宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

南三陸町歌津で鳥獣被害対策に向けた集落点検マップを作成しました

2020年11月30日 15時25分27秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 当普及センターでは,南三陸町歌津田表地区を対象に「集落ぐるみの鳥獣被害対策モデル事業」を活用して効果的な鳥獣被害対策について検討しています。
 令和2年11月19日に第2回目の勉強会を開催しました。(一社)サスティナビリティセンターの相澤氏を講師に,地域住民と現地ほ場をまわりながら誘引物や野生動物の痕跡などの周辺環境や防護柵の設置状況を点検しました。その後,室内で集落点検の内容をマップに落とし込みながら問題点の洗い出しを行い,今後の対策の進め方について検討を行いました。
 次回は,次年度の防護柵設置に向けた具体的な方策について検討を行っていく予定です。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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JA新みやぎ仙台小ねぎ部会「栽培技術の見える化」検討会を開催しました

2020年11月30日 15時19分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  普及センターでは,今年度からJA新みやぎ仙台小ねぎ部会とプロジェクト課題に取り組んでおり,その中で,若手生産者の栽培モデル指標とするため「栽培技術の見える化」を目指して,熟練生産者のほ場で小ねぎ栽培で重要とされているかん水管理と環境データの測定・記録を行ってきました。

 春から実証ほで調査を行っており,その調査結果の検討会を11月20日(金)に開催しました。
 かん水管理では,各生産者のほ場毎で特徴があることが分かり,基本的な栽培管理のポイントの共通点を確認することができました。また,調査結果から生産者同士が自分のほ場とどう違うかなど意見交換を活発に行うことができました。

 普及センターでは,今回の検討会の意見を参考に「栽培技術の見える化」へ向けて取り組むとともに,引き続き仙台小ねぎ部会の栽培技術等の支援を行っていきます。

 

 

 

 

 <問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

 


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第4回全国ササニシキ系「ささ王」決定戦2020

2020年11月30日 13時11分22秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年11月20日宮城県古川農業試験場を会場に,第4回「ささ王」決定戦が開催されました。新型コロナ感染対策として最小限の参加人数とし,「三つの密」を避けるなど,「新しい生活様式」を十分考慮した開催となりました。
 「ささ王」決定戦は,昨年から応募範囲を全国に拡大し,大崎市商標:「ささ結」(品種名:東北194号で定める基準(①環境配慮,②食味重視)を満たした米)25点,ササニシキ61点,計86点(昨年66点)と過去最大の出品数となり,県外からも5点が出品されました。審査は,第1次審査を通過した9名10点を最終審査として,炊きたてと酢飯の食味官能審査により,大崎市の関孝浩氏が第4回ささ王となりました。
 大崎の米『ささ結』ブランドコンソーシアムの取り組みは,今年で6年目となり,大崎寿司業組合や酒造会社等も参加しブランド化を進めています。『ささ結』は好評でヨークベニマルをはじめ首都圏のスーパーでの販売も定着してきており,実需者からも,数量が少ないため増産を求める声が大きく,さらなる生産拡大と品質向上が期待されています。また,令和元年度産から『ささ結』ブランド認証の基準に,豊饒の大地「大崎耕土」世界農業遺産ブランド認証を受けていることが追加され,生き物調査を行うなど,環境に配慮した米づくりが一層強化されています。
 東北194号の作付は,今年度が過去最高の131.8haとなりました。次年度以降は,全てが『ささ結』となるように,栽培技術向上,食品の安全,環境保全,経営改善等の実現が図られるよう支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

 


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