mitumine 夢幻庵日記

夢うつつで過ごしている日々、趣味の絵・旅行・写真・ハイキング・読書などを写真を交えて気ままに記しています。

桐野夏生 著 「残虐記」 新潮文庫 を読んだ

2010-02-16 11:21:00 | 読書


物語は、10歳の時に拉致誘拐され、1年あまりを男に監禁され一緒に過ごすことになった少女の物語を核に進む。長じて小説家になり、その事件を振り返り小説にした後、失踪し、夫である当時の検事の手紙で終わっている。

「魂萌え」とか「OUT」とは異質の小説だ。監禁時の彼女を囲む大人の性的妄想が気持ち悪いし、二人の関係も不思議だ。変な小説という感じ。2004年に柴田錬三郎賞受賞作。

コメント (1)
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