。

  講習会の冒頭の部分で,普及センターから稲作情報最新号をもとに,今後の土づくりと難防除雑草対策について説明しました。その後,農薬・資材メーカーから,土づくり肥料,除草剤の使い方,いもち病と紋枯病等について説明がありました。

  生産者は,肥料や除草剤等について,講師と活発に意見交換を行っていました。出席した生産者は,「講習会に出て大変勉強になった。来年も良いお米がとれるよう頑張りたい」と話していました。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班・先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階
TEL:0226-25-8068・8069   FAX:0226-22-1606
E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp

 

 

 


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JAあさひなりんご部会の現地検討会が開催されました

2018年11月16日 08時35分08秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  JAあさひなりんご部会は,部会員数11名で約6haの栽培面積があり,年間3回,普及センター職員を講師に現地検討会を開催しています。11月1日に晩生品種の収穫前の管理について確認するため,今年度,最後の現地検討会が開催されました。
 当日は,「ふじ」の着色を確認しながら着色管理作業の確認をしました。また,栽培が増えている黄色品種の「シナノゴールド」と「ぐんま名月」の収穫適期の判断基準について普及センターから情報提供をしました。
 「ふじ」に関しては,園地によってばらつきはありますが,「みつ」が入り始めており,完熟まであと一歩のところまで来ていました。11月中旬頃から完熟した「ふじ」の収穫が始まる見込みです。
 生産されたりんごは,道の駅おおさとや黒川郡内の直売所などで販売されていますので,この機会に是非,旬の完熟りんごをご賞味ください。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296


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南三陸ねぎまつりを開催しました。

2018年11月15日 14時54分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

東日本大震災以降、復旧農地を中心に生産が年々拡大している「南三陸ねぎ」の知名度アップに向けて、11月11日、JAまつり(第43回気仙沼地域農業祭)内で「南三陸ねぎまつり」を開催し、「南三陸ねぎ」の販売とともに、ねぎ料理の試食やパネルを使用した紹介をとおして地域の消費者にPRしました。

当日は、天気にも恵まれ、多くの来場者で賑わいました。

試食として提供した料理は、「南三陸ねぎ」を主体に家庭で手軽に調理できることをテーマに、地元シェフが開発中の「南三陸ねぎのドライカレー」などで、試食した方々はレシピを手にとり、「つくってみたい」と好評でした。ねぎが苦手なお子さんが、「これなら食べられる!」との声に、早速、「南三陸ねぎ」を購入するお母さんもいらっしゃいました。開発中のねぎ料理は、レシピを年内に当所ホームページで紹介する予定です。

また、試食した来場者に対して「南三陸ねぎ」のネーミングの浸透度を聞き取り調査しましたが、およそ6割が「知っている」との回答でした。普及センターでは生産振興とあわせ、「南三陸ねぎ」のPRに取り組み、地元消費者を中心に南三陸ねぎの知名度アップに努めます。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班・先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階
TEL:0226-25-8068・8069   FAX:0226-22-1606
E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


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