goo blog サービス終了のお知らせ 

宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

みやぎ農業未来塾「ステップアップスクール」開催

2012年12月26日 17時55分38秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成24年12月19日にみやぎ農業未来塾「ステップアップスクール」(先進地視察研修会)を開催しました。仙台普及センター管内では東日本大震災の影響を受け,作付けができなくなった農地の復旧が進み,新たに施設園芸に取り組む経営体も生まれております。
 そこで被災した若手農業者を対象に,園芸地帯の施設園芸の再開状況や農業後継者の取り組み,販売戦略などを学ぶため視察研修会を開催しました。
 当日は若手農業者18名が参加し,東松島市の株式会社イグナルファームと石巻市の株式会社スマイルファーム石巻を視察しました。保温効果と暖房費削減を狙った二重膜のハウス構造や,こだわりを持ってトマトを栽培していること,これからの販売の方向や経営管理体制などのお話を聞き,参加者は大変参考になった様子でした。
 今後も関係機関と連携し,農業後継者の営農支援をしていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA古川なす部会の実績検討会で天敵利用を総括

2012年12月26日 12時56分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

平成24年12月6日,JA古川なす部会は平成24年度の共販実績検討会を開催しました。この中で普及センターから今年の天敵利用の総括と今後の取り組みについて情報提供を行いました。
 なす部会では,平成22年からアザミウマやダニ類の防除としてスワルスキーカブリダニ、ミヤコカブリダニといった天敵を利用しています。天敵は難防除害虫の防除効果が高く農薬散布回数を減らせるといった効果が期待できることから、今年は約半数の部会員が導入しました。普及センターは、定点調査(9戸)のデータを基に今年の発生消長を分析し、7月下旬に害虫の発生が多かったことを踏まえ、大発生が予兆される場合は天敵に頼らず天敵に影響のない農薬を中心に早めに防除することが発生を抑えるポイントであることを説明しました。
 参加者からは、「アザミウマの発生が多くなると果実先端部のへそ部分が大きくなり、商品価値が下がるので農薬による防除も必要」、「夏場の暑いハウス内での防除回数が減って、とても楽になった」といった意見が出されました。

 普及センターでは、JAや部会員と連携を深めながら、更なる利用拡大に向け、生産者を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術第1班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA古川ササニシキ研究会で平成24年産水稲作柄を検討

2012年12月26日 08時42分24秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 JA古川ササニシキ研究会が主催する展示ほ総合検討会が12月20日(木)に開催され,平成24年産水稲作柄について検討しました。
 JA古川ササニシキ研究会は,市場が求める銘柄品種「ササニシキ」の作付け拡大と品質の向上を図るため,100名以上の農業者で組織されています。
 ササニシキは昭和38年に県水稲奨励品種となり,長きに渡って宮城県の主力品種として栽培されています。
 研究会では,栽培マニュアルの作成や展示ほ場の設置,現地検討会や講習会を通じてササニシキの栽培技術の向上を図っています。
 また,ササニシキの後継品種として期待される新品種「東北194号」の展示ほも設置し,検討会の中で「冷めたご飯にした場合のササニシキとの対比試食」をしました。
 普及センターでは,このような研究会の活動に対し,技術資料の提供や現地検討会での助言など宮城県産米の生産拡大,品質向上を図る活動を継続していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成24年度農事功績者表彰式が開催されました

2012年12月25日 11時29分12秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成24年11月21日,石垣記念ホール(東京都港区)において,平成24年度 第96回農事功績者表彰式が開催され,栗原市築館の三浦孝夫氏が緑白綬有功章を受章しました。
 農事功績者表彰は,公益社団法人大日本農会が主催する表彰事業で,総裁を務める桂宮殿下の御裁可をいただき授与されるもので,農事改良等への功績や地域農業発展への貢献が評価された農業実践の功労者に与えられます。
 栗原市築館の三浦孝夫氏は,いちごと水稲の複合経営を行っており,水稲作業の効率化により,栗原市内でいち早くいちご栽培を導入,地域への普及に尽力されました。効率的な水稲作業を基盤に,地域の先駆者としていちご栽培を牽引し,直売所を併設して観光農業の推進してきたほか,指導農業士としていちご栽培の後継者育成に尽力されてきたことが評価されたものです。
 歴史ある表彰事業の表彰式に出席,表彰状と緑白綬有功章を手にした三浦夫妻は,「大変光栄な章をいただきました。今後もますます努力していきます。」と話していました。

 

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も優良な水稲種子が作られました!!

