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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

被災地に元気を届けたい!「げんきまる」をパッケージ化,売上金を寄付しました!

2012年12月18日 12時56分38秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 普及センターで支援している水稲採種組合の1つ,加美町の小野田種子生産組合は今年で50周年になります。管内の水稲採種面積は314.8haですが,当組合は,その24%にあたる76.8haを担っています。うち,1haに「げんきまる」を作付けしました。「げんきまる」は,古川農業試験場(宮城県)で育成された品種で21年に奨励品種となった倒れにくく,大粒の良質多収品種です。
 工藤組合長はこの力強いイメージのある新品種「げんきまる」を昨年は,精米510kgを被災地の石巻市と女川町の仮設住宅に暮らす人々に贈り,今年は,720kgの売り上げ金を南三陸町社会福祉協議会に寄付しました。
 今回の「げんきまる」の販売を通じて,工藤組合長は,多くの人が育成や試験に関わっていることを知り,感動されたようです。また,少しでも被災地に役立ててもらえれば,と話していました。
 普及センターでは,今後も小野田種子生産組合の支援と「げんきまる」の生産拡大を支援していきます。


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放射性物質と農産物の関係について各地で研修会を開催

2012年12月14日 17時29分55秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 放射性物質と農産物の関係について理解を深めるための研修会が各地で開催されました。
 去る11月14日,普及センター職員が講師となり,大崎市岩出山総合支所会議室にて大崎市岩出山地域納税貯蓄組合連合会の研修会が開催されました。地区の代表15名が参加し,放射性物質の基礎知識と今までの調査結果,技術対策などについて情報提供しました。
 また,11月19日には宮城県北部保健福祉事務所主催の研修会で同様に,普及センター職員が情報提供をしました。参加者の19名は,食育サポーターや食育コーディネーターを務めている栄養士や食生活改善推進員の方々で,これまで宮城県が行ってきた農産物放射性物質検査の結果について説明しました。
  参加した方々は日頃から口にする食べ物と放射性物質に係るテーマなので,皆真剣な面持ちで聞き入っていました。中でも岩出山では参加者にアンケートをとり,講演前後で放射性物質に関する意識がどう変わったかを調査しました。その結果,講演前と後で農産物の安全性への不安が少なくなった方がほとんどでした。しかし、農産物の栽培や住環境への影響,きのこや山菜といった天然物への不安を訴える方がまだ多くいました。
 今後も当普及センターでは関係機関と協力しながら,放射性物質と農作物の関係について理解を深めるための活動を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター先進技術班
 TEL:0229-91-0726
 FAX:0229-23-0910


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くりはらのりんご祭り開催!

2012年12月14日 17時28分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

平成24年11月30日,栗原合同庁舎駐車場を会場に恒例の,「くりはらのりんご祭り ~りんごの王様 ふじの季節到来!! くりはらの真っ赤なスイーツを召し上がれ!~」 が開催されました。
栗原市は宮城県の北部に位置し,夏の日照と秋の冷涼な気候が,実のしまった真っ赤なりんごを作り上げる,まさに品質の高いりんごが穫れる地域です。そこで,栗原のりんごをPRしようと,栗原市のりんご生産者で構成される栗原市果樹連絡協議会主催で,今が旬の「ふじ」と「王林」の大即売会を開催しました。
当日は午前11時開店の予定でしたが,開店前から旬のおいしいりんごを求めてきたお客様で列ができ,予定時間より少し前に開店,りんごは飛ぶように売れ,用意した300袋のりんごは閉店前に完売しました。
今回初めて即売会の開催を新聞折り込み広告でPRしましたが,その反響の大きさに生産者も「生産の励みになる」と,今後も一層生産に力が入るようです。

  
 

     
  

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 班名 先進技術班    
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-5795・6144


