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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA栗っこ若柳水稲部会が稲作総合検討会を開催

2012年12月21日 10時54分55秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 栗原市のJA栗っこ若柳水稲部会(部会長:菅原義博氏)は,会員による生育調査や収量調査を行っており,一年間の調査活動の成果を話し合う平成24年稲作総合検討会を平成24年12月10日に大崎市鳴子温泉「鳴子ホテル」で開催されました。当日は,会員7名の他,JA栗っこ若柳支店担当者,展示ほの資材を提供するメーカーの技術担当者5名等14名が出席しました。
 最初に普及センターから「平成24年産水稲の作柄概況と次年度への課題」と題して,収量や品質に関わる要因解析の他,今年若柳地区で発生が目立ったばか苗病,イヌホタルイ・ノビエ等の水田雑草,斑点米カメムシ類の発生要因と防除対策等について説明しました。その後,参加した部会員各々が展示ほの生育・収量調査結果,展示資材の効果,課題について発表し合いました。検討の場では,中・後期除草剤の散布が後手に回りイヌホタルイの多発を招いたこと,動噴を使用して適期に殺虫剤を散布したところカメムシの被害がほとんどなかったこと,つや姫や萌えみのりといった新品種が倒伏しづらく栽培しやすいことなど次年度の稲作につながる貴重な意見が数多く出されていました。
 水稲部会としては今年多発したイヌホタルイの除草に全力で取り組むこと,そのために一発除草を基本とする環境保全米のみならず,各々の雑草の発生状況をしっかり判断して,初期剤・一発剤・中期剤の組合せが可能なマニュアル米,一発剤+中期剤を基本とする慣行栽培米等にも取り組むことになりました。

稲作総合検討会であいさつする菅原水稲部会長

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437    FAX:0228-22-6144

 


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