クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

小川山 2005/07/31 Sun

2005-07-31 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今日の小川山は、リバーバンクエリア。トポを片手にリバーバンクエリアを探すところからスタート。『駐車場』はあった。『浄化水槽』はない。もっと先なのか?が、トポによると『駐車場』のすぐ先にあるはず。あの『駐車場』はトポの『駐車場』とは違うのか?くっきりはっきりの踏み跡発見!いいや、曲がっちゃえ。なんだか、我々が来た道と、『しゃくなげ遊歩道』がぶつかる所が『広場』っぽい。川を見ると『堤防』らしきものもある。川に下りて対岸を眺めるが、ルートらしきものは発見できない。。。結局、エリアはもっと下流だったのだが、こんな感じでさまよいながらリバーバンクエリアに到着。

アップでプテラ(5.9)から。誰が一番で登るのか?朝一じゃんけんをしたら、負けてしまった(TOT) 朝一はヤダナァと、ウダウダとしていると、「行きましょうか?」と、林ダさん。ゲッ!このオッサン、朝一が嫌いじゃないのか?喜んで、名誉あるアップルートヌンチャク掛けの座をお譲りする。林ダさんOS、いくFL、きくFL。基本的にはガバガバルートなのだが、トラバースする所がちょっとイヤ!

今日のきくの狙いはシートタイム(5.11a)である。ボルト3本の短いルートで11aなんだから、難しいに違いない。私の狙いはAutumn Breeze(5.10d)。ちょっと高望みだが、10b、10cが見当たらないので仕方が無い。リバーバンクエリアは、午前中、日陰で涼しかったのだが、どんどん日差しが迫ってきた。私は、一撃狙いじゃないし、ロングルートなので、壁が暖まって神経質になるようなホールドは多分ない。「きく、もう一本アップして、日陰の間に一便出しちゃえば!」。

秋の訪れ(5.10a)。中高年の☆、出動か?と、思ったのだが、ちょっと逃げ腰。私を先に行かせようとする。仕方が無いな、行くかァ!と思ったら、「俺、行ってもいいよ!」と、きく。どうぞどうぞ。降りてきたきくは、「もしかすると5.9より、楽かも?」と、不思議顔である。「ガバガバだし!」の言葉に中高年の☆が反応した。中高年の☆は、ガバの言葉をきくと、とっても元気になる。登る林ダさんに、「クライムダウンしてみなよ!面白いから!」と、声を掛けるが、「登ってみてから!」と、慎重発言。そう、林ダさんは突っ込み屋のようで慎重派なのである。ラクラクFLで、クライムダウン。回収便で私。10aかぁ。グレーディングの奥は深い。

林ダさんと私が秋の訪れ(5.10a)を登っている間、きくは一人でシートタイム(5.11a)研究に励む。さて、きくちゃんガンバ!と、準備開始!したら、「一撃できるかも!」と、きくちゃんの一撃予告が飛び出した。きくちゃんどうしちゃったの?登り始めたきくちゃんは、本当にOSしやがった。きくちゃんカッコいい!と、思ったんだけど本人は「ん~!」らしい。挙句、「イレブン判定機、登ってみて!」と、きやがった。判定機の前に、まずは、林ダさんがTRでトライ。なんと、ワンテンで抜けてしまった。ん~、判定機の出番である。判定機の私も、TRでトライ。やっぱり一撃では抜けられない。けど、しばらくハングドックをしてMOVEを考えると、あっさり抜けられてしまった。ん~。

昼食を挟んでもう一度、シートタイム(5.11a)をTRでトライ。今度は、あっさりノーテンである。ん~、下まで降りてもう一度、何度やってもの登れる。これは、多分・・・、RP出来る(けど、初めての5.11aは決めてるルートがあるから手は出さないけど)。判定機としては、ちょっと、これは、5.11a?まっ、きくちゃんOS、OS。その後、林ダさんもリトライ。したら、何故かバタバタ。さっき、もっと、キレイに登れたじゃん!どうしちゃったの?