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第36回大和町枝肉共励会開催される

2012年12月13日 13時38分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 去る12月7日,仙台中央食肉卸売市場(株)において,第36回大和町枝肉共励会が開催されました。昨年は東日本大震災及びその後の原発事故の影響で中止となり,2年ぶりに開催されたものです。大和町内の肥育農家8名から選りすぐりの20頭が出品されました。(社)日本食肉格付協会の厳正な審査により,チャンピオン賞1頭,最優秀賞2頭,優秀賞2頭が選ばれました。原発事故による風評被害で価格低迷が続いている中での開催であったため,枝肉単価にはやや物足りないものがありましたが,受賞した枝肉のBMSNo.は9~11と申し分のないものでした。また,全20頭の平均でも,A5率が45%と,当市場での年間A5率(37.1%)を上回っており,大和町内肥育農家の飼養管理技術が優れていることが証明された共励会となりました。普及センターでは今後ともいろいろな場面で支援を実施し,大和町の肉用牛生産振興,さらには,あさひな管内全体の肉用牛生産振興が図られる事を願っています。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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「七ヶ浜産大豆収穫祭」を開催!~復旧農地の大豆が美味しい豆腐に~

2012年12月13日 13時26分22秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 七ヶ浜生産組合が津波浸水からの復旧農地で栽培した大豆が収穫期を迎え,平成24年12月4日に大豆収穫感謝祭が開催されました。関係者を七ヶ浜町吉田地区の大豆圃場に招き着莢状況と収穫機械を披露した後,町内の福祉施設「みお七ヶ浜」で豆腐料理を試食してもらいました。
 席上,七ヶ浜生産組合の佐藤太郎代表は「震災前に戻す復旧ではなく,効率的な新しい七ヶ浜の農業を目指して頑張っていく。」と,今後の抱負を力強く語りました。
 普及センターでは土壌診断・栽培講習会・生育調査を通じて大豆栽培を支援し,4.8haから約6tの収穫が見込まれています。七ヶ浜町全体の農地復旧・作付再開へ向けて,普及センターは引き続き支援を行っていきます。

 〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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「仙台の伝統的な野菜」販売・試食イベント

2012年12月13日 09時16分26秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成24年12月1~2日に仙台農業協同組合農産物直売所「たなばたけ高砂店」において,仙台の伝統的な野菜の販売・試食イベントを開催しました。
 このイベントは,一般消費者から仙台の伝統的な野菜を購入したいという要望に応えて開催したものです。生産者が丹精込めて栽培した野菜を生産者自ら販売するとともに,仙台曲がりねぎの焼きねぎ,仙台白菜の漬け物,仙台雪菜のおこわ,仙台雪菜のじゃこ飯,仙台曲がりねぎと仙台白菜のペーストの試食も行い,食べ方のバリエーションがあることも紹介しました。
 消費者からは焼きねぎがとても甘てビックリした,長く食べたいので土ねぎで購入してみる,店頭に並べた仙台の伝統的な野菜のレシピを見て料理してみるという方もおられました。
 今後も関係機関と連携し,伝統野菜の生産,販売を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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第3回大崎地域自給飼料生産連携研究会・移動研修会が開催

2012年12月12日 09時43分47秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  今年6月に大崎普及センター管内の関係機関,農業者等で発足した大崎地域自給飼料生産連携研究会(会長:東北大学大学院豊水教授)が,移動研修会とあわせ3回目の会合を開催しました。
 移動研修会では,加美町の利用自粛牧草の一時保管地と新設では国内初となるJA加美よつばの飼料米専用カントリーエレベーター(CE)を現地視察しました。牧草保管地では,加美町の鎌田農林課長から県内初の一時保管地設置の経緯や事業内容等を説明いただき,JA加美よつばのCEでは,JA加美よつば担当者から施設の概要や飼料用米の生産・販売状況等を説明いただきました。
  その後,会場をJA加美よつば会議室に移し,牧草地の除染や飼料用米,稲ホールクロップサイレージ(WCS)の生産・利用状況等について協議しました。参加者らは,牧草の除染やWCS,飼料用米の利用等をする上での課題について再認識できたようです。
  普及センターでは,今後も当研究会の活動を通じて安全な飼料生産を支援していく予定です。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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東北農村青年会議プロジェクト活動発表で登米の青年農業者が優秀賞を受賞!!

