クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

BigRock 2005/03/30 Wed

2005-03-30 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
BigRock、サボっちゃおうかなぁ!と、今日はさすがに思ったが、気を取り直して行ってきた。BigRockに行っても、登れないなんて。。。つまんない。

一人で寂しく、登ってる人を眺めながら筋トレだぁ!と、思ったら、次々、人が休憩にやってくる。筋トレしてるんだかおしゃべりしてるんだか。にしても、みんな、きちんとアイシングするんだなぁ。
目の前で、小山田さんが登ってる。かっこいいなぁ。筋トレを中断して思わず覗き込んでしまう。彼の手はいったいどうなってるんだろう。彼がホールドを持つ手をじっと見る。。。わからん!
ママの作ってくれたメモを見ながら、順番にトレーニングをこなす。なんか、こんなに簡単に手が上がるのは。。。やり方を間違ってる?メモを見つめて、よぉぉぉく考えてみる。。。思い出せません!自分なりにやってみるしかない。間違ってたら。。。後日、ママにチェックしてもらおう。
今日は、なんだか人が多いなぁ。ちょっとだけ、ホールドを触ってみたくて、ジムの中にいる人をチェックする。いくが登ったら、ママに「いくちゃんが、登ってたよ!」って、言いそうな人は。。。って、ママにもついに、この日記を発見されちゃったから、誰かにママに言われなくても、自分で書いちゃうとお仕舞いなんだけど。で、正直に書こう!ウッチーさんは、休憩室にいるし、入り口の壁は空いてる。あの辺にいる人は、いくが指が痛いって事は知らないはず。靴も履かないし、ちょっとだけ!入り口の壁でこそこそと登ってみた。ガバなら大丈夫!ひとつ、ふたつ、みっつ目のガバを持ちながら、次はこれがガバかなぁ?と、ホールドを探していると、入り口の扉が開いて、人が入ってきた。きくだ!焦りまくって聞かれもして無いのに「今、ちょっと触っただけだもん!」。コラッ!ママにダメって言われたでしょ!って目付きのきくが無言で立っていた。はぁ、悪いことは出来ないものである。必死の言い訳である。本当に本当に、ホールドを3つしか触ってないのだ!まぁ、きくが来なきゃもうちょっと触ったかもしれないけど。。。

登ることの出来ないBigRockは、ちょっとつまんないけど、これからこんな事にならないように、気をつけなくっちゃ、って気分にはさせてくれた。早く、治りますように。
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鳳来 2005/03/27 Sun

2005-03-27 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今日は、治山水と言う岩場。なんと、アプローチは40分。ひょぇぇぇぇ!今日は、昨日の寒さはどこへやら。とっても暖かい。半袖で登れそうである。

ゆっくりアプローチチームが、岩場に到着すると、ガシガシアプローチチームは、もう、いつでも登れるぞ状態って言うか、とっとと、登りに行ってしまった。呼吸を整え、準備を行い、本日のアップルートやさしいけど登ってね(5.10a)。今日の皆の感想は、「冷たいけど、昨日よりはマシ!」である。言葉通り、皆、スイスイ登って順番が回ってくる。私も、普通に登ってお仕舞い。FL。

さて、やさしいけど登ってね(5.10a)でフランス人ゴッコをして遊ぶ。じゃなくて、落ちる練習とビレイの練習をする。昨夜、酒の肴で落ちる練習が話題になったのだ。私は何もしなくてもよい!と言われるが、皆は、ロープを流すビレイの練習である。私が何もしなくてよいのは、私がビレイ上手な訳ではなく、軽いせいで人が落ちてくると、自分がそのまま持っていかれて、ロープを出しているのと同じ状態になるからである。ただ、自分が岩に激突しないように注意する必要はある。と、自分とクライマーの高さが入れ替わってしまうような大きい人のビレイをしてはいけない。
さて、フランス人ゴッコの詳細はこうである。まず、登る。登るときは、出来るだけ、インサイドフラッキングとか小技を使う。チョークアップした手は、フッっと息を吹きかけ、チョークを飛ばす。で、終了点にクリップせずに、「ホォォォォ!」と、叫びながら飛び降りる。下まで、ロワーダウンしたら、恋人にKissする。である。
今回、チャレンジャーは古谷さん、恋人役は菊ちゃんである。
古谷さんは順調にのぼり、「ホォォォォ!」と、叫びながら飛び降り降りてきた。そして、きくちゃんに近づくが。。。きくちゃん、断固拒否である!お酒を飲んでいないきくちゃんは、こういう人である。
次は、きくちゃんだが、「無理です!」と、飛び降り中止。
私も「怖い (;;)」、と泣きが入り、飛び降り中止。落ち慣れるために、落ちる練習なんて、いったい誰が思いついたんだか。。。

