宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

中山間地域における精密,省力なスマート水稲種子生産技術の実証がスタート

2021年05月25日 16時12分22秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 県では,農業生産性の向上や省力化を図るため,スマート農業技術を含むICTを活用したアグリテックを推進しています。
 これまで,主に平坦部におけるスマート農業技術の実証を行ってきました。
 新たな取り組みとして,令和2年度から農林水産省の「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」により,水稲採種事業を行う宮城県加美町の農事組合法人「いかずち」を実証農場とした,「中山間地域における精密,省力なスマート水稲種子生産技術の実証」に取り組んでいます。
 「いかずち」の水稲採種ほで,実証するスマート農業技術の一つである直進アシスト田植機による田植えが始まり,令和3年5月14日に試験研究機関や現地の大崎農業改良普及センターの実証メンバーと作業状況を確認しました。
 オペレータかの聞き取りでは,直進アシスト機能のおかげで作業がはかどり,田植えは順調とのことでした。
 このほ場では。この後,自動操舵機能付き水田除草機による効率的な異株・雑草除去の実証を行うほか,水田遠隔水制御装置と水田センサによる水管理省力化や,農業用ドローンにによる防除作業効率化の実証を順次行っていく予定です。

「連絡先」 宮城県農政部農業振興課普及支援班 TEL 022ー211ー2837

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関係機関の新規採用職員への特別ゼミを開催しました

2021年05月25日 13時37分18秒 | ⑩要請・緊急対策,その他
令和3年5月20日,普及センターと連携して農業者の指導等に携わる機会が多い,公益社団法人みやぎ農業振興公社の新規採用職員等6名を対象に特別ゼミが開催されました。みやぎ農業振興公社では,新規採用職員を7年ぶりに採用したこと,多くの職員が非農家出身であることから,その人材育成に向けての基本方針を策定し,新任期の職員育成のための研修の一環として,普及センターに講師の要請があって開催されたものです。当日は,一般社団法人宮城県農業会議の新規採用職員2名も参加しました。
 特別ゼミでは,普及センター所長が講師となり,「みやぎの農業の特徴」,「みやぎ食と農の県民条例基本計画」,「宮城県農政部の組織と業務」,「令和3年度宮城県農業行政の概要」について講話を行いました。
 終了後,出席した新規採用職員からは,「宮城県の農業や行政のあり方,普及センターの業務等について理解することができた」との感想がありました。
 この特別ゼミを通じて,みやぎの農業振興のためには,普及センターのみならず,関係機関の人材育成も必要であることの確認をすることができました。 
 

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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新規就農者のサポート巡回を行いました

2021年05月25日 13時30分34秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 令和3年4月26日(月)から5月13日(木)にかけて,仙台市内の農業次世代人材投資事業を利用する新規就農者を対象に,仙台市,JA仙台とともにサポート巡回を行いました。
対象者は就農1年目から5年目までの農業者で,大半が露地野菜を栽培しており,忙しく育苗・定植作業を行っていました。
また,ほ場は,作付前の準備をしているところや,苗の定植を終えたばかりのところ,越冬した作物の収穫を待つところなど,様々な状態でしたが,しっかりと管理されており,農業への熱い意気込みが感じられました。
 対象者は農作業だけでなく,よりよい経営に向けて,年間作付計画の作成や,栽培品目の見直し,規模拡大に向けた検討に着手する姿も見られました。
 普及センターでは今後も,関係機関と連携しながら,新規就農者含め,地域の担い手の確保・育成に努めていきます。
 

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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直進アシスト田植機による省力田植作業が行われています。

2021年05月25日 11時07分14秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 測位衛星を使った高精度測位(D-GNSS)により,直進時に自動運転アシストする田植機が「直進アシスト田植機」です。この機能を装備した田植機での移植作業により,作業精度の向上とオペレーターの作業負担の軽減,省力化などが図られます。
 加美町で種子生産を行っている農事組合法人いかずちでは,国のスマート農業実証プロジェクトを活用し,ICTを活用したスマート水稲種子生産に取り組んでいます。写真は,直進アシスト田植機での作業風景です。直進作業中はハンドル操作をする必要がないため,オペレーターの疲労度や負担の軽減が図られ,大面積経営にはメリットがあると思われます。
 この実証事業では,今回紹介した田植のあとの除草作業で,自動操舵付き水田除草機を使い,水稲種子生産で人手が多くかかる異株除去作業の時間短縮を実証する予定です。
 この他,ドローン2台の協調散布による防除作業や用水のかけひきを遠隔水管理制御装置で行い,水管理時間の削減を実証する取り組みなどを行う計画ですので,今後もご期待ください。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726 ,0727   FAX:0229-23-0910


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優良品種決定現地調査の田植え作業を行いました

2021年05月25日 08時55分13秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給
 年々変化する社会情勢や環境,様々な米需要に対応するため,本県でも水稲の品種改良に取り組んでいます。本県に適する品種を選定するため,その育成過程では,現地のほ場で実際に栽培を行い,栽培適性や収量,品質といった形質等を確認する必要があります。
 普及センターでは,本県稲作の試験研究を担う古川農業試験場と協力して,現地ほ場での栽培試験を実施しています。県内で収集された調査データを基に,優れたものが「優良品種」としてデビューします。
 気仙沼管内では,5月17日に4つの系統の田植えを行いました。今後,対照品種のひとめぼれと比較して調査を行っていきます。
<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 
 TEL:0226-25-8069    FAX:0226-22-1606

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