さて、私の本命、Autumn Breeze(5.10d)。見上げると難しそうだけど、ここのエリアは全体的に私にとって楽に登れる。相性がいい?行ける?かも?まずは、きくがTRを張ってくれる。OS。が、登りながらの彼のコメントは「こっちの方がシビレルよ!」だった。林ダさんを煽るが、妙に弱気だ。んじゃ、お先に。TRで登り始める。ワンクリップ目まではOK。その後、全然駄目。早くも、ハングドック体勢。なんとなく、こんな感じか?って所までムーブを固めて上へ。2クリップ目と3クリップ目の間がとてもランナウトしているのだか、その中間で、TRだから出来る強引なMOVEを繰り出してしまった。上は楽チン。林ダさんが、浮かぬ顔ながらTRでトライ。ワンクリップ目の後の悪い所で敗退。

きくは本日お終いモード。私はもう一度、Autumn Breeze(5.10d)にTRでトライしてノーテンで登れたらリードしよう!と、TRでトライ。ワンクリップ目の後の悪い所でやはり、テンションが入ってしまった。ん~、悪くないムーブだと思うんだけどなァ。2クリップ目と3クリップ目の間もやはり安定しない。今日のリードは見送りにする。林ダさんも、もう一回。今度は、きっちり私の登る姿をチェック済み。「私はそこの悪い手でちょっと体をあげないと届かないけど、林ダさんなら、上のガバにそのままで手が届くかも!」、届きやがった。

きくと登り始めた頃、「リーチが長い!」「ズルイ!」等々、よく口にしたが、実は余り実感はないと言うか。。。もともと、きくの方が上手かったので、彼の実力で登れているのか、リーチで登れているのか、今ひとつわからなかった。が、林ダさんと登りに出かけるようになって、ビックリすると言うか、複雑な気分になる。私が届かない一手に手を届かせる為に、悪いホールドでぐっとこらえる所を、林ダさんはあっさりと取る。悪いホールドでがんばる必要がない為、もちろんそこで落ちる心配をする必要もない。登るグレードが林ダさんと変わらなくなる日は近いなぁ。インドアは覚悟してたし、実際、もう私が登れないルートを登られちゃったりする。けど、外岩もかぁ。インドアで「やられちゃったよぉ!」と言う私に、「いくときくが同じルートを登ったとして、テクニックはいくの方が上なんだよ。いくが力と技術で取るホールドをきくちゃんは手を伸ばすだけで取れちゃうんだから。」と、ママが言った。だけど、それは。。。違う。かな?リーチも実力のうちだし、ママはちっちゃいけど、色んなルートが登れるもん。やっぱり、私の力不足だ。けど、リーチって名前の実力、ちょっと、欲しいなァ。。。

今日の林ダさん。プテラ(5.9)は志願のラクラクOS?あっ、トラバースはちょっと怪しかったか!秋の訪れ(5.10a)、FL&クライムダウン。感想は?シートタイム(5.11a)TRで2回。1回目はカッコよかったのに、2回目どうしちゃったの??Autumn Breeze(5.10d)、TRで2回。1回目は敗退ヘタレ野郎!2回目は、MOVEを考えた私に感謝するように!
今日のきくちゃん。プテラ(5.9)、FL。意地のトラバースだね。秋の訪れ(5.10a)、アップになってるの?シートタイム(5.11a)、予告OSでのOS、カッコ良かった?ヨカッタ(^^ゞ お買い得??Autumn Breeze(5.10d)、OS。こっちはカッコよかった(^O^)/
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BigRock 2005/07/27 Wed

2005-07-27 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
BigRockに到着!ママはレッスン中。なので、第一関門をクリアして更衣室へと思ったら・・・。

