1月21日に東松島市大曲でJAいしのまき主催のブドウ栽培講習会が開催されました。JA直売所のブドウ生産者や栽培志向者など20名余りの参加がありました。
宮城県農業・園芸総合研究所園芸栽培部の柴田技師が講師に招かれ,‘紅伊豆’,‘ゴルビー’,‘藤稔’の3品種の剪定と栽培管理指導が行われました。参加者は果実の裂果対策(水分ストレスの軽減)や弱剪定(花芽の充実)・強剪定(樹勢の回復)の使い分けが勉強になったようです。
次に,普及センターから株式会社ぱるファーム大曲で取り組んでいるブドウのアーチ栽培技術の紹介を行いました。この技術は新潟県で開発された栽培技術を参考にしており,単純な剪定(短梢剪定)とパイプハウスの有効活用(ブドウ栽培中の水稲育苗)が特徴です。
最後に‘シャインマスカット’の試食があり,マスカット臭が強く,果肉が密で果汁が多いことなどから,参加者から「この時期まで保存できる品種に驚いている」,「おいしい,作ってみたい」などの感想がありました。
普及センターではブドウやカーランツなどの栽培指導に加え,関係機関と連携した生産者の掘り起こしも継続して行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999