丸森町の養蚕は,古くから県内一の産地であり,現在でも7戸の養蚕農家が繭4トン,それで仮にきものを作ると約800着分を生産しています。その伝統ある丸森の養蚕について,一般の方々に広く理解してもらうため,丸森シルクフェスタin齋理が平成25年10月1日から11月4日まで蔵の郷土館齋理屋敷(丸森町字町西25)で開催されます。
展示内容は,養蚕に関する地場産品の地織り,繭クラフト,真綿製品,シルク和紙等です。当普及センターでは,カイコ幼虫の飼育展示について支援を行っています。
カイコの一生は,ふ化してから約1か月間で4回脱皮し5齢幼虫で繭を作り蛹になり,その後約2週間で成虫の蛾になります。今回は,10月1日に2齢幼虫から飼育展示を始め,10月20日ごろから繭を作り始めます。カイコの品種は日本原種の「小石丸」ほか2品種です。餌の桑葉は,丸森町耕野の養蚕農家の協力を得ています。
普及センターでは,今後も伝統産業の活用支援を継続していきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431,FAX:0224-53-3138
カイコ幼虫飼育展示 丸森シルクフェスタ展示