ロングロングアプローチだった為、あっと言う間に、お昼である。ご飯を食べて、ドキンちゃんの入園式(5.10c/d)。ガシガシ登って、最後、ハングを越えればお終いのルートだ。ハング下で、アンダーを取って、右手でガバ。そこでクリップして、左手をあげて、右足を手に足、右手を上の棚におりゃ!えっ!一撃?右手で棚の上を一生懸命探るが、何にもない(TT)。パーミング?うそぉぉぉ!ズルズルすべる手はもうほっといて、何とか左足をあげようとするが、当然のように、左足があがる前に、右手が外れた。がっかり。レスト後、リトライ、右手を棚に上げる前に左足を上げ、左手をあげてあまいかちで立ち上がる。あとはおりゃおりゃと、ハングの上に立ち上がっておしまい。あぁあ、パーミング力が欲しいなぁ。あったら、一撃できたかもなぁ。

ドキンちゃんの入園式(5.10c/d)、2回目。ガシガシ登って、ハング下から、先程のレスト後と同じ手順で、右足を手に足、左足をあげて、ムッムッムッ!さっき、なんで、これで左手が出たんだ!力尽きる。下からママの声。「さっきと、同じ登り方で登ったでしょ、さっきはレストした後だから出来たけど、下からつなげて行って、あのMOVEで登れる力は残ってないでしょ!」、はい、残っていませんでした。「古谷さんも、菊ちゃんも、右のガバの斜め上の縦型のホールドを使ってたわよ!」、と、入れ知恵をされ、ホールドを探すと、おぉぉぉぉ!こんな、見事なガバが隠されていたなんて!次は、いただきである。

ドキンちゃんの入園式(5.10c/d)、3回目。すっかり、イタダクつもりである。ママに、「あっちの11aにTR張っといたわよ!いくの得意系の11aだから、こっちを登ったら、登ってらっしゃい!」と言われ、よし!とっとと、やっつけるぞ気分が盛り上がる。が。。。ハング下から、ガバを取って、左手でクリップ、左手をあげて、右足を手に足、右手で横引きのガバを取って。。。なぜが、左手まで横引きのガバに!足は正対、手はレイバック?収拾不可能、テンション。「どうして足を踏み変えないの!!」、だってぇ(TT)、わかんないけど、変な格好になっちゃったんだもん(;;)。

みんな、あっちの11a、こっちの10dと楽しそうである。私も早く、登りたい!
ドキンちゃんの入園式(5.10c/d)、4回目。さすがに日が翳って寒くなってきた。疲労回復と、体が冷えるのを天秤にかけて、そろそろ行くかぁ!さすがに、サクサクッと。RP。降りてきて、ママにチュ!きくちゃんにチュ!としようとしたら、きくちゃんに、逃げられてしまった。どうやら、彼はフランス人にはなれないらしい。

朝、ママに今日のいくの課題!と言われていたドキンちゃんの入園式(5.10c/d)を、やっと、やっつけた。後は、お気楽にあちこち食い散らかすぞぉ!と思ったが、もう、時間がない!TRを張ってもらってあるお散歩すえちゃん(5.11a)に突進!ママが、「いくの得意系でしょ!カチでバランス。。。あっ、指!痛かったら途中でもいいから降りてらっしゃい!」。ママ、遅い!もう、登り始めちゃったよ。「ママ、この前の話覚えてる?登り始めたら、登りたいの!」。
そう、先日、城ガ崎の酒飲み話で、丁度、そんな事を話していたのだ。アップで登ってるだけなんだから、体が動くようになってきたら、途中で降りても良いのに、登り始めると最後まで登りたくなっちゃうんだよねぇ、途中で止められないんだよねぇ。で、アップで疲れちゃったりして、ってな、感じである。
途中、ここが核心って箇所でさすがに、指がズキッと来た。がんばらずに潔く、落ちる。核心部は、引っ張りあげて貰いつつ、なんとかトップアウト。「どう?」「うん、元気な時に、がんばったら登れるかも。」、夢はでっかく!

