宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和3年産麦類の現地検討会が開催されました

2021年05月06日 17時35分40秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援


 4月に入り,鹿島台地区は15日,南郷地区は16日,涌谷地区は19日,松山地区は21日と,管内各地で麦類の現地検討会が開催され,田植え準備など農作業で忙しい中,多くの生産者が参加しました。
 昨年に引き続き感染症対策のため会議室等での座学は最小限とし,現地ほ場での巡回調査・検討に重点を置いて開催されました。
 現地検討会では,各生産者のほ場を巡回して生育状況を調査し,減数分裂期追肥の時期や施肥量等を中心に検討しました。今年は,冬の寒さが厳しかったことから,昨秋の播種時期の遅早により,生育の進みに大きな差が見られました。
 麦類の栽培においては,今回の追肥判断の後も,赤かび病の防除や適期収穫など,収量や品質に大きく影響する時期が続くので,普及センターでは今後も麦類の安定生産のために継続して支援していきます。

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

りんご凍霜害被害に関する果樹生育情報号外を発行しました

2021年05月06日 15時35分14秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 栗原管内では4/9~11,4/15~16に寒気が入り,りんごにおいて開花直前の花に凍霜害が発生しました。管内でも特に生育ステージが早かった地域では被害が大きく,今後収量への影響が懸念されます。
 現場では生産者の高齢化等に伴い,燃焼法や散水凍結法など凍霜害に対応する技術を実施できない生産者が多いことから,各自が被害状況を確認し,その被害状況に応じた適切な栽培管理が必要となっています。そこで,生産者に対し被害状況を確認するよう促したほか,果樹生育情報号外を発行し,被害を受けた後の栽培管理法について周知しました。
 本年の生育は平年より6~9日早く,その分凍霜害に遭遇する危険性が高い状況となっています。本格的に開花期を迎えるこれからの時期も,まだまだ油断できません。
 普及センターでは今後もタイムリーな情報提供,技術指導により,果樹の安定生産を支援して参ります。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター地域農業班   
TEL:0228-22-9437/FAX:0228-22-6144

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする