宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

飲食店を活用した販路拡大について学びました

2015年12月08日 17時07分34秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成27年12月2日に,登米合同庁舎において,みやぎ農業未来塾・女性農業のためのステップアップ講座「飲食店を活用した販路拡大の可能性」を開催しました。
  農産物の多様な販路チャネルの一つとして飲食店があること,そして自らの農業経営 において飲食店が販売チャネルになるのかどうかを理解することを目的に開催しまし  た。当日は若手農業者,女性農業者をはじめ13名が参加しました。
  講師に株式会社ぐるなびの担当者をお招きし,外食産業の実態や飲食店との取引の現 状についてお話し頂きました。
  研修会では「飲食店は産直をキーワードに営業したいと思っており,実際に農業者か ら直接農産物を取引している飲食店は味,品質,鮮度の点で満足している。農業者が飲 食店への営業を行う際にはコストを考えた提案型の売り方が必要である。」などといっ た講義をいただきました。その後のディスカッションでは,参加者と講師との積極的な 意見交換が行われたほか,研修会の終わりには名刺交換も行われ有意義な研修会となり ました。
    普及センターでは今後も継続的に若手農業者,女性農業者の育成および農業者の経営向上を支援していきます。

 

 

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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平成27年度宮城県農業士会技術交換交流会開催 県内一の農業生産地域 登米市へ 「おらほさ きてみらいん」

2015年12月08日 17時01分13秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  去る平成27年11月26日(木)から27日(金)にかけて,宮城県農業士会技術交換交流会が開催されました。
    これは宮城県農業士会が毎年開催している行事で,優れた農業経営を実践し地域農業の振興及び農業後継者の育成指導に貢献している県内の農業士が一堂に会し,県内の農業士や農業関連施設等の技術及び経営状況について研修を行うものです。今年は登米市,南三陸町を会場に開催され,40名ほどの参加がありました。
   
    1日目は登米市迫町にある「有限会社 伊豆沼農産」で,経営状況とこれからの展望を研修しました。『農業を食業に変える』という経営理念のもと,地域の資源を地域の人とともに見つめ,発信する活動の様子などを紹介いただき,昨年リニューアルオープンしたくんぺるレストラン,くんぺる直売マーケット,さらに今年に新たに設備した食農体験ファーム・都市農村交流館・生ハム体験工房等も見学し,内容の濃い視察研修会のスタートを切りました。
    続いて,繁殖牛70頭,肥育牛140頭を飼養する畜産の大規模経営を行う,指導農業士 千葉 啓 氏の畜舎を訪れ,最新の給餌システムのほか,宮城県総合畜産共進会や平成24年に長崎県で行われた全国和牛能力共進会で上位入賞を果たしているハイレベルな飼養技術を研修しました。
    3ヶ所目は登米市米山町の「有限会社 おっとちグリーンステーション」を訪れ,こだわりの土づくりによるこまつな栽培のほか,高い抗酸化と栄養価,味,色,風味を損なわない野菜パウダーへの取組状況について伺ってきました。
    最後に,登米市中田町にある「有限会社 エヌ.オー.エー」では,最新の大型農業機械等を見学しながら,おいしく安全な農産物を消費者の方へ届けるために実践している土づくり,循環型農業について話を伺ってきました。
   
    2日目は南三陸町にて,津波復旧農地や営農組合を視察し,震災後の沿岸地域の農業について理解を深めました
   
    参加者からは,「登米市の農業は先進的な農業経営体が多い。非常に内容の濃い研修会であった」との声が聞かれ,視察研修会後の懇親会でも,話題が尽きることはありませんでした。

 

<伊豆沼農産にて(指導農業士 伊藤秀雄 氏)>

<指導農業士 千葉 啓 氏 畜舎にて>

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 

 


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豊里町の秋山廣さんが竹駒産業文化賞を受賞しました

2015年12月08日 15時03分34秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成27年11月23日,岩沼市の竹駒神社にて,竹駒産業文化賞授賞式が開催され,登米市豊里町二ツ屋の秋山 廣(あきやま ひろし)氏が個人・農業部門で受賞しました。
 秋山氏は水稲新品種の採用に当たって,普及センターが実施する「水稲奨励品種決定現地試験」を,昭和40年度から現在まで担当してきました。その間,必要な作業機械の確保や更新,農地整備などによるほ場の変更といった問題点を克服し,51年の長きにわたって1年も欠かさず試験を維持し,現在の県の主な水稲奨励品種である「ひとめぼれ」「まなむすめ」「ヒメノモチ」等の品種が世に出ることに寄与してきたことが高く評価され受賞に至りました。
 普及センターでは,秋山氏に今後の試験も継続して担当していただき,本県の水稲新品種の採用に協力してもらう所存です。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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地域食材活用講習会を開催しました

2015年12月08日 13時51分23秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 

 

 

平成27年12月2日,南三陸町入谷公民館で,本吉農業改良普及センター主催による地域食材活用講習会を開催し,近隣の登米市・本吉町からも地域食材に関心のある方が11名集まりました。

講師には,南三陸町で味噌や漬け物づくりをしている「ぬくもり工房」のお母さん方をお迎えし,お母さん方の畑で生産されたこんにゃく芋と生姜を使い,生芋からのこんにゃく作りと生姜の混ぜご飯の素作りを作りました。

参加者全員こんにゃくづくりは初めてで,興味津々に調理に挑んでいました。調理の途中,参加者から「生のこんにゃく芋を見てみたい」という声が上がり,急遽自宅からこんにゃく芋そのものを取ってくるという場面もありました。

実食では,参加者はみな口をそろえて「美味しい!」「優しい味で心も体も温まる」「うちでも作ってみたい」話し,こんにゃくも生姜ご飯もおかわりしていました。

普及センターでは,今後も農山漁村ならではの特性を活かした加工品づくりを支援していきます。

                                         

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班

〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2

0226-29-6044


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宮城県農業士技術交流会 南三陸町で開催

2015年12月08日 09時44分26秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

宮城県農業士会で、11月26日と27日の2日間、登米市と南三陸町を会場に平成27年度宮城県農業士技術交流会を開催しました。

南三陸町では、27日に西戸川地区の津波被災農地の復旧状況を視察した他、津波で被災した菊農家が震災後新たに設立した、南三陸町復興組合「華」の鉄骨ハウスにて、菊の栽培や経営について、技術交換を行いました。

参加者からは、「農業士がそれぞれどのような農業経営を展開しているのか、直接訪ねて技術交換できたのは大変有意義だった。」と感想が聞かれました。

本吉農業改良普及センターでは、地域の農業の発展に取り組んでいる農業士の方々の活動を今後とも支援していきます。

 

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター    地域農業班

 〒988-0341 

宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2

  電話 0226-29-6044


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