食料生産地域再生のための先端技術展開事業(先端プロ)では,東日本大震災の被災地域を新たな食料生産地域として再生するため,様々な研究機関が実証研究を行っています。研究の中間成果の検討のため,平成28年11月2日に山元町,岩沼市,名取市の実証ほ場において,研究の成果を確認する現地調査が行われました。
当日は,学識経験者や行政関係者を含む運営委員が,大規模な園芸施設におけるイチゴやトマトの栽培体系,露地野菜(キャベツ)の省力機械化体系,大区画ほ場における乾田直播による稲・麦・大豆の生産体系等を視察し,研究担当者の説明を受けました。委員からは,「これからの技術を先導すると期待される」「他への波及が進んでいることは評価できる」等の意見が出されました。
今後,これらの先端技術を活用しながら,津波被災地の農業の復興が加速することが期待されます。
<連絡先>宮城県農林水産部農業振興課普及支援班
電話:022-211-2837 FAX:022-211-2839