そうそう、ママに『インドアでは登らない!ガバ系の外岩なら行ってよし!』との許可を取り付けた。きくにママが外岩に行っても良いって言ったと、話したのだが。。。「って、言ってましたけど、本当ですか?」って、きくはママに確認しやがった(`へ´) 感じわるぅ!「だって、登りに行くって事に関しては、嘘をつきそうだからね!」と、涼しい顔をして、当然って感じで言い放った。キィィィィィィ(`з´) きくには、嘘をつきそうだけど(?)、ママには嘘をつかないもん。ママの言うことは、いい子だから守るもんねぇ!
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鳳来 2005/03/26 Sat

2005-03-26 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今週末のスクールは鳳来社会見学である。鳳来と言う岩場は。。。ちょっと、気後れする。私の実力では、まだ、早すぎる岩場だ。駐車場は、満車になっていない。まだ、鳳来のシーズンにはちょっと早いらしい。でも、人が少ないほうが実力不足の私には、お気楽である。

ガンコ岩1階へ到着。貸切である。そういえばちょっと肌寒い。朝だから?今日は、天気予報だと16度まで気温が上がる予定なんだけど。。。

まずは、講習会ルート(5.7)。まったりしている私の前に、講習生'sが、次々、ウォーミングアップ。みんな、口をそろえて、「岩が冷たい!」。私も、押っ取り刀で登ってみる。確かに冷たい。登っていると、半分くらい登った所で、手の感覚がなくなってくる。FL。

とにかく、寒い。とりあえず、食べて温まろう!と、おやつを食べながら、そのままお昼ご飯に雪崩れ込む。日が差してこないかなぁ!と、空を見上げるが、状況は一向に改善されそうにない。岩を眺めにきたわけじゃないんだし、取りあえず行ってみますか!

他の講習生は、かんたん(5.10a)を適当に食い散らかし、5.11aのルートに突進して行った。しかし、このルートも途中で「手の感覚がなくなる!」との事。取り付いてみる。途中で、手は冷たく、そして、痛く、我慢できなくなり、落ちる。ハングドックしてMOVEを探ってロワーダウン。

みんなが取り付いているルートもちょっと気になり、ママに聞いてみる。「いくがこっち登ったら、今日、終わっちゃうかなぁ?」「10a、登れなくなっちゃうよ!」、はぁい。だよね。

ウロウロして、もう一回。MOVEもチェックしたし、登れるだろう!と、かんたん(5.10a)に取り付くが、やっぱり駄目。状態がよかったら、絶対登れるのに!と思うが。。。今、この瞬間、登れないんだからそんな事を言っても仕方がない。落とす気マンマンだったのになぁ。

10aを、やっつけようと思うのだが、とにかく寒い、と言うか、岩が冷たい。今日は宿の都合で、早く引き上げなくてはならない。あと、何回、登れるかなぁ?と、腕時計をチェック。ん~、今すぐ登って、ぎりぎりでもう一回いけるかなぁ?

ぐずぐずして、再度、かんたん(5.10a)。取り付きで靴を履こうとしていると、ママがやってくる。これでラストにして今日は引き上げよう!との事。「寒かったら、無理に登らなくていいわよ!」と、ママ。うん、寒いけど。。。明日もここなら、今日はもう止めたいなぁ。。。「明日もここ?」「みんなの希望しだい。」。みんなに聞いてみる。みんな今日は、講習会ルート(5.7)を登っただけで、他のルートは全然登れていないので、明日もここに来たがると思いきや、・・・、はっきりしない。明日も天気がこんなだったらとか、せっかく鳳来まで来たんだし、他の岩場も見てみたい。。。とか、わかった。登るよ!明日もここなら、5.11aだぁ!