大工さん発見!隣に座り込んで湯川サイコキネシス(5.10c)にやられまくった報告。トポを眺めながらああでもないこうでもないと、おおはしゃぎ。「バンパイア(5.10c)にね、シンハンドだって書いてあるの。男の人にとってシンハンドなら、私ならハンドになって、サイコキネシス(5.10c)より可能性あるかも!」「あっこさんと一緒に行って、足に印をつけてもらったらいけるんじゃない?まっ、印をつけてもらっても、そこがまわりと同じに見えるかもわかんないけどな!」、キィィィィィィィ!「10年後を見てろよ!」と、捨て台詞を残し、今度こそ更衣室へと思ったら・・・。

いがくり坊やになったひろしさん発見!「やせ細って帰って来たかと思ってたのに、太った?」「みんなそう言うんだよ!4kgも痩せたんだよ!髪型のせいだよ!」、ホント?どうみてもプクッと見えるんだけど。と、おしゃべり。更衣室は遠いなぁ。

その後も、あちこちの関門を潜り抜け、やっと更衣室。着替え終わると、男性更衣室から、「おぉ!」、振り返るときく。きくより随分、早くBigRockに到着してたのに、追いつかれてしまった(-_-;)

下に降りて、柔軟しようと座り込んだら、「怖いの登ったんだって!」と、岩崎さん。怖いの?「ジェットストリーム(2p)(5.10b、5.10a)?うん、行ったよ!」。で、ジェットストリーム(2p)(5.10b、5.10a)ネタでひとしきり。岩崎さんは、どうしても私に「怖かった!」と言わせたいらしい。んと、高さとかじゃなくて、ムーブが全く思いつかなくて、敗退も出来なくて、どうしようもなくて、そんな感じが怖かった!と、一生懸命、訴える。と、「あそこ切り立ってて、絶対に怖いよね!」、私の話、聞いてる?

今度こそ、と思ったら、林ダさん。「先週の課題覚えてる?」。林ダさんと先週の課題のあった壁へ。んと、わからん。登ってみたらわかるかもと、取り付いてみると、柔軟も何もできてない私の体は、全然、動かず余計に課題がわからなくなった。林ダさんをきくにパス。

やっと、アップでボルダー垂壁をグルグル登ってると、ママが講習生をつれてボルダー垂壁にやって来た。後ろでずっと、色々、説明してる。プレッシャーに負けて、壁を空ける。はぁ、今日はとことん登れない日らしい。
奥の方で、きく、キム、林ダさんが固まってる。あそこに行こう!プラプラ登りながら、キムさんが気になる。髪を切ったキムさんは誰かに似てる。。。「広末に似てるって言われた事、ありません?」「・・・」、だよね、キムさん、綺麗な顔してるけど男の人だしね。「一回だけ、ある!」、げっ!あるんだ。

レッスンが終わったママに、小川山で登っておいでリストを作ってもらう。トポからルートを書き出しながら、「11cか、ちょっと、早いね!」「いいルートなんだけどなぁ、11bかぁ!」と、ママはブツブツ。早く、ママが「いく、登っておいで!」と、薦めてくれるルートに「ほぉい!」と、突進できる私になりたいものである。

で、今日、私は何本、登ったのか?まぁ、こんな日もある。
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小川山 2005/07/24 Sun

2005-07-24 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
昨夜、きくちゃん、林ダさんが合流で、小川山、二日目。今日もなんだか天気ははっきりしない。今日は、きくのリクエストで小川山レイバック(2P)(5.9+、5.9)。先週の、小川山物語(5.9)に引き続き、きくが登ってないルートだ!しかし、メジャールートを避けて通っている男だなァ。。。

キムさんがリードして、林ダさんがフォロー。外岩クラック初体験である。登り初めこそ、「ガンバ!」「ガンバ!」と、声援を飛ばすが、見てるとやっぱり落ち着いている。「何のかんの言いながら、登っちゃうんだよねぇ!」と、途中から皆で見守っていると、きっちり、落ちずに登りきった。お見事!まったく、大した親父である。
きくがリードして、私がミッテル、ママがラストで登る予定なのだが。。。ルートの下にいるとわからないが、前の森を眺めているとすごく雨が降ってきた。先に登っているキム&林ダパーティに「先に2P目いってもいいよぉ!」「懸垂でおりちゃってもいいよぉ!」と、ママが声を掛けるが、「大丈夫でぇす、待ってまぁす。」と、返事は結構暢気。濡れてないのか?私は、別に今日はもう登らなくってもイイヤ!ママが登る方が早いし、とっとと回収して終わりにしよう!って感じなのだが、まぁ、焦っているのは下だけって感じなので、登り始める。去年の夏以来だ。フンフンフン、こんなにあっさり登れるなんてビックリ!が、終了点のテラスに向かってトラバースしようとすると、ナント、スラブを滝のような水が流れている。上の人達はどうなってるんだ?終了点のテラスにたどり着くと、壁にへばりついて雨宿りしている水も滴るいい男が3人が待っていた。あなた達、濡れ濡れじゃん。あなた達は、もう、少々濡れても大勢に影響ないでしょうけど私は。。。下で待ってれば良かった。まぁ、とにかく、ママを引っ張りあげる。と、「いくぅ、ロープ、引いてよぉ!」と、ママの声。引いてるって!隣できくがロープを引いてくれる。と、ロープがぐんぐん引かれてきた。ママ、早すぎ!「あっ、見えた!」ときく。どうなってるのよ!どんな登り方したらこんなに早く、登れんのよ!全員テラスに揃ったが、雨はやみそうに無いので撤収!林ダさん、懸垂下降デビュー!
本日終了!と、荷物を片付けていると、ママが、「いく、リードしないの?」、えっ、するの?確かにクラックは濡れてないけど。。。と、愚図っていたのだが、なんだかだんだん登るぞ気分が盛り上がってきた。行っちゃおっかなぁ。行っちゃえ!かわいいピカ子を引き連れて、登り始める。一度もギョエっとなることなく終了点で、RP。嬉しいって言うより、なんだか大人になったなァと感慨ひとしお。ところで、かわいいピカ子の他に、きくちゃんのカムも連れて行ったのだが、一つしか使わなかったカムは何故かきくちゃんのカムを使ってしまった。だって、ピカ子が傷だらけになったらイヤだもん。なんて、そこまでの余裕は無い。たまたまである。

一度、車に引き上げるが雨は上がったような。「ビクターに行こうか!」と、ママ。外岩ボルダーに気持ちはビビルが、行ってみるか!
林ダさんとトポを眺め、「8級っていうのがある、行ってみよう!」。課題を目の前にするが、ゲッ、高い。林ダさんと譲り合うが、仕方が無い、行くか!ガバガバなのだが、やっぱり怖い(;o;) 外岩ボルダーって、なんでこんなに怖いんだ!
ママがなんかトラバースの課題をやってる。ああでもないこうでもないと楽しそうだ。ママとは逆の方からトラバース。私もちょっとやらせてもらうけど、全然、無理。
各自、岩のあちこちで、課題に取り付く。ママがニコッと話し始めた。「木曜日にね、・・・・。」、つまり垂壁で指が痛くなって、その後、かぶったルートのガバ&マシンで遊んだら肩、首まで痛くなったらしい!全く、この人は、もう!私がどこかがちょっと痛いと口にすると、「登るな!」「帰れ!」「安静にしろ!」と、大騒ぎするくせに、自分の事になるとこれだ!もう、お終いお終いお終い!また、雨もパラついてきたし、いい時間だし、帰るよ!

今日の林ダさん。小川山レイバック1P目(5.9+)をTRでノーテン。初懸垂下降!もう一回、小川山レイバック1P目(5.9+)をTRをカムセットしながらだけど、何故か出だしボロボロ。ビクター8級をFL。同じ面の反対側の端っこの方でチョロチョロとトポに無い課題を作って遊ぶけど、登れた課題はなし。
今日のきくちゃん。小川山レイバック1P目(5.9+)をFL。ビクターサブウェイ(3級)を逆から、でも敗退。ランジ(4級)、ランジはOKだけど、マントルは反さず(反せず?)。裏側で端っこの方でチョロチョロとトポに無い課題を2本、完登。
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小川山 2005/07/23 Sat

2005-07-23 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
予定外の小川山へGo!なのだが、道中、天気が微妙、大丈夫か?予報は、午前は曇り、お昼頃から晴れ。到着した小川山は、時折、パラパラ?岩は湿っと。寝床を確保し、さて、どこに行きましょうか?行き先は、私が、行きたぁい!と、言っていた、屋根岩2峰になった。目的は、ジェットストリーム(2P)(5.10b、5.10a)ダーク・クリスタル(5.9)である。

アップを兼ねてダーク・クリスタル(5.9)。「リードしたい!」と、元気よく。「TRで登ってからにする?」「大丈夫!」、このルートは長い。5.9だし、2回登るの大変だし、ジェットストリーム(2P)(5.10b、5.10a)に早く行きたいし。。。と、取り付いた。
このルートは、去年、ウッチーさんと、ママの間で登った事がある。ママに「ロープが屈曲しそうな所だけ掛け替えて、後は回収しちゃっていいからね!」と言われ登った私は、ラインを大きく外し、1箇所、自分のロープを外しただけで、回収が出来なかった。
さて、ここだ!問題の箇所にたどり着いた。分かっているのに、やっぱり、左に向かって一歩を踏み出せない。去年は登る技術の問題で、一歩が踏み出せなかった。今年は、ちょっと違う。ボルトが足下なのだ。悪い一歩を踏み出す踏ん切りが付かず、やはり、私は右にそれた。一歩あがってから戻ろう!戻れない。もう一歩。戻れない・・・。安定したのは、ボルトが膝の高さで、左に2mって箇所だ。参ったな、クリップ出来ない。クライムダウン?もう、すごいランナウトだ。なんとかトラバースしてルートに戻る方法を考えるが。。。ふと、顔をあげると、すぐそこに、セレクション(6P)(5.8)のボルトがあった。RPかぁ。ランナウトの怖さが勝った。「ママァ、ルート外した!戻れない!セレクション(6P)(5.8)のボルトにクリップする。」、ビレイヤーから私の姿はもう見えない。「大丈夫なの?」「大丈夫!ルートに戻ったら外しにくるから!」。RPは無くなった。とにかく、ルートに戻ろう。左上する。次のボルトには、近づききれない。どうしよう?上下左右を見回す。落ちないとすれば。。。上だ!クリップを飛ばそう!もう一つ上のボルトを目指す。ん~・・・。いくらなんでもクリップしないと。ボルトはまっすぐ左。ここなら、トラバース出来る・・・、しなきゃ!落ち着いて壁を眺める。一歩づつ、確実に、やっと、ルートに戻れた。クリップを外しに行こうとすると、「ロープが重くないならそのまま行っちゃいなさい!」と、ママ。はぁい。ここから先は、テクテク登って終了点。結局、足下のボルトで悪い一歩を踏み出せなかった私は、ボルト1個飛ばし、しかも、落ちたら最後のボルト(は隣のルート)に向かって大きく振られるというランナウトの中、ちょっと無理目のトラバースをする羽目になったのだ!何やってんだか!当然、ママから小言である。

念願のジェットストリーム(2P)(5.10b、5.10a)!トポに書かれたコメント「高度感あふれるトラヴァースルート。2P目はいつもリードしようとしないパートナーをいじめるのに最適(?)。」の文字が、ずっと、わたしの好奇心を刺激し続けてきたルートだ。どんなルートなのか?登ってみたい!トポのダイクマーク『コココココ』って記号が私のイメージを膨らませる。「テケテケテケテケテケってトラバースして、(1P目の)終了点で、テケテケテケテケテケってトラバースして、蜘蛛の糸(5.11c)の上に出る!」と、話す私に、ママも「テケテケテケテケテケ!」と、答えるから、きっと、テケテケテケテケって感じのはず。取り付いて見ると・・・。いきなり、固まる。ギョェェェェェ!「テッ、テンション!」、えっと、次に起こすべきMOVEが、まったくわからない。参った。「怖いよぉ!」「クライミングをはじめて、初めて後悔した!」「テンション!」「落ちる!」大騒ぎしながら進んでいく。1P目の終了点にやっとたどり着いた私の左手はパンプして2回りくらい大きくなっている。あと、1ピッチあるんだよなぁ。。。回収して私たちに追いついたママが、「この上に5.8と5.9のルートあるわよ、登る?」「・・・」、そんな気力もパワーも残ってません。あと、1ピッチ残ってるんだよ!取り合えず、こいつを終わらせないと。
決死の覚悟で登りだした2P目は、意外とGood。1ピッチ目は足はスラブでと言うか、上半身勝負!で、ムーブのイメージが全然湧かず、何がなんだかわからなかったのだが、2P目は足中心である。すっごく気持ちも楽になってきて、ラクラクトラバースだ!ルートの最後は上に向かって登る。やっぱり、クライミングは上に登らないと。
にしても、衝撃のルートだった。その内、RPしてやるからな!待ってろぉぉぉぉぉ!ママ、フォローしてね。

ところで、今夜の晩御飯はビーフシチュー。あれこれ準備を始めていると、「いくっ!やられた!」と、ママ。どうしたの?とママに近づくと、スーパーの袋にお水を入れて、木に引っ掛けてあったお肉と、魚が綺麗さっぱり、何者かによって食べられていた。下にはただ、空になったパックが転がっている!誰だぁ!犯人、出てこぉい!お陰で、晩御飯は肉なしビーフシチューになった。
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BigRock 2005/07/20 Wed

2005-07-20 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
ルートで不甲斐なく落ちる私に「ボルダーでハイパワー系の練習をしよう!」と、口にしていたママと、本日、所用にて会社をブッチギり、早めにと言うか、生徒で一番早くBigRockに到着していた私は、「ボルダーにしよう!」と意見が一致した。

