本日は父岩、昨日に引き続き5.9以外、RPしていないエリアである。登るぞぉ!
まずは完璧な父(5.10c)の下部をTRでアップ。
よそのパーティが取り付いていた小川山物語(5.9)を覗きに行くと、あと一人。並ぼう!と、きくと取り付きへ。私は去年、登り済み。きくはまだなのだ。林ダさんにも、登らせてあげたい。きくが登ってあっさりOS。このルートはとても登り応えがある気持ちのいいルートだ。きくは、結構、満足気。登るきくを眺めていた林ダさんは、ちょっと腰が引け気味。きくが、核心部でもたついたのが気になるらしい。んと、核心が超えられない訳ではない。普段、きくが登っているルートと比べたら、とてもいいホールドだ。核心では、そこまで登ってきたホールドに比べ、イキナリ悪いホールドが出てくる。で、一瞬、躊躇して、アレッ?これでいいのかな?と、もたつくのだ。決して、きくが登るのに苦労してる訳ではない。林ダさん、こんな感じなの、わかる?TRかリードか?迷ってる林ダさんに「リードにしなよ。TRで登った後は、リードで登るのが嫌になるくらい長いんだから。」と、煽ってみると、「ん~、行こうかなぁ。」と林ダさん。会話を聞いていた純一さんが、林ダさんの行こうかな発言が飛び出した瞬間、ロープを抜き始めた。「やっぱり・・・」と言うタイミングを与えない、ナイスプレーである。と言う事で、有無を言わせずFLトライで林ダさん。結果はあっさりFL。降りてきた林ダさんは、ニコニコと近づいてきてハイタッチ。余程、嬉しかったらしい。初めてリードした日、初めて10aを登った時、「おめでとう!」とハグする私にボヤ~ンとしていた林ダさんの、自らのハイタッチが見られるなんて思わなかった。よかったね、気持ちよかったでしょ。
連休3日目で、皆さん、早あがりを予定しているのか?、この人気ルートに次の待ちパーティがいない。誰も待っていないのなら、と、他の講習生も登り始めた。なんとなく応援したり、冷やかしたりしていると、私、アップしか登ってないよぉ!私も小川山物語(5.9)を登っちゃおうかなぁ、と思ったが、順番待ちで、待っていると、待ち時間の長さにイラッっとする。イイヤ、本命を登ろっと。
今日は、2本RPして帰ろうが目標である。取り合えず、10aのタジヤンⅡ(5.10a)をやっつけて、もう1本どうしようかなぁ、とタジヤンⅡ(5.10a)に手を付けたら、嵌った。核心が越えられない。マジで?ジタバタして、1回降りて仕切りなおし。
もう1度、タジヤンⅡ(5.10a)。やっぱりダメだ。なんだか、凹んできた。
作戦を考える。TRでムーブを固めようか、ちょっと体力回復を計ろうか、岩壁の父(5.10b)でもTRで冷やかして気分を変えようか・・・。結局、寝る。
目が覚めて、さてっ、準備をしながらママとおしゃべり。「10aを30本登っても、まだ、全然ダメだね。」「登れるわよ、スラブは独特だからね。もうちょっと、体がスラブに慣れてから登ったら登れるよ!10aだよ、次は行けるよ!」「でもさぁ、ママや純一さんは10aじゃ落ちないじゃん。そういう人達のことを10aが登れるって言うんだよ!」「だって、登れるマックスグレードが違うもん、いくだって5.8なら登れるでしょ!」、ドキッとした。何事も知れば知るほど奥深くなるものだが、クライミングも同じ。今の所、登れない5.8に出会ったことはない。けど、いろんなルートがある。もしかすると、どこかに登れない5.8があるんじゃないだろうか?私は、本当に5.8なら登れるのか?
さて、登ろう。スーパー本気モードでタジヤンⅡ(5.10a)。核心部、ポケットに足があがればお終いだ。指力が勝負!ってホールドで中継にしか使えないような場所(を私は使ったが、皆は外の結構いい足を使ってた。試したけど、私には遠い?)に足をスメアリングしてジワジワと体をあげる。けど、体が壁から剥がされる。ダメかぁ。
登れる気がしなくなった。グレグレである。きくを筆頭に、向こうで岩壁の父(5.10b)をRPしてきた面々に八つ当たり。一人づつ、「登って!」と、タジヤンⅡ(5.10a)の核心部を登ってもらう。皆、抜けられる。フンダ!
とうとう、一人になる。最後にもう一便タジヤンⅡ(5.10a)。核心手前で、フト、思った。自分のムーブじゃいけそうにない。どうせダメなら、皆の使っていた外の足で行ってみようか?と、ムーブをおこすと、足はすんなりポケットに入った。キィィィィィィ!もっと、はやく試せばよかった。この上は何て事はないはずと、お気楽に登ると、ムッムッムッ?「右手の所に、足をあげろ!」、ホイホイ、で?次が無い。「すぐ上がガバだから!」、顔をあげると、マジで?ガバははるか頭上である。この体勢から片足スクワットで立てってか!ぐぉぉぉぉ!無理(ToT)、テンション。いただき!と思っていただけに・・・、悲しい(ToT)。ぶら下がりながら、ホケッとしていると、下からママの声がした。「いく、フレークの一番上を取ろうとしてなかった?」「うん、違うの?」、だって、真っ白じゃん、アレでしょ?「ガバはフレークの一番下よ!」、エッ?畳み掛けるように「フレーク、全部、ガバだよ、ガバッ!」、と、純一さん。見上げたフレークはなんと一番低い場所も真っ白だった。マジで?届いて欲しいような欲しくないような気分で登り返すと、(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)。「届いた(ToT)」、体勢は、余裕ブッチギリだ。有り得ない。イージーミスだ。追い討ちを掛けるように「もったいない!」「もう、何やってるの!」「届かない訳ないよな!」と、大合唱である。降りてきた私に、純一さんとママは「まったく!」「もう!」と、呆れ返っていると言うか、笑ってると言うか、怒る気力も失せたようだ。我ながら、なんだかなぁ。
駐車場から父岩を眺め、「あれが、小川山物語(5.9)。」「あそこが岩壁の父(5.10b)のトラバースの所。」とワイワイ。すっかりイジケ虫の私が、「いいよね、みんな楽しくて、いくの登ってたルートなんて木に隠れて見えないし。登れてないし。。。」と、イジイジ。したらママが、「いく、見えるよ!ほら、あの木の下、いくが落ちたフレーク!」、キィィィィ!
今日の林ダさん。タジヤンⅡ(5.10a)、完璧な父(5.10c)の下部をTR、は見てなかった。小川山物語(5.9)をかっこよくFL。タジヤンⅡ(5.10a)をリードで核心敗退。岩壁の父(5.10b)をTRでノーテン、で、あってる?
今日のきく。タジヤンⅡ(5.10a)をTR。小川山物語(5.9)をマスターOS。完璧な父(5.10c)をリードでワンテン?完璧な父(5.10c)をRP。タジヤンⅡ(5.10a)の核心まで、チョロっと。
途中、寝たから、二人ともなにやってたのか、よく、わからん。
まずは完璧な父(5.10c)の下部をTRでアップ。
よそのパーティが取り付いていた小川山物語(5.9)を覗きに行くと、あと一人。並ぼう!と、きくと取り付きへ。私は去年、登り済み。きくはまだなのだ。林ダさんにも、登らせてあげたい。きくが登ってあっさりOS。このルートはとても登り応えがある気持ちのいいルートだ。きくは、結構、満足気。登るきくを眺めていた林ダさんは、ちょっと腰が引け気味。きくが、核心部でもたついたのが気になるらしい。んと、核心が超えられない訳ではない。普段、きくが登っているルートと比べたら、とてもいいホールドだ。核心では、そこまで登ってきたホールドに比べ、イキナリ悪いホールドが出てくる。で、一瞬、躊躇して、アレッ?これでいいのかな?と、もたつくのだ。決して、きくが登るのに苦労してる訳ではない。林ダさん、こんな感じなの、わかる?TRかリードか?迷ってる林ダさんに「リードにしなよ。TRで登った後は、リードで登るのが嫌になるくらい長いんだから。」と、煽ってみると、「ん~、行こうかなぁ。」と林ダさん。会話を聞いていた純一さんが、林ダさんの行こうかな発言が飛び出した瞬間、ロープを抜き始めた。「やっぱり・・・」と言うタイミングを与えない、ナイスプレーである。と言う事で、有無を言わせずFLトライで林ダさん。結果はあっさりFL。降りてきた林ダさんは、ニコニコと近づいてきてハイタッチ。余程、嬉しかったらしい。初めてリードした日、初めて10aを登った時、「おめでとう!」とハグする私にボヤ~ンとしていた林ダさんの、自らのハイタッチが見られるなんて思わなかった。よかったね、気持ちよかったでしょ。
連休3日目で、皆さん、早あがりを予定しているのか?、この人気ルートに次の待ちパーティがいない。誰も待っていないのなら、と、他の講習生も登り始めた。なんとなく応援したり、冷やかしたりしていると、私、アップしか登ってないよぉ!私も小川山物語(5.9)を登っちゃおうかなぁ、と思ったが、順番待ちで、待っていると、待ち時間の長さにイラッっとする。イイヤ、本命を登ろっと。
今日は、2本RPして帰ろうが目標である。取り合えず、10aのタジヤンⅡ(5.10a)をやっつけて、もう1本どうしようかなぁ、とタジヤンⅡ(5.10a)に手を付けたら、嵌った。核心が越えられない。マジで?ジタバタして、1回降りて仕切りなおし。
もう1度、タジヤンⅡ(5.10a)。やっぱりダメだ。なんだか、凹んできた。
作戦を考える。TRでムーブを固めようか、ちょっと体力回復を計ろうか、岩壁の父(5.10b)でもTRで冷やかして気分を変えようか・・・。結局、寝る。
目が覚めて、さてっ、準備をしながらママとおしゃべり。「10aを30本登っても、まだ、全然ダメだね。」「登れるわよ、スラブは独特だからね。もうちょっと、体がスラブに慣れてから登ったら登れるよ!10aだよ、次は行けるよ!」「でもさぁ、ママや純一さんは10aじゃ落ちないじゃん。そういう人達のことを10aが登れるって言うんだよ!」「だって、登れるマックスグレードが違うもん、いくだって5.8なら登れるでしょ!」、ドキッとした。何事も知れば知るほど奥深くなるものだが、クライミングも同じ。今の所、登れない5.8に出会ったことはない。けど、いろんなルートがある。もしかすると、どこかに登れない5.8があるんじゃないだろうか?私は、本当に5.8なら登れるのか?
さて、登ろう。スーパー本気モードでタジヤンⅡ(5.10a)。核心部、ポケットに足があがればお終いだ。指力が勝負!ってホールドで中継にしか使えないような場所(を私は使ったが、皆は外の結構いい足を使ってた。試したけど、私には遠い?)に足をスメアリングしてジワジワと体をあげる。けど、体が壁から剥がされる。ダメかぁ。
登れる気がしなくなった。グレグレである。きくを筆頭に、向こうで岩壁の父(5.10b)をRPしてきた面々に八つ当たり。一人づつ、「登って!」と、タジヤンⅡ(5.10a)の核心部を登ってもらう。皆、抜けられる。フンダ!
とうとう、一人になる。最後にもう一便タジヤンⅡ(5.10a)。核心手前で、フト、思った。自分のムーブじゃいけそうにない。どうせダメなら、皆の使っていた外の足で行ってみようか?と、ムーブをおこすと、足はすんなりポケットに入った。キィィィィィィ!もっと、はやく試せばよかった。この上は何て事はないはずと、お気楽に登ると、ムッムッムッ?「右手の所に、足をあげろ!」、ホイホイ、で?次が無い。「すぐ上がガバだから!」、顔をあげると、マジで?ガバははるか頭上である。この体勢から片足スクワットで立てってか!ぐぉぉぉぉ!無理(ToT)、テンション。いただき!と思っていただけに・・・、悲しい(ToT)。ぶら下がりながら、ホケッとしていると、下からママの声がした。「いく、フレークの一番上を取ろうとしてなかった?」「うん、違うの?」、だって、真っ白じゃん、アレでしょ?「ガバはフレークの一番下よ!」、エッ?畳み掛けるように「フレーク、全部、ガバだよ、ガバッ!」、と、純一さん。見上げたフレークはなんと一番低い場所も真っ白だった。マジで?届いて欲しいような欲しくないような気分で登り返すと、(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)。「届いた(ToT)」、体勢は、余裕ブッチギリだ。有り得ない。イージーミスだ。追い討ちを掛けるように「もったいない!」「もう、何やってるの!」「届かない訳ないよな!」と、大合唱である。降りてきた私に、純一さんとママは「まったく!」「もう!」と、呆れ返っていると言うか、笑ってると言うか、怒る気力も失せたようだ。我ながら、なんだかなぁ。
駐車場から父岩を眺め、「あれが、小川山物語(5.9)。」「あそこが岩壁の父(5.10b)のトラバースの所。」とワイワイ。すっかりイジケ虫の私が、「いいよね、みんな楽しくて、いくの登ってたルートなんて木に隠れて見えないし。登れてないし。。。」と、イジイジ。したらママが、「いく、見えるよ!ほら、あの木の下、いくが落ちたフレーク!」、キィィィィ!
今日の林ダさん。タジヤンⅡ(5.10a)、完璧な父(5.10c)の下部をTR、は見てなかった。小川山物語(5.9)をかっこよくFL。タジヤンⅡ(5.10a)をリードで核心敗退。岩壁の父(5.10b)をTRでノーテン、で、あってる?
今日のきく。タジヤンⅡ(5.10a)をTR。小川山物語(5.9)をマスターOS。完璧な父(5.10c)をリードでワンテン?完璧な父(5.10c)をRP。タジヤンⅡ(5.10a)の核心まで、チョロっと。
途中、寝たから、二人ともなにやってたのか、よく、わからん。