宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

いちご研修会を開催!

2013年08月13日 17時47分47秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

          

 平成25年8月2日,亘理町,山元町のいちご団地への参加予定者等を対象としたいちご研修会を開催しました。

 両町のいちご団地では,生産者151戸(内16戸は次年度から開始)が施設面積44.2haで今年から栽培を開始する予定となっています。このうち約9割の生産者が初めて高設栽培に取り組むことになるため,当所では関係機関と連携し,生産者の技術習得を目的とした様々な研修会を開催しています。

 3月末から,多くの生産者は,これまで取り組んだことのないプランターや養液システムでの親株管理や育苗を行ってきました。不慣れな中,様々な工夫と細やかな管理を心がけたため,ランナーの発生も概ね順調で,多くの生産者は予定数の苗を確保できています。

 今回の研修会は,山元町にある先端技術展開事業の実証ほ場とJAみやぎ亘理山下支所で開催しました。

 普及センターから,今後の栽培スケジュールの確認や夜冷中の苗管理,定植時の注意点,肥料の溶かし方について講習を行いました。また野菜茶業研究所の岩崎上席研究員,宮城県農業・園芸総合研究所の高野上席研究員からヤシ殻の特性や定植時の注意点,カネコ種苗株式会社,片倉チッカリン株式会社から肥料の特性や養液管理について説明がありました。研修ではその場で肥料を溶かして,溶け具合や養液の色を見せたり,定植の実演を行ってヤシ殻培地の状態や定植の間隔,深さを生産者に確認してもらいました。

 当日は約120名の生産者が参加し,熱心に講習を聞いていました。肥料の溶かし方や定植の実演の際には,「どのようにすればきちんと肥料が溶けるか」,「定植の間隔や深さをどうすれば良いか」になどついて質問し,細かな部分まで確認をしていました。苗の準備も整い,夜冷処理や定植へ向けてさらに意気込みも高まったようです。

 次回は,9月上旬に養液管理等について研修会を行う予定です。普及センターではいちご産地の復興に向け,引き続き支援を行っていきます。

 

亘理農業改良普及センター

<連絡先 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143>

 

 

 

 


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「農産物と放射性物質」をテーマにみやぎ出前講座を開催

2013年08月13日 08時46分16秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  平成25年7月17日(水)に、美里町駅東交流センターからの依頼を受け、みやぎ出前講座「農産物と放射性物質」を開催しました。
 同センターでは、地域住民を対象に様々なテーマで研修会を開催しており、今回は、当普及センターが県広報課に「みやぎ出前講座」のメニューとして登録している「農産物と放射性物質」の講演依頼があり、開催したものです。
 研修会には、同地区の住民12名が参加し、「放射能の基礎知識」や「大崎圏域における農林産物の放射性物質検査の状況」、さらに、「大崎地域における農産物の生産状況」などを普及センターから説明し、真剣なまなざしでお聞きいただきました。
 食品の放射性物質に関してどのような検査体制になっており、どのような規制が行われているか、その結果、現在、流通している食品の安全が確保されていることなどを御理解をいただきました。
 普及センターでは、出前講座などをとおして、県民の皆さんにこの地域における「農産物の放射性物質対策について」の最新情報を提供するとともに、安全・安心な農産物の生産に向け関係機関と連携して支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
  TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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トルコギキョウ新品種の研修会に参加(長野県等)

2013年08月13日 08時37分48秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 7月11~12日に各主要種苗メーカーが開催するトルコギキョウの新品種展示研修会にJAみやぎ仙南花卉部会員が9名参加しました。冬場の燃油高騰などから越冬時,管理温度がキクより低いトルコギキョウに切り替える農家が3年ほど前から増えています。

 管内花卉部会員の中には,以前からトルコギキョウ栽培を行っている先導的な農家が2件おり,その農家さんの指導を受けながら栽培技術を磨いている最中です。

 トルコギキョウは多種多様な品種があり,どの品種を導入するかは販売上大きなポイントになります。そのため,年1回開催される各種苗会社が開催する研修会でしっかり品種を確認しながら,地域特性や栽培方法,用途別利用法等の情報を入手する必要があります。それらの情報により次作導入する品種を各自が決めていきます。JAみやぎ仙南花卉部会では品種選択を個々農家に一任しています。

 今回はサカタのタネなど企業6社を2日間で回り,各社100品種ほど栽培展示を見てきました。新品種だけでなく,既存品種も栽培展示しており,自分たちの栽培したものと比較することもでき,様々勉強になったようです。

 当管内では,導入当初は町の補助もあり,苗での導入でしたが,作付3年目となる今年から自家育苗を行う生産者も出ており,育苗技術の習得も今後の課題となっています。普及センターでは問題解決のため,試験研究機関の協力を頂きながら現地に役立つ情報を提供し,産地育成につながる活動を今後も行って参ります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班        TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

             

視察研修(我が家の栽培と比較?                   

     展示ハウス内は35℃以上)


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