2012年12月10日 17時05分42秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 11月14日~15日にかけて,仙台市秋保において東北農村青年会議が開催されました。本会議は東北地域の農業青年が集い,技術交換・交流を通して経営のレベルアップを図るものです。その中で,日頃の営農活動を通して経営改善のために行ったプロジェクト活動の発表では,東北各県から選ばれた代表者6名の発表が行われました。
 宮城県代表として,登米市4Hクラブの佐藤瑛彦さんが,「熟成堆肥の生産と利用」と題して,良質堆肥生産への取り組み,その利用促進に向けた大豆生育調査と地域への働きかけについて発表し,見事,優秀賞に輝きました。
 佐藤さんは,来年2月に東京で行われる全国農村青年会議で東北代表として発表することが決まりました。当普及センターでも,佐藤さんの全国大会での発表や農村青年クラブの活動を支援していきます。

         

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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平成24年度登米圏域園芸特産振興研修会を開催しました

2012年12月10日 16時39分28秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 平成24年11月27日,登米市中田農村環境改善センターにおいて平成24年度登米圏域園芸特産振興研修会を開催しました。
 登米圏域の更なる農業生産の拡大のため,水稲,畜産に次ぐ品目として園芸部門の振興が大いに期待されているところであり,研修会を開催したものです。
 イタリア料理店を国内外にチェーン展開している株式会社サイゼリヤの直営農場である有限会社白河高原農場の矢作光啓氏から「世界の園芸技術そしてサイゼリヤの野菜の品質管理と復興支援」と題して御講演をいただきました。矢作氏が海外視察を重ねられた経験から海外農業に学ぶこと,土を見える化すること,サイゼリヤが求める野菜品質,低投資型水耕栽培の取り組みなど様々な視点からの講演内容でした。
 次いで,農業・園芸総合研究所の菊地園芸栽培部長からは「登米地域の園芸生産の可能性について」と題して講演をいただき,消費地から見た登米農業の印象や立地・販売条件を踏まえた品目選びや地域の戦略,今後可能性のある果樹品目としてフサスグリ,クラブアップル,サワールージュなどの提案がありました。
  普及センターでは,今後も関係機関等と連携して園芸振興を支援していきます。

      

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-6127
  FAX:0220-22-7522


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「酪農ガールズ」乳用牛改良講習会が開催されました

2012年12月10日 15時52分09秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 大河原管内は酪農が盛んな地域で,酪農家に嫁いだり就農した多くの若い女性が担い手として活躍していますが,酪農組合活動には親世代が参加することが多く,若い女性のネットワーク作りが望まれていました。そこで平成22年から大河原普及センターが事務局となり,18名から成る「酪農ガールズ」を結成して活動しています。 

 「酪農ガールズ」の活動は月1回集まり,酪農に関する技術を学んだり,牧場視察,繁殖台帳の記録を行っています。また勉強会のほかにフラワーアレンジメントや牧場看板つくり,フェイシャルエステ等の「カルチャーコーナー」も開催して,女性としても魅力的な酪農家を目指しています。

 12月3日には日本家畜貿易株式会社 竹内郁乃氏を講師として招き,乳用牛改良講習会を実施しました。乳用牛の体型審査や改良についての講義後,丸森町 長井牧場において実際に牛を見ながら体型審査について実地研修を行いました。参加者からは積極的な質問がされ,また「非常に勉強になった」という声が多く寄せられました。

 酪農における女性の役割は非常に大きいものとなっています。普及センターではこれからも「酪農ガールズ」の生産技術及び経営管理能力の向上や,ネットワークづくりの支援をしていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-31

 

                    


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