栗原市一迫水稲採種事業創立50周年記念式典が,令和元年11月27日に築館のホテルグランドプラザ浦島で開催されました。
県内における採種事業は明治から行われていましたが,昭和27年に「主要農作物種子法」が制定され,採種ほが知事の指定を受け,審査に合格したものが種子として流通する体制が整えられました。
昭和30年代は,一迫町の3農協(一迫・金田・長崎)にあった水稲採種ほの種子調整作業は脱穀機や唐箕を使用した手作業で行われていましたが,機械化による種子の均質化などを図るため,昭和43年に一迫町農協種子センターが県内で初めて設置され,翌年には採種組合(農協水稲採種部)が組織されました。この取組がモデルとなり,県内の各地にも種子センターが導入されています(宮城米改良協会「30年のあゆみ」より)。
記念式典では,高橋水稲採種組合長の式辞に続き,採種事業に功労のあった歴代組合長など13名に感謝状が贈呈されました。
式典に続き開催された懇談会では,水稲採種を続けてきての苦労話や昔懐かしい話などが会場内で交わされ,また,今後の種子生産に向けての意気込みも感じられました。
普及センターでは,ブランド米の礎となる,優良種子の生産の支援を続けてまいります。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-22-9404 FAX:0228-22-6144
記念式典での高橋水稲採種組合長の式辞
水稲採種事業に功績のあった組合員への功労者表彰
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