ドン・キホーテと聞くと、風車に突進するあの騎士かと直ぐ思い浮かべるほど有名ではある。でも。長大なこの本(400字詰め原稿用紙、3000枚-岩波文庫で全6巻もある)を読んだ人は少ないらしい。勿論私も読んでいない。
この本は、騎士道物語のパロディとして書かれているという。それのみではなく、ドン・キホーテの生き方は、キリスト、芭蕉、フーテンの寅さんとも共通する生き方でもあるという。著者は例を挙げて実証していて、とても面白い。
ドン・キホーテの入門書として最適な本のように思える。後は、読むだけだが、何時になるのだろうか。
私は中学何年だったか忘れたけど、スタンダールの「赤と黒」を読んだのを覚えているけど、内容はあまり理解できなかったような気がします。
小説の世界にはまる、というのはいいですね(~o~)
可哀想な気もするけど、新しい世界が開けて良かったかも…と、思います。