有笠山デビュー!今年の年末年始ツアーで、雪中行軍となり、岩場にたどり着けなかったあの日から早や10ヶ月。プライベートママから届いたメールには「私たちは東口からジ・アーチかフェアリー・・・」、何ですと?5.12、5.13がずらりと並ぶ初心者、初級者お断りエリアだ。ママのカッコイイ登り姿を眺められないのは残念だけど、子供達は大人しく偏屈岩を目指す事にする。
車を走らせる事・・・。すれ違う車に教えていただく。「ここどこですか?」「東口です。」、Nooooo!私達は、曲り道を間違えて、大人のエリアがいっぱいの東口に来ちゃったらしい。どうする?そもそも到着時間が遅い。こっから降りて、また西口に行くのは・・・。いいよ!何とかなる(のか?本当に?)。さっき、ママは電話で、「ジ・アーチに行ってるわ。10dが2本あるから来るならおいでよ!」と、言ってた。ママに吸い寄せられる子供達である。こんな機会でもないと、後5年やそこいらは行ってみようと考えもしないエリアだ。見学見学!
アプローチは、遠い!ここは小川山かぁ!行けども行けども・・・。人の気配、ママの声、着いた!と思った私の前にはFIXロープ。全く、ここは城ガ崎かぁ!と、降りたところには、おぉぉぉ、ホントにアーチだ!100岩場の写真やなんかで、知ってはいた。けど、実物はやっぱりスゴイ!ビックリ!
選択の余地は無い。右向け左(5.10d)か大盛の男(5.10d)しか、取り付けそうなルートは無い。アップのルートも本命のルートもこの2本。行きますか!って、行けないよ!きくぅ、TR張って!
右向け左(5.10d)、きく、安部ちゃんFL、林ダ君、いくTR。ママが怪しい行動に出る。林ダさんがTRで登っていると、ロープの反対側を結んで、リードで追いかけると言うのだ!もしかすると、私がTRで登る為の準備をしてくれたのかもしれない。かぶってるし、終了点のみのTRだと、落ちた時に壁に戻れないから・・・。でも、ただのせっかちママの可能性も捨てきれない。どちらにしろ、ママにビタッと下につかれた林ダさんは・・・、可哀相に。
きくと阿部ちゃんは大盛の男(5.10d)を二人ともFL。
私と林ダ君は右向け左(5.10d)をリード。TRで登った時、ヘロヘロで腕はパンパンだった。でも、取り付けるルートは2本しかないんだから仕方が無い。登ってみる。ちなみに私は前傾壁は苦手と言うか、そもそも余り登っていないので不慣れなのだ。確かにガバガバだし、さっき登った時に悪かった箇所は1ッ箇所だった。けど、。・゜゜・(>_<)・゜゜・。 リードで登るとやっぱりキツイ。落ちちゃおっかなァ、と心が揺らぐが今日はママだけじゃなく、親戚のおじさんおばさん、そう、BigRockの諸先輩方が背後に控えまくっている。「足見なさい!足!」「休んで、息しろ!」、諸先輩方から指導が飛ぶ。純一さん&ママは、私の能力をよく知っているので、激は飛ばすが無茶は言わない(と思う、そんな事ないか。結構、無茶も言われてるか。)。ある意味、純一さん&ママよりも性質の悪い人達、イヤイヤ、愛情豊かな諸先輩方である。ダメだ、ここで落ちる根性はない。諸先輩方の愛に押し上げられヘロヘロ登る。最後のクリップはロープを引き上げる力も残ってない。どうにかこうにか、RP。林ダ君は・・・、何気にRP。やっぱり、私よりも力があるんだなァ、と眺めた。私が息があがってヘロヘロピーだった所も、ちょっと苦しそうだが時間が掛からない。
きくと阿部ちゃんはママに便乗して大喰王(5.11b)をTR。私は、そろそろ気配を消す事にする。なんだか、魂が帰ってこないぞぉ。目の前の天然記念物(5.13a/b)、横綱(5.11d)、へんてこりん(5.13a)辺りを登ってる諸先輩方をホケッ~っと眺める。アーチの裏っ側のルーフを登る(へばりつく?)ルートだ。今日はちょっと曇り空、青空がバックだったら無茶苦茶カッコイイ絵だ。林ダさんと二人、「カッコイイよねぇ。」と見学モード。
