
令和5年4月13日にJAいしのまき主催で水稲品種「だて正夢」の栽培講習会が開催されました。当普及センターから作物担当普及指導員が講師として参加し、だて正夢の令和4年の作柄と栽培ポイントについて農業者に説明しました。だて正夢は販売開始から5年が経過しましたが、さらに良い品質や収量を高め、安定した生産が必要となります。
令和4年産「だて正夢」の生育状況は石巻農業改良普及センター管内では穂数、籾数ともに平年より7~14%減少したものの、千粒重は平年比102%となり、聞き取り実収では570㎏/10aと良好でした。
「だて正夢」の高品質安定生産のためのポイントとしては、田植えを5月中旬に行い、その際の植付株数を60~70株/坪にすると良いとされています。ほかにも土づくり、追肥など栽培のポイントについて講義し、参加者は令和5年産の栽培の参考としていました。
石巻管内の令和5年の「だて正夢」の作付予定は54haです。今年も美味しいみやぎ米を作るために地域一丸となって取り組んでいきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999