登米地域では、促成作、夏秋どり、抑制作の3つの作型で3月から11月まで出荷が行われており、宮城県内一のきゅうりの生産地となっています。
きゅうりは病気にかかりやすく管理がとても難しい作物ですが、近年では病気に抵抗性を持つ品種が開発され、病害防除の回数が減らせるようになってきました。そこで今作から、害虫の防除回数も減らそうと、県外他産地で導入実績のある天敵製剤を導入し、効果を実証することになりました。
天敵製剤の利用は、薬剤散布回数低減による省力化だけでなく、環境負荷低減の効果も期待されます。普及センターでは、天敵の定着度と発生している害虫を定期的に調査しています。
今後も、天敵製剤の種類や特徴、導入上の注意点など、きゅうりの生産技術向上のため、情報発信を行ってまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522