JAあさひなでは,アスパラガスを新たな園芸振興の目玉として位置づけ,平成27年11月27日に同営農センター大会議室においてアスパラガス講習会を開催しました。
先進地事例として,山形県最上町アスパラ生産協議会の齋藤菊雄氏をお招きし,平成5年の大冷害で水稲単作地帯が大打撃を被ったことをきっかけに,行政や試験研究と取り組んできた最上町アスパラガス生産協議会について講演いただきました。平成16年の作付開始時点で,生産者48名,作付面積7.8haと官民一体となった活動でスタートし,現在は100名を超える生産者で40ha以上の規模となっていることなどを紹介されると,本日の受講者も共同の力の強さを感じ入っているようでした。
アスパラガスは,10年以上同一ほ場で生産を継続することが可能であることから,普及センターからは,失敗しないためのほ場選定や10年先を見据えた土づくりの大切さ等について説明しました。今後は,JAあさひなと共に,先進地に学び,先進地を超えるようなアスパラガスの産地づくりの支援を行ってまいります。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp