クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

湯川 2005/07/16 Sat

2005-07-16 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
初の岩場の湯川でクラック講習。湯川には大工さんがいっぱい。まずは、岩場見学。アプローチの到着点にあるのサイコキネシス(5.10c)から、奥へ。白髪鬼(5.13b/c)、これが!?限界というものは自分が決めるとかなんとか、そんな感じの言葉がある。自分が限界だ!と思ったところが限界なのだ。しかし、開拓クライマーの頭の中ってどうなってるんだろう?どうして、このヘアライン(であってる?)を登ってみようなんて気持ちになれるのか?以前、城ガ崎で純一さんにも同じような不思議を感じた。ずっと以前、純一さんに言われた事を思い出す。「登りたい!じゃダメなんだ!」、いつか登りたいなぁなんてホンワカ思ってたって、そんな日は永遠にやって来ない。登ろう!って思ってそれに向けてアクションを起こさないと登れやない。白髪鬼(5.13b/c)を登った保科さんや吉田さんは、無理だ!って自分の限界を設定することなく、登ろう!って決めてトライした人達なんだろう。なんだか、スゴイ。そのまま、一番奥の大工さん台湾坊主(5.9)まで見学。日本全国大工さんのルートを全部登ってやる!プロジェクト湯川編、第一歩目はこのルートである。早く、登れるようにならないと。修行、修行!

デゲンナー(5.8)をTR。気が付くとクラックの縁を掴んでいる自分がいる。このルートをRP狙いで取り付いてるなら、ジャムで登ろうが、フェイスムーブで登ろうがどちらでもOKなんだろうけど、今日は、クラック講習、ジャブだ、ジャブ!違った、ジャムだ、ジャム!
今日、私の道具掛けには、ピッカピカのキャメロットが輝いている。けど、ここで私はリード出来そうに無い。だから、ママにキャメロットを使ってもらう事にした。スクール生が道具を買い始めた頃、一番初め道具をママに使ってもらって縁起の良い道具にしよう!って言う縁起担ぎが流行った頃がある。このロープは落ちない!って縁起を担ぐのだ。各自、道具も揃ってしまい、すっかり忘れていた。ママに初めに使ってもらったから、このキャメロットは縁起が良くなったに違いない!縁起を担いで登ってる私って。。。でも、自分の技術よりも縁起の方が信用できそうなんだもん。先は長いのぉ。。。
次、北風小僧(5.9)をTRで。クラックの中から虫がいっぱい出てきた。泣きそう(ToT)。ステミングするフットホールドが眼鏡の視界から外れてしまい見えないし。コーナークラック、苦手だなぁ。
ちょっと雨がぱらつき、本日、ここまでか?と思ったのだが、ご飯を食べている間に、天気は持ち直し、コークスクリュー(5.9)をTRで。快適にハンドジャムからスタート。が、「ママァ!フィストでもスカスカ(ToT)!」「アームバーにしなさい!」、そっか、っと慌てて肘を使って止める。稲妻型クラックなので、片足はジャム、片足はフェイスを入れ替える。けど、難しい(TOT)。本日、唯一の男性受講生が登り始めるがスタートで大苦戦。スタートが可哀相になっちゃうくらいのシンハンドである。途中で敗退してきた(って、リードしてたんだけど。。。)彼に、「いいもの見せてあげる!」と、バッチリ決まるハンドジャムを見せてあげた。まっ、かわいい嫌がらせである。クラックのグレードって本当に難しい。私にとっては、リードするならこれかな?と、思わせるルートだったが、彼にとってはとっても難しいルートなのだ。
サイコキネシス(5.10c)、もちろんTR。「湯川に行くんだぁ!」とはしゃぐ私に、「サイコキネシス(5.10c)、登っておいで!」と大工さんが答えるルートだ。まだ、無理!近い将来、登るけどね。フィンガーでスタートしてレイバックになろうとするが、なれない(ToT)。しかも、テンションがロープじゃなくてジャムした手に掛かった。ビックリするほどジャムが効いてる!初めての体験である。ビックリ!指って丈夫なもんだなぁ!なんて言ってる場合じゃない、痛い(ToT)、しかも、落ちるのは、毎回、同じ場所なので痛いのも、毎回、同じ箇所。「関節によくないから、あまり、やり過ぎちゃダメよ。」と、ママに言われ、これ幸いと終了。なんと、3手目のジャム、地上50cmで敗退(TRなのに)!本当に、近い将来、登れんのか?大工マニアの道も険しい。

ところで、私のキャメロットに名前をつけた。ピッカピカだから、ピカ子。いつまでも、私の体重を受け止めることなく光り輝いていてほしいものである。
コメント
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