かんたん(5.10a)。登り始める。気合だぁ!気合!登れないわけではない。我慢できないだけなんだ!わしわし登る。下でママの「いくは・・・が強いのよ!」って声が聞こえる?・・・って何だろ!聞こえない。とにかくわしわし登って、前2回、挫けた場所も通り過ぎ、最後、棚に乗り越して終わりだぁ!って所にたどり着いた。両手離しになれる。レストといいたいところだが、とっても簡単な乗り越しで、レストする暇があったら、乗り越してクリップして降りて来い!って感じである。が、両手はもう、全然、感覚がなく、登りたくても登れない。挙句、チョークバックに忍ばせてきたカイロを取り出し、手を温めようとして、カイロを落としそうになり、おっと、自分が落ちそうになる。「手の感覚ないでしょ、あわてないでいいから!」と、ママの声。ウン(^^)。ゆっくり暖まって、おりゃと登ってクリップ。RP。降りてくると、「いくは強いね!」と、ママにいい子いい子された。そう言えば、登ってた時も、強い!って聞こえてた。何が、強いんだろ?

「早く、片付けてらっしゃい!」って、言われたが、回収のために登ってくれるママを見る。トラバース気味に左に進む箇所も、私がMOVEを探った場所も、ママと私の登り方は全然違う。気になる。ママの目には、何が見えているんだろう?
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BigRock 2005/03/23 Wed

2005-03-23 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
BigRockなのだが、「指が痛い!」って口にしていいんだ!と、思ったあの瞬間から、本当に指が痛い。ママに相談である。「ガバしか使わなければ、登っても大丈夫?」「ん~、ガバばっかりなら。。。本当は休むほうがいいんだよね。」。そうくると思った!でも、もう、BigRockに来ちゃったもんねぇ(^^)。しかも、対策も考え済みである。「じゃあ、筋トレするから付き合って!」、どうだ!これなら、指が「痛たたたたっ!」でも大丈夫でしょ(^^)

ラットマシン、バーベル、ダンベルを使ってトレーニング。ママにメニューを考えてもらって、ひとつひとつのトレーニングの形を教えてもらう。ママはメモをとりながら。。。
来週、ママはお出かけなのだ。私の指が痛くなくなる為に、どれくらい時間がかかるのかはわからないが、少なくともママが留守の間は自分で何とかしなくてはならない。果たして、ママのメモを見て、自分で何とかできるんだろうか?
「息を吸いながら!」「背中の筋肉を意識して!」「最後は胸を突き出すように!」・・・・トレーナーって凄いよなぁ。隣で、背後でそうやってママに声をかけられる事によって、どんどんトレーニングに集中できる。ママがちょっと電話に出たりしていると、その間に私の意識は、「息を吸ってぇ、吐いてぇ、吸ってぇ、吐いてぇ」だけになっちゃって、手を上げるリズムや、上げきった時に動きを止めて意識する筋肉とか言われた事をどんどん、忘れていって?忘れてるんじゃないなぁ、注意することができない。はぁ、ママのメモを持って、どっかのトレーニングジムに行こうかなぁ。

「本当はしばらく休むほうがいいのよね。」と、改めてママに助言される。「ん、しばらく良い子にしてジムでは登らないから外には行っていいでしょ(^^)。今週末は鳳来だし!」「・・・」「鳳来って指にくる岩場なの?」「くる!本当は今週末も登らない方がいいんだけど・・・」「・・・(;;)」「今週末は連れてあげるから、その次の週は休みなさい!」「(TT)(;;)(TT)(;;)(TT)」。

バーベルだの、ダンベルだの振り回していると、「筋力アップ?」と、声が掛かる。その度にママが「指が・・・。」と説明を始める。「うれしそうに自慢するのよ!」って、所まで。恥ずかしいじゃん( ̄З ̄)。みんなの指はどうなってるんだろうと、覗き込んでみる。と、太かったり細かったり色々だが、私の指みたいにはなっていない。はぁ。

一通り、トレーニングを終えて、ママのメモを覗き込む。が、なんと、きれいさっぱりわからない。暗号だ!ママがひとつづつ、絵を描いて説明してくれる。が・・・。大丈夫なんだろうか?まぁ、なんとかなるだろう!クライミングシューズを履かないBigRockも新鮮で楽しいくらいの感覚で乗り切ろう!そうだ、せめて想像の中で登って、オブザベーションの特訓でもしてもらおうかなぁ。
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城山 2005/03/21 Man

2005-03-21 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
城山へ帰ってきた。本日は、マルチピッチ講習である。

