はっちゃんの活動日誌 Blog

岐阜県中津川市議会議員、三浦八郎です。
市議会や議員活動のこぼれ話から、趣味の事まで綴っています。

●「伝説的な人形作家」浅野祥雲先生の作品

2010年12月04日 | お知らせ

12月4日
 先日、中津川市坂本地区で中津川市出身の浅野祥雲先生の作品ああるのに気づきました。場所は国道19号線の中津川インターから恵那方面へ2つ目の信号を北へ入り50mほど坂道を下ったところです。その交差点の角には、定食が安くて美味しい喫茶「わかば」があります。集会場の横の空き地にコンクリート製の仏像が3体と大師像が1体があります。台座の裏には「施主 浅野祥雲 俊子 当丁出身 なごやあつたひびの住」と記してあります。
 浅野祥雲先生は案外地元である中津川市では知られてはいませんが、東海地方の「伝説的な人形作家」として有名で、本も出ています。
 祥雲先生は明治24年、中津川市の坂本地区の農家の三男として生まれ、お父さんが農業を営む傍ら、農閑期に土雛を作り都市部に行商に行く土雛(つちびな)の職人であったそうで、子供のころから土雛造りを手伝って見えたそうです。33歳で名古屋に移られ、映画館の看板描きをしながら、土雛(つちびな)の技術を活かして、コンクリートで人形を作る事を思い付き、数々のコンクリート人形を東海地区を中心に制作されています。それらは大変安い値段で提供され、時には無料で神社仏閣に寄進されたそうです。
 まだまだ中津川市内にも浅野祥雲先生の作品は現存していつと思います。今後、文化財として調べるとともに大切に保護されるといいと思っています。

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1 コメント

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祥雲さんの作品修復やっています (大竹敏之)
2010-12-16 00:00:27
三浦八郎様

祥雲さんのことをご紹介いただき、うれしく思います。
私、自称“日本唯一の浅野祥雲研究家”、フリーライターの大竹敏之と申します。
この三尊像+弘法様は、2年ほど前に祥雲さんの遠縁の方に案内していただき拝見しました。
かなり劣化が激しいので、今のうちに修復を行えればとも願っています。

さて、当方は、祥雲さんの代表的な作品スポットである五色園(愛知県日進市)にて、2009年より「浅野祥雲作品再生プロジェクト」と銘打ってボランティアによる塗り直し活動を行っています。
上記URLの拙著『東海珍名所九十九ヶ所巡り』のサイト内にプロジェクトの特設ページも設けておりますので、一度ご覧いただけましたら幸いです。
この活動をきっかけに、地元・中津川やその他の作品施設でも作品保護の動きが広まってくれればとも願っています。
もしも中津川でも、そのような熱意を持った方がいらっしゃいましたら、いつでもご相談に乗ります。
是非、地元でも祥雲さん再評価の機運を盛り立ててください!
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