2012年12月25日 09時39分25秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 管内には古川,中新田,小野田,岩出山に4つの水稲採種組合があり,面積は314.8ha(県内水稲採種面積の57%)で県内一のとなっています。各地区で作られている品種の構成は,古川がひとめぼれ,ササニシキ,たきたて,中新田がひとめぼれ,ササニシキBL,蔵の華,小野田がひとめぼれ,まなむすめ,げんきまる,岩出山がひとめぼれ,ゆきむすび,みやこがねもち,もちむすめの合計11品種(うるち7品種,もち2品種)となっています。
 今年は新しい取り組みとして,小野田を中心に水稲採種ほ場周辺のばか苗病対策のため予備審査を行いました。電子地図等を利用して,水稲採種ほ場周辺200m以内のほ場をマッピングし,採種組合員,JA,普及センター職員で200m以内のほ場全てを見回りました。そして,ばか苗病の株があった場合は,抜き取り,採種ほ場のイネの出穂前に周辺ほ場のばか苗病の発生率が基準内であることを確認しました。
 ほ場審査では①変種,異品種,異種類の農産物を含まないこと,②雑草が少発生であること,③種子伝染性の病害虫を含まないこと,④その他の病虫害と気象被害が2割以内であることを確認しました。結果,雑草が多発した約1haを除く全てのほ場が合格となりました。
 また,生産物審査項目の①異品種・異種穀粒を含まないこと,②雑草種子が0.2%以内であること,③害虫粒が0.5%以内,④発芽率が90%以上であることを確認しており,生産物の1,493,200kg全てが合格となりました。これは,10aあたり水稲種子4kgを使用した場合37,330ha相当となります。
 当普及センターでは,今後とも水稲種子生産を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成24年度第2回パソコン簿記研修会を開催しました

2012年12月25日 09時09分48秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成24年12月7日,登米市視聴覚センターにおいてパソコン簿記研修会を開催しました。今回は,第2回目の開催であり10名の新規就農者が参加し,パソコンによる農業簿記ソフトを使った経営管理から納税申告の仕方について学習しました。
 7月に第1回目のパソコン簿記研修会を開催し,パソコンの農業簿記ソフトを使った農業の経営管理のための入力方法等の基本について研修しました。
  今回は,前回に引き続き,納税申告を行うために必要な操作及び帳簿の処理について学びました。
 講師の株式会社ソリマチの門田氏から,参加者に対して,「高価なソフトを購入するのだから是非,特別控除65万円の控除を受けるよう頑張ってください」と激励された。
  普及センターでは,今後も新規就農者に対して関係機関等と連携して支援していきます。

〈連絡先〉宮城県登米農業改良普及センター 
     宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
     電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA栗っこ若柳水稲部会が稲作総合検討会を開催

2012年12月21日 10時54分55秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 栗原市のJA栗っこ若柳水稲部会(部会長:菅原義博氏)は,会員による生育調査や収量調査を行っており,一年間の調査活動の成果を話し合う平成24年稲作総合検討会を平成24年12月10日に大崎市鳴子温泉「鳴子ホテル」で開催されました。当日は,会員7名の他,JA栗っこ若柳支店担当者,展示ほの資材を提供するメーカーの技術担当者5名等14名が出席しました。
 最初に普及センターから「平成24年産水稲の作柄概況と次年度への課題」と題して,収量や品質に関わる要因解析の他,今年若柳地区で発生が目立ったばか苗病,イヌホタルイ・ノビエ等の水田雑草,斑点米カメムシ類の発生要因と防除対策等について説明しました。その後,参加した部会員各々が展示ほの生育・収量調査結果,展示資材の効果,課題について発表し合いました。検討の場では,中・後期除草剤の散布が後手に回りイヌホタルイの多発を招いたこと,動噴を使用して適期に殺虫剤を散布したところカメムシの被害がほとんどなかったこと,つや姫や萌えみのりといった新品種が倒伏しづらく栽培しやすいことなど次年度の稲作につながる貴重な意見が数多く出されていました。
 水稲部会としては今年多発したイヌホタルイの除草に全力で取り組むこと,そのために一発除草を基本とする環境保全米のみならず,各々の雑草の発生状況をしっかり判断して,初期剤・一発剤・中期剤の組合せが可能なマニュアル米,一発剤+中期剤を基本とする慣行栽培米等にも取り組むことになりました。