バトルランナー4P(5.8、5.10a、5.7R、5.9R)を、ママと本日初対面のオコさんの3人で登る。トポを確認して、スタート!
1P目は、ノンビリしたものである。ママが上から引っ張りあげてくれてるし、快適快適(^^)。
2p目、ハング越えあり。エキスカーション6P(5.10a、5.10a、5.10c、5.10a、5.10a、5.9)で、講習中の純一さんが、ハング越えについて私をビビらせる。「怖がらせてどうするんですか!」「違うよ!だから、気をつけて行けよ!って言ってるんだよ。」。ん~、だって、嬉しそうな顔してるもん。で、懸案のハング越えは意外とあっさり。まだまだ、快適(^^)。
3p目、「リードする?」「うん。」「簡単だけどランナウトするから注意してね!」、と、言う事でリードした。登りは快適?なんだか、ざらざらしてて、触ると崩れそうでイヤな感じだけど、楽しく登る。問題はこの後、二人を引っ張り挙げて、ロープはきちんとたためるんだろうか?
3p目終了点、セルフを取って、ロープをアップして「ママのロープをあげるの後でいい?」と、まず、一人分。ビレイのセット、ビレイのセット、とあたふたと準備をする。何度確認しても不安だぁ!私は、態度はでかいが、気は小さいのだ。「行っていい?」「ダメェ!」と、もう一回確認。大丈夫(なはず)。「OKでぇす。」、と、ビレイ開始。簡単なピッチのため、登ってくるのがとっても早い。あたふたとロープをあげる。あぁぁ、ママが登ってくる時は、絶対、ロープあげるの追いつかないよなぁ。。。案の定、ママは一瞬にして登ってきた。そしてそのまま休憩もせずに4ピッチ目を登っていった。
4p目、フンフンと登っておしまい!お疲れ様でした。せっかく持ってきたんだからと、行動食を食べる。天気はいいし、暖かいし気持ちいいぞぉ!

下降、私は懸垂のロープを自分でつなぎ合わせた事が無い。そんな怖い事、出来るか!と、思っていたのだが、それじゃ、いつまでたっても独り立ちできないし(--)。つなぎ方は知ってる。度胸一発、結ばせてもらう。結び方は、結びなれた8の字結びを作るだけである。で、末端を結んで、投げるロープの末端も結んで、ママ、大丈夫だよね。「いく、先に降りて!」と、言われ降り始める。一番初めに懸垂で降りるのも初めてだ。このルートは、ビレイ点がテラスではない。きちんと見てないと、終了点を通り過ぎちゃう。。。ここだ!と、ハングの上、2p目の終了点に到着したのはいいけど。。。懸垂のロープを左手に持ち、右手でセルフビレイを取る?やりにくい。ロープ、とめてみようかなぁ。そう、私は8環でロープを固定した事も無い。丁度、先日、幕岩でママが他の受講生に教えてるのを見ながら、「やり方は知ってるけど、やった事ないんだよねぇ!」と、話していたのだ!加重を抜いてクリッと。おぉぉ!止まってる。なんて素晴らしいんだ!もう一度、懸垂をして無事地上に到着。お疲れ様でした。

昼食後、ショートルートを登るかぁ!だけど、どれを登ろうか?実は、現在、5.9が25本(だったかなぁ?)。もうすぐ目標の一つのグレードを5つの岩場で30本なのだ。まだ登っていない5.9をトポを眺めて物色。端の3本、グラシアス(5.9+)アミーゴス(5.9)アナザステップ(5.9)を行ってみよう!

