野生鳥獣による農作物被害対策は,全国的に課題となっています。仙南地域においても,イノシシ,サルなどによる被害が増加しており(被害額:H21約3,600万円),特にイノシシは移動範囲が広いため被害も広域に渡り,単独の市町だけの対策には限界があります。
農作物が被害にあうことによる経済的な損失はもとより,精神面への影響,さらには耕作放棄地の増加といった環境面への影響など,集落全体へ及ぼす影響も大きいことが懸念されています。
これまで鳥獣害防止対策は,主に侵入防止施設の設置や捕獲による駆除などの個体数調整により実施されてきましたが,より効果的な対策のためには,獣類の生態を理解し,取り組むことが必要であると考えられます。
このことから,イノシシの生態や地域ぐるみで行う有効な獣害対策についての具体的な方法等の共有化を図ることを目的として,平成22年12月14日(火)に大河原合同庁舎で管内及び仙台圏域の農業者,猟友会,行政関係者等147名を対象に研修会を開催しました。
講師の独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センター主任研究員上田弘則氏から,「イノシシの生態と被害対策」と題した講演並びにビデオでイノシシの侵入の様子を交えながらの生態や防除事例が紹介され,その中で集落がイノシシを寄せない環境づくりや侵入防止柵などの被害防除対策を地域が一体となって取り組んでいくことの重要性が強調されました。
参加者からはわかりやすい内容で参考になったという感想をいただきました。
今後も圏域全体で情報を共有しながら防除対策に取り組んで参ります。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138
農作物が被害にあうことによる経済的な損失はもとより,精神面への影響,さらには耕作放棄地の増加といった環境面への影響など,集落全体へ及ぼす影響も大きいことが懸念されています。
これまで鳥獣害防止対策は,主に侵入防止施設の設置や捕獲による駆除などの個体数調整により実施されてきましたが,より効果的な対策のためには,獣類の生態を理解し,取り組むことが必要であると考えられます。
このことから,イノシシの生態や地域ぐるみで行う有効な獣害対策についての具体的な方法等の共有化を図ることを目的として,平成22年12月14日(火)に大河原合同庁舎で管内及び仙台圏域の農業者,猟友会,行政関係者等147名を対象に研修会を開催しました。
講師の独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センター主任研究員上田弘則氏から,「イノシシの生態と被害対策」と題した講演並びにビデオでイノシシの侵入の様子を交えながらの生態や防除事例が紹介され,その中で集落がイノシシを寄せない環境づくりや侵入防止柵などの被害防除対策を地域が一体となって取り組んでいくことの重要性が強調されました。
参加者からはわかりやすい内容で参考になったという感想をいただきました。
今後も圏域全体で情報を共有しながら防除対策に取り組んで参ります。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138