ママがいく用の課題を設定してくれる。気合一発!二手目を取ると足ブラになる。
次、壁に正対に向き合い右足を右手に手に足。とっ、遠い!こらえきれずに落ちる。後ろで「ちょっと力がつくとこれだよ(爆)!」と、笑い声が聞こえる。「そんな、力技で登るか!」「でも、それで行けたらカッコいいじゃん!」と、野次が飛ぶ。どうして?へん?「登っていい?」と、トミさんが乱入。手に足ではなく、左足を置いていた場所に右足を置いてカウンターで簡単に上のホールドを取られてしまった。ハァ、私のオツムって。。。「ちょっと、いくのMOVEで登ってみてよ!」と、ママに言われたトミさんが手に足でオリャ!これでも、登れちゃうんだなぁ。。。「やっぱり、クライミングは力だよねぇ。」、ママがケラケラ笑う。
次の課題は無難に登る。「強くなったなぁ!」「いい背中になったなぁ!」と、おじ様方からお褒めの言葉。フッフッフッ、ご機嫌\(^o^)/ おじ様方からは、登っても、懸垂しても「オォォォ!」と、喜ばれる。「上手くなった!」ではなく、「強くなった!」「力が付いた!」であるって事はちょっと気になるが・・・。なぁんて、いいもんねぇ、クライミングは力だ!
「飛んでみる?」と、ママが言い出した。だから、飛べないって!一手のランジ課題を三つ。ここまでは何とかなった。飛ぶ時に、ホールドに手を激突させなくなったのは、進歩だ!四つ目の課題で行き詰る。タッチは出来るのだが。。。何度目かのトライでやっと取れた、オッシャ~!「ハエのように飛んだなぁ!」と、トミさん。ハエ?蝶じゃないの? (`з´) やっと、林ダさん、きくが登場。君達、遅刻だよ!
ママが課題を作るのを見てたら、ひょえ、ママがダブルダイノ。ママがランジする姿なんて・・・。ビックリ。この課題は、生徒に回ってこなかった。ママが飛びたかっただけなのか?
林ダさんときくが揃った所で、ママから指令、「いく、二人に課題を教えてあげて!」、ほぉい。「いく、課題を覚えられるようになったねぇ!」と、ママ。ちょっと、賢くなったでしょ!にしても、きくも林ダさんも、私の課題だと、スタティックにホールドを取って行く。本日、飛んだり跳ねたりの日なんだよ!どうして、あんたたち届いちゃうのよ!なんだか、腹が立つ!あれこれやってる間に、林ダさんは、落ちてくれた。いい人だぁ(^o^) ママが「きくは、いく用の課題じゃ、普通に届いちゃうね!」と、きく用の課題を作り始める。林ダさんは、まだ、登れていない課題と戦っている。ホケッっとしてたら、「じゃ、いくはこの手をこっちにして・・・」、きく用の課題が私用にアレンジされた。見てなかったm(_ _)m
課題を確認して登り始める、が、これは、遠いだろっ!飛んでみる、ホールドにタッチ出来るがホールドの上に届いてないから掴めない。2回目、3回目、林ダさんも参戦してきた。「クールダウンに参加させて!」「俺も登っていい?」と、おじ様方が参加。おじ様方は、ガバ過ぎる!と、ホールドをポケットにしたり、おまけスタンスを削ったり、鼻歌交じりである。Y川さんの踏切りを真似て飛んでみる。けど、駄目。そうこうしてたら、林ダさんもホールドにタッチ!ヤバイ!次、やられるかも!慌てて登る。ウリャ!いただき!お先にぃ(^o^)/
きくは、別の課題。スタートから終了点までホールド3つである。2手目は取れてる。終了点が掴めない。信じられない遠さである。何度目かのトライで、きくちゃん、終了点Get!そう言えば、きくとボルダーで遊んだことって・・・ないかも。レベルがあまりに違いすぎて、遊び相手にならないのだ。きく、ボルダラーみたい!私にアウトドアやルートに引きずり込まれるまで、きくがインドアボルダーっ子だった事を思い出した。
林ダさんは、今週末のスクール参加は未定。まだ、予定がはっきりしないらしい。ここで、きくといくの悪魔の囁きが始まる。「クラック楽しいよぉ!」「クラックもマルチも一通りやってみないと!」。そこで、林ダさんをクラックの壁に連れて行く。テーピングをして、いくのクラック講習!クラックに手を突っ込み、「こうやってね、こうするの。こうやってね、反対にすると逆手のジャムになるの。」、この怪しいジャムの説明で登れたら、林ダさん大天才!である。って、言うか自分だって怪しいのに人に教えて大丈夫か?「取り合えず、足はフェイスに出して手だけジャムね!」と、送り出された林ダさんは、落ちない!店終い準備を始めていたママが我々の大騒ぎに顔をあげる。クラックがオフセットになっている辺りから、ママのアドバイスが飛ぶ。林ダさんは、なっ、なんと、一撃しちゃったぁ。中高年の☆、恐るべし!「一撃できる人って少ないんだよ!」と、ママ。林ダ君、本当は若い頃に登ってたんじゃないの?郷里の近くに、岩場があるよね。
慌てて、私も登る。背中ではママが林ダさんにフットジャムを説明している。来るぞ来るぞ!と、身構えていると、予想通り、フットジャムで登れ指令が下る。ん~、フットジャムで登れた事ないんだよなぁ。と、登ってみると、あら、あっさり(^o^) 私も、一応、上手くなっているようだ。
林ダさんはそのまま怒涛の勢いでコーナークラック、きくちゃんは林ダさんのお相手、私はアイシングで、本日おしまい。

帰りの車中、どうしてランジでホールドを掴めるのか?って話になる。私のイメージ。あのホールドまで飛ぶぞ!と思うと、ホールドにタッチで終わってしまう。あのホールドを掴むぞ!そう思って飛ぶと掴めるんだなぁ。これが。
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