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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成24年産大豆の放射性物質吸収要因調査の実施

2012年12月10日 11時43分20秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 大豆の放射性セシウム基準値は,暫定規制値から新たな基準値に移行するまで一定期間の経過措置がとられていましたが,平成24年12月末で終了し,平成25年1月から食品中の放射性物質の基準値である100Bq/kgとなります。
  国等の試験研究機関では土壌中の放射性物質が大豆子実へ移行する関係を調査・研究中ですが,まだ不明な点が多く,吸収要因の解明と有効な吸収抑制対策の確立が急務となっています。
 今回,農林水産省では,大豆の放射性物質吸収要因調査のため全国に試料の提供を依頼しており,宮城県には30地点の協力依頼がありました。当普及センター管内では11月に6地点の聞き取り調査と試料の提供を行いました。今回の調査により一刻も早く,生産現場で営農技術指導等で活用できる放射性セシウムの吸収抑制及び回避技術が確立されることが期待されます。
  普及センターでは,今後も安全で安心できる農畜産物の生産支援をしていきます。
                  

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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「小さな力の商品開発」を学ぶ

2012年12月05日 11時43分13秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  平成24年11月28日大崎合庁において商品開発研修会を開催し,「小さな力の商品開発~売れるための仕掛け~」と題して,(株)パイロットフィッシュ代表取締役の五日市知香先生に御講演を頂きました。
 併せて普及センターからは,農産加工に取り組む場合の衛生管理について情報提供を行いました。
 五日市先生からは,商品開発にあたり素材を見極めること,商品を差別化すること,販売のターゲットをどうするか,話題性や発売のタイミング,パッケージデザインや商品名について,岩手県などで支援にあたってきた豊富な事例を交えながらお話しいただきました。参加者からは,「成功するためのポイントを学ぶことが出来た」「具体的に取り組むための基礎を教えてもらい参考になった」「今後のイベント販売時や商品開発の参考にしたい」などの感想を頂きました。
 普及センターでは,今後も商品開発に取り組もうとする意欲のある農業者を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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仙南米・食味分析鑑定コンクールの開催結果

2012年12月04日 17時26分39秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成25年に七ヶ宿町で開催される「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」に向けたプレ大会として,平成24年11月29日(木)に「仙南米・食味分析鑑定コンクール」が開催されました。
 今回初めての取り組みにもかかわらず,生産者及び関係機関の協力により管内2市7町他から「ひとめぼれ」「コシヒカリ」「つや姫」「やまのしずく」など136点のお米が出品されました。
 当日は第1次審査で食味値と味度値によって選抜された15点について,審査員15名により官能審査(香り,粘りや味などについて食べて判断)を行い,総合部門及び品種栽培部門毎に金賞受賞者を選出しました。
 また,来場者にも官能審査と同じ試食のご飯が振る舞われ,食べ比べが行われました。
 表彰式のあとには名稲会の遠藤五一氏から「中山間地域の農業を生きるために」と題して講演いただき,力強い言葉で励ましを受けました。
 普及センターでは今回や次年度の大会を契機として,七ヶ宿町をはじめ管内での良食味米生産への関心が高まるとともに,地域活性化につながることを期待しています。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138

   

(写真左)食味審査の様子                      (写真右)総合部門受賞者の皆様


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小麦「あおばの恋」の消費と地場産品への利活用拡大を目指して

2012年12月04日 10時17分33秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

平成21年の秋から作付された小麦品種「あおばの恋」は、製麺性に優れた硬質小麦で、仙南地域は登米地域に次ぐ産地となっています。
 この「あおばの恋」は、すでに地場産品である白石温麺の原料として使用されていますが、大河原農業改良普及センターでは、さらなる「あおばの恋」のPRと地場産品への利用拡大を図るため、仙南地域の菓子製造業者や直売所、農家レストランなどに商品の原料への利活用を提案してきました。
 このような中、白石市のお菓子屋さん(仙加苑)から秋限定の「いもがんづき」が登場しました。「あおばの恋」については、麺だけではなく「がんづき」の「もちもち感」にも合うとの評価をいただきました。第二弾として,冬限定の「ゆずがんづき」にも使用されています。
 今後、直売所オリジナル菓子の商品開発等、「あおばの恋」の製麺適性に限らない新たな一面も含めて提案していく予定です。
 普及センターでは、これからも作物の生産振興と地場産品等への利活用の取組みを積極的に支援してまいります。


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

        

(写真左)あおばの恋を使用した「がんづき」               (写真右)仙加苑の白石バイパス本店などで購入できます。


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「目で見て舌で感じて学び取ろう!」農産加工視察研修を開催

2012年12月03日 14時12分30秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 南三陸町では,今年10月に歌津地区にオープンした直売所「みなさん館」をはじめ,女性農業者による農産加工活動が活発化しています。そこで普及センターでは,南三陸町の農産加工初心者等を対象に,県内直売所の先進事例や売れる農産加工品の作り方を学んでもらうため,平成24年11月27日に農産加工視察研修会を開催しました。
 直売所の視察研修では,道の駅「上品の郷」,花野果市場,伊豆沼農産直売所の3カ所を訪問し,各直売所で参加者が気に入った商品を一つ見つけ,その理由を披露し合いました。味噌加工に取り組んでいる参加者は,「この味噌の加工品は,手に取りたくなるような包装だったので,自分たちも包装方法を工夫したい。」と,大変参考になったようでした。
 続いて,美里町の菜園レストラン「野の風」では,株式会社「はなやか」代表取締役の伊藤惠子氏を講師に,売れる農産加工品作り・販売方法について研修を行いました。伊藤氏からは「売れるかどうかというより,まずは作ってみること,出してみることが大事」,「最初に出した方が勝ち」,「直売所のブランドを何か一つでもいいから作り上げる。」とのアドバイスをいただきました。参加者らは,伊藤氏の想いの詰まったランチを食べながら,その言葉をかみしめていました。
 参加した女性農業者が,今回の研修成果を生かして自分たちの売れる農産加工品を作り上げられるよう,今後も普及センターでは支援します。


<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター
    地域農業班
〒988-0341
宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
電話 0226-29-6044


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