平成25年7月24日,気仙沼市高前田地区で夏・秋まき野菜(だいこん,はくさい,キャベツ,ブロッコリー,こまつな)の栽培講習会を開催しました。各作物ごとに土作り,は種及び主な病害虫対策について解説しました。特に土作りについては,適切な施肥管理や高畝によって水はけを良くすることで病気の予防にもつながることを説明しました。
今回は,30名近くの参加があり,連作障害・登録農薬などの質問や,土壌分析の要望も出されるなど,栽培の意気込みも高まっているようです。
普及センターでは,今作の収量増を目指し適宜アドバイスしていくとともに,来年春以降についても講習会などを通して地域農業の発展に貢献できるよう活動していきます。
登米市東和町米谷地区は,特定農山村法の指定となっている中山間地域です。県ではこのような地域の活性化を目指し,中山間地域総合整備事業において,農業者と消費者の交流スペースとして集落農園を整備しました。現在は,地域の活性化を目的に住民19人で組織された「ろくしち活性化委員会」が主体となり,野菜類やもち米が栽培されています。普及センターでは,当委員会をプロジェクト活動の対象とし,栽培や地域づくりを支援しています。
夏休み中の地域の子供達に農業体験をしてもらおうと,活性化委員会では,平成25年8月5日に集落農園を会場としてイベントを開催しました。子供達は会員に指導を受けながら,そばの種まきや夏野菜の収穫,周辺の散策を行いました。多くの子供達がそばの種を見るのは初めてで,興味津々で種まきに取り組んでいました。農園の近くにはみやぎの自然100選に選ばれている「三滝堂ふれあい公園」もあり,豊かな自然を散策しながら,地域の成り立ちや,三滝堂にまつわる昔話も聞くことができました。
普及センターでは今後も農村地域の活性化を目指し,継続して地域づくり活動を支援してまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522
平成25年8月1日に登米市内の若手女性農業者を対象に,農産加工研修会を開催しました。この研修会は,今後の登米農業を担う女性農業者を育成するために企画し,本年度2回目の取組みです。
今回は登米合同庁舎の小実験室を会場に,普及指導協力委員の佐藤豊子氏を講師として,漬物作りの講習を行いました。夏野菜を美味しく,美しく漬けるというテーマで,「きゅうりのキムチ漬け」や「なすの即席辛し漬け」のほか,「キャベツの重ね漬け」にも挑戦しました。「きゅうりのキムチ漬け」は唐辛子がピリリと効いた大人の味に仕上がりました。「なすの即席辛し漬け」は短時間で手軽に完成し,「キャベツの重ね漬け」も彩り鮮やかで,「来客時のもう一品」にできそうな漬物となりました。講習後には,佐藤先生からきゅうりとなすの塩漬のポイントについても説明していただきました。
普及センターでは今後も研修会等を開催し,女性農業者の資質向上に継続して取り組んでまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522