はっちゃんの活動日誌 Blog

岐阜県中津川市議会議員、三浦八郎です。
市議会や議員活動のこぼれ話から、趣味の事まで綴っています。

産業建設委員会にてふじみ野市を視察しました。

2019年10月10日 | 議員活動
10月8日から産業建設委員会行政視察が10日までの3日間行われます。
初日(8日)は埼玉県ふじみ野市の「ごみ減量及び分別学習について」を視察項目として、ふじみ野市・三芳町環境センターを視察しました。この施設は設計・建設と運営・維持管理を民間業者に一括発注するDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式にて平成28年10月に完成し「ふじみのエコウェルズ(株)」運営を行っています。処理対象はふじみ野市と三芳町ですが三芳町については事務委託にて残量処理を行っています。ゴミの焼却時に出る熱エネルギーを利用した発電では、施設で使用される電力はもとより、約1億円の売電収入があるそうです。
施設に併設して「エコパ」が運営されています。環境センターから発生する熱エネルギーを利用した環境に優しい余熱利用施設として、ふれあい・交流・健康増進をテーマにバーデプール(健康増進用プール)、地元の野菜を使ったメニューを提供するレストランなどが併設され、カラダの中と外から健康維持・増進に多くの市民に活用されています。
環境センター脇には、ドッグランも併設されていました。
ふじみ野市では中津川市と思うとゴミの減量化が進んでいます。一人一日あたりのゴミ排出量ですが中津川市では985グラムで岐阜県下の市ではワースト2位です。富士見市では591グラムと中津川市の約6割で埼玉県内では少なさでトップです。その差は地域や焼却炉の方式にもよるとは思いますが燃えるゴミの組織調査を比較すると中津川市とは「紙・布類」「厨芥類(生ゴミ)」では多く、「合成樹脂類(プラスチック類)」では15%も少なく「木・竹類」も10%少なくなっています。この部分は分別すれば少なくできる要素を持っています。ふじみ野市では確かにプラスチック類の分罰を細かく行っていました。
ふじみ野市では環境教育・環境学習についても、小中学生を対象としたごみ減量及び分別学習事業が充実して行われていました。市内小中学校の児童・生徒を対象に、ふじみ野市・三芳町環境センターの見学が実施されています。目的はごみの減量や分別の大切さを学ぶこととし、環境課で送迎バスを手配し、各小中学校と環境センター間の送迎を実施しています。施設案内は子どもの目線に立って、ごみの減量及び分別の大切さ、資源物が何に生まれ変わるのか等を分かり易く説明され、施設案内のDVD映像の中にも子どもが興味を引くようなキャラクターを登場させる等の工夫をされています。また、ごみ収集車によるごみ収集の実演を行い、ごみが身近なものであることを教えています。ごみの減量や分別についてはこのように子供たちも含めて見学者の記憶に残るような説明や演出をすることが重要なことが参考になりました。





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