まず、アミーゴス(5.9)から。ママから、難しいよ!情報を得て登りはじめる。と、こっ、怖い!えぇぇぇ、これって5.9なのぉ!1ピン目にクリップしたあと、思わず、「ママ、張って!」。と、ママは思いっきり張ってくれた。まぁ、1ピン目だし、落ちたら地面だし。。。でも、まだ、落ちてないし、登るつもりなのだ。「ママ、まだ、登るよ、そんなに張らないで!」、わがまま娘である。「じゃあ、張ってって言わないでよ!」、と、ママ。おっしゃる通りでございます。すいませんm(_ _)m。「ひょぇぇぇ!怖いよぉ!」と、大騒ぎしながら、よたよたと、登っていくと???目の前にあと3本のボルトが見える。で、その上が終了点のはずだが。ヌンチャクが足りない?まぁ、ビナも2枚あるし、何とかなるだろ!「いく、左より過ぎ、隣のルートになっちゃうよ!」とママ。だって、怖いんだもん。なんとかルートに戻ると、足元にボルトが1つ寂しげにある。ルートをそれちゃったせいで、クリップを飛ばしてしまった(^^;どうにかこうにか、終了点へ。以前にTRで登ってるらしい(記憶に無い)ので、RP。
次はグラシアス(5.9+)、「縦のホールドで面白いわよ!」とママ。登りはじめると、確かに縦のホールドって言うか斜めのカチだ。両手を揃えて、足が無い!どうしよう!落ちちゃった(;;)。5.9恐るべしである。一度降ろしてもらう。でも、えぇぇぇぇ、5.9なのぉぉぉぉ。絶対おかしい、何かあるはずだ!と、いつになく、真面目にルートをチェックする。こっちかぁ、と、ボルトの左。さっきはボルトの右を登ったのだ。うん、こっちだなぁ、とリベンジ。登り始めると、うん、多分こっち。でも、難しい。足の向きは、後ろ向きボーゲンである。怖いよぉ(;;)。しかも途中で、斜めのポケットと言うか、とにかく斜めの指1本くらいの幅の穴が出てきた。指を1本入れて下に引こうとすると、痛い(;;)。土曜日の夜、ママに関節炎と怒られてから、ずっと、指が痛い。今までは、こんなの痛がってたら、立派な(ってどんなんだろ?)クライマーになれないと我慢していたのだが、「痛い!」って言ってもいいんだぁと、思った瞬間からいきなり痛くなってきた。隣の指で試す、痛い(;;)、次の指、痛い(;;)、ダメじゃん!結局、指を3本突っ込んで斜め引きのガストンもどきみたいにホールドを使う。こちらもよたよたと、終了点へ。本当に、5.9なのか!RP。

取り付きで、ブーブー言いながら、次を登る準備をする。「いく、消化試合で登ってるでしょ!」とママ。へっへっ(^ ^)、とっとと、30本登ってしまいたいのは本当だ。でも、消化試合かなぁ?30本登っても、まだまだ5.9を登るつもりだよ。河又忍吉98(5.9)は、やっつけたい、これはお正月ツアー最終日、よれよれになって取り付いて目の前のガバが掴めずリベンジを誓ったルートだ。小川山ダーク・クリスタル(5.9)、これは、去年、上手になってリードしたいなぁと、憧れたルート。小川山ストリート(5.9)、これはRP済みだが、もう一度。ロープバーンルートですっごく怖いのだが、今年は余裕をもって登れるだろうか?青葉春らんまん(5.9)、ママのお薦めルートだったのに私が登ったのは雪の中、感覚のない手で足を滑らしながら。だから、ちっとも良い印象が無い。お天気の良い日に、いい気分で登りたい。甲府幕岩イエローマウンテン(5.9)みたいに気持ちのいいルートや、小川山ソラマメ(5.9+)みたいな登りがいのあるルートが、あちこちにまだまだいっぱいあるはず!(声が小さくなっちゃうけど)クラックルートも5本や6本登りたいなぁ。5.9のクラックルートを探すのが大変だけど。。。うん、30本は区切りだから早く登っちゃいたい。でも、消化試合じゃないよ、ママ。いくは、まだまだ、登るよぉ!

さて、アナザステップ(5.9)。はじめの2本の(怖い)印象がとっても強いので、慎重に取り付くと、おぉぉぉ!なんて登りやすいルートなんだ。快適である。あっという間に終了点で、RP。最初の2本で引き締まった気持で取り付いたからかなぁ?

今日は、これでお終い。帰り道、二子山であった事故の話になる。事故の事は、詳細が分からないのでなんとも言えないが、同じ事が自分の身に起こらぬよう、日々、注意してクライミングを楽しみたいものである。それは、さておき、「弓状エリアでどうして、100m以上、落下するの?」「グランドしてからラードマンの谷に。。。」、なんだ?ラードマンの谷?って。。。?あんまり、ママが普通の顔して、『ラードマンの谷』って口にするから、知ってる事が当たり前なんだと思ったら、説明を受けてビックリ!「だから、そんなのクライミング歴15年以上のクライマーしか知らないって!」「そんな事、無いわよ。今、ここでいくが覚えたでしょ!そうやって、みんな、きちんと古いクライマーから教えられて、知ってるわよ!」。そうかなぁ?
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