稲作総合検討会であいさつする菅原水稲部会長

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437    FAX:0228-22-6144

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セールススキルアップ講習会を開催

2012年12月20日 16時37分28秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成24年12月9日に第3回のセールススキルアップ講習会を開催しました。
黒川地域の若手農業者を中心に,直売所出荷者8名が参加しました。
 セールススキルアップ講習会は全3回の開催で,第1回は「儲かる経営計画作成のポイント」,第2回は「魅力ある商品づくりのポイント」について,福島県郡山市の鈴木光一先生に講義していただきました。第3回は鈴木先生の手掛けるイベント「あぐり市」を視察し,商品PRの実際について研修を行いました。
 あぐり市は,郊外の農家と街中の消費者をつなぐイベントとして,年数回開催しており,8月と12月には,農産物の作品発表会が行われています。今回はさらに,郡山ブランド野菜を使った焼き野菜の試食も行われており,作品発表会に並んでいる野菜を実際に食べることもできました。
 色鮮やかな野菜やPOPを見た参加者からは,「冬場にこんなに鮮やかな野菜が並んでいたら楽しい。来年は少しチャレンジしてみたい」という意見がありました。来年の作付の勉強のため,様々な色のにんじんを買って,研究するという参加者もいました。
 普及センターでは,売れる商品作りやPRについて,今後も支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

果樹導入で売上アップ!ぶどう等の栽培講習会が開かれる

2012年12月20日 11時13分52秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 大崎市内の2ヶ所で果樹の導入による売上アップを目指して,ぶどうを始めとした果樹の栽培講習会が行われました。
 大崎市内には水稲育苗用のビニールハウス等を利用してぶどうを栽培する農業者が多く,なかには品質優良な果実を生産し,農産物直売所等で販売する方もいます。
 こうして生産される果実をより多く販売に仕向けようと,各直売所や農業者団体では生産技術の向上を図る研修の機会を設けています。
 12月12日には大崎市あ・ら・伊達な道の駅の直売部会が参加者10名を集めて,ぶどう,もも等の栽培講習会を開催しました。
 また,12月13日にはJA古川清滝支店の支援を受けて,大崎市清滝地区の農業者団体がぶどうの栽培講習会を開催し,14名が参加しました。
 いずれの講習会でも参加者は年間を通した栽培管理の説明に聞き入り,せん定で行う枝の配置や切り戻しの方法について,質疑を行いながら熱心に学んでいました。
 今後も当普及センターでは関係機関と協力しながら,直売所の売上や農家所得の増加を目指すための活動を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター先進技術班
 TEL:0229-91-0726
 FAX:0229-23-0910

    


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栗原の米づくりを担う稲作実践盟友会が稲作総合検討会を開催

2012年12月18日 16時06分14秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

栗原市の稲作実践盟友会(会長:伊藤基夫氏,会員24名)は平成5年に市内の大規模稲作農家が技術の研さんと稲作経営の発展について相互に検討し合うことを目的に設立した組織であり,会員による生育調査や収量調査,稲作経営に関する研修会等を実施しています。
 平成24年12月10日に大崎市鳴子温泉「幸雲閣」において平成24年稲作総合検討会が開催されました。当日は,会員14名の他,資材を提供するメーカーの技術担当者等7名の21名が出席しました。
 恒例の「ひとめぼれ低コスト多収穫コンクール」において,収量・食味・記帳の3点で優れた経営者に贈られる総合1位に栗原市一迫の(有)ライスサービス高橋の高橋文彦氏が輝き,表彰されるとともに収量と食味を両立させるコツについて事例発表を行いました。雑草防除に多くの農家が苦労する中,高橋氏の水田では雑草がほとんどなく,カメムシによる被害も見られませんでした。その他の会員においても収量は10a当たり600kgを超えたにもかかわらず,品質は平年並を維持するなど高い技術力が立証されました。
 その後,普及センターが講師となり,「平成24年産水稲の作柄概況と次年度への課題」と題して,収量や品質に関わる要因解析の他,次年度へ向けてばか苗病,水田雑草,斑点米カメムシ類の防除対策について説明,会員もお互いの成功事例や失敗事例について意見を出し合いました。さらに農業資材メーカーの技術担当者が,それぞれの資材の特徴をアドバイスし,次年度の病害虫と雑草対策について内容を深めることができました。    地域の米づくりのリーダーである稲作実践盟友会の会員とともに,次年度の米づくりへ向けて,技術の普及を図っていきたいと思います。

総合部門1位に輝き,伊藤会長より表彰される高橋文彦氏

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404    FAX:0228-22-6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする