11月19日(火),丸森町の農産物直売所「いきいき交流センター大内」に併設する農村レストラン「味の里」の視察研修会を開催しました。
「味の里」は平成18年にオープンし,これまで地場産食材を使用したヘルシーメニューを中心に運営を行ってきました。今年はオープン7年の節目を迎え,より広い客層の開拓とさらなる売上向上を目指し,フードコーディネーターの早坂具美子氏を講師として,新たなメニュー開発に取り組むこととしています。
メニュー開発に先立ち,早坂氏がプロデュースした蔵王町のレストラン「左エ門」のほか,高い集客力と売上を確保している管内の2つの農産物直売所「産直市場 みんな野」(蔵王町)と「産直広場 あぐりっと」(角田市)への視察研修会を開催し,「味の里」の女性スタッフ10名が参加しました。
「左エ門」では,地場産の旬の食材を使用したランチメニューを実際に食べながら,料理を美しく見せる器の選び方や盛りつけ方法等について学びました。また「みんな野」では,集客に向けたイベントや新たな商品開発などの取組について,「あぐりっと」では,主に併設する農家レストラン「稲カフェ」の運営状況についてお話を伺いました。
参加者からは,メニュー開発を含め料理の見せ方など,自分たちのレストランの改善のためにとても参考になったとの感想が寄せられました。特に「稲カフェ」では,責任者の目黒氏より,週替わりランチのメニュー開発をはじめ,メニュー表示や店内のレイアウトの作り方などについて説明を受け,刺激を受けたようでした。レストランを運営する同じ女性同士,活発な意見交換が行われ,大いに盛り上がりました。
「味の里」では,今後12月から2月にかけて数回研修会を開催し,新メニューの開発と,メニューや店内のレイアウト等の改善に取り組む予定です。普及センターでは,これらの取組による「味の里」の経営発展を支援していきます。
「左エ門」での研修風景 「みんな野」の取組説明 「稲カフェ」の運営状況説明
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138