測位衛星を使った高精度測位(D-GNSS)により,直進時に自動運転アシストする田植機が「直進アシスト田植機」です。この機能を装備した田植機での移植作業により,作業精度の向上とオペレーターの作業負担の軽減,省力化などが図られます。
加美町で種子生産を行っている農事組合法人いかずちでは,国のスマート農業実証プロジェクトを活用し,ICTを活用したスマート水稲種子生産に取り組んでいます。写真は,直進アシスト田植機での作業風景です。直進作業中はハンドル操作をする必要がないため,オペレーターの疲労度や負担の軽減が図られ,大面積経営にはメリットがあると思われます。
この実証事業では,今回紹介した田植のあとの除草作業で,自動操舵付き水田除草機を使い,水稲種子生産で人手が多くかかる異株除去作業の時間短縮を実証する予定です。
この他,ドローン2台の協調散布による防除作業や用水のかけひきを遠隔水管理制御装置で行い,水管理時間の削減を実証する取り組みなどを行う計画ですので,今後もご期待ください。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 ,0727 FAX:0229-23-0910
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