登米地域では,省力・低コスト稲作を目指した乾田直播栽培が行われており,今年は新しい農薬と高速播種機の実証に取り組んでいます。
登米市豊里町の個別経営体では,4月16日に殺菌剤(いもち病,紋枯病)や殺虫剤(イネツトムシ,イネドロオイムシ,イネミズゾウムシ,ニカメイチュウ)を種籾に塗沫処理(コーティング)したササニシキでの乾田直播栽培の播種作業(1ha)が行われ,その効果として防除作業の省力化等が期待されます。
農事組合法人ときなみファームでは,4月17日に8条点播の高速高精度汎用播種機によるひとめほれ乾田直播栽培の播種作業(4ha)が行われました。大豆や麦類の播種にも使え汎用利用による低コスト化等が期待されます。
登米地域の水稲直播栽培は452haと県内の作付面積の12%を占め,うち乾田直播は直播栽培の4割に当たる187haの取組となっています(令和元年産)。普及センターでは,今後も水稲直播栽培の普及拡大を支援してまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
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