行けそうな気はしないが、せっかくここまで来たんだから取り付きますか!大盛の男(5.10d)、「ダメだったら敗退するからよろしくね。」、林ダさんにコソッっとお願いをしてスタート。いくら私でも10d一撃!と能天気にはなれない。コソコソ登り始めたはずなのに、「ガンバッ!」、あっ、ダメだ、ばれてる。途中、大レストポイントで、壁に背を向けて座り込んだ私が見たものは・・・諸先輩方の顔・顔・顔!はぁ、落ちられない。おっしゃ!行きますか!と、思うのだが行けない、戻ってもう一回、ダメ。「みんなヒールフックしてたよ!」、下から林ダさん、流石、情報収集の鬼である。お言葉に従いヒールフック、「×××!」、林ダ君が何か言ってるが、よく聞こえない。多分、「違う!」って言ってるんだろう。だって、自分でやっててなんだか不自然だもん。でも、もう戻れないもんねぇ!我ながら無茶苦茶強引な形で無理矢理突き進む。足がどうだとか手がああだとか、下からの声を参考にもがいていると、「後は落ち着いて!」って声が聞こえた。どうやら抜けたらしい。RP。今日はもうお終い!
林ダ君のビレイはきくに任せて、私はホケッっと。後片付けもしなくっちゃ。振り返ると林ダ君はもう終了点近くにいた。やったじゃん!
今日の林ダ君。右向け左(5.10d)をTR、RP。大盛の男(5.10d)をFL。今日は私と全く同じ。スゴイねぇ。私、もう、追い付かれちゃった?
今日のきく。右向け左(5.10d)、大盛の男(5.10d)をFL。大喰王(5.11b)をTRでノーテン。リードすればよかったのに!って、休憩してリードしては時間切れかな?
車を走らせる事・・・。すれ違う車に教えていただく。「ここどこですか?」「東口です。」、Nooooo!私達は、曲り道を間違えて、大人のエリアがいっぱいの東口に来ちゃったらしい。どうする?そもそも到着時間が遅い。こっから降りて、また西口に行くのは・・・。いいよ!何とかなる(のか?本当に?)。さっき、ママは電話で、「ジ・アーチに行ってるわ。10dが2本あるから来るならおいでよ!」と、言ってた。ママに吸い寄せられる子供達である。こんな機会でもないと、後5年やそこいらは行ってみようと考えもしないエリアだ。見学見学!
アプローチは、遠い!ここは小川山かぁ!行けども行けども・・・。人の気配、ママの声、着いた!と思った私の前にはFIXロープ。全く、ここは城ガ崎かぁ!と、降りたところには、おぉぉぉ、ホントにアーチだ!100岩場の写真やなんかで、知ってはいた。けど、実物はやっぱりスゴイ!ビックリ!
選択の余地は無い。右向け左(5.10d)か大盛の男(5.10d)しか、取り付けそうなルートは無い。アップのルートも本命のルートもこの2本。行きますか!って、行けないよ!きくぅ、TR張って!
右向け左(5.10d)、きく、安部ちゃんFL、林ダ君、いくTR。ママが怪しい行動に出る。林ダさんがTRで登っていると、ロープの反対側を結んで、リードで追いかけると言うのだ!もしかすると、私がTRで登る為の準備をしてくれたのかもしれない。かぶってるし、終了点のみのTRだと、落ちた時に壁に戻れないから・・・。でも、ただのせっかちママの可能性も捨てきれない。どちらにしろ、ママにビタッと下につかれた林ダさんは・・・、可哀相に。
きくと阿部ちゃんは大盛の男(5.10d)を二人ともFL。
私と林ダ君は右向け左(5.10d)をリード。TRで登った時、ヘロヘロで腕はパンパンだった。でも、取り付けるルートは2本しかないんだから仕方が無い。登ってみる。ちなみに私は前傾壁は苦手と言うか、そもそも余り登っていないので不慣れなのだ。確かにガバガバだし、さっき登った時に悪かった箇所は1ッ箇所だった。けど、。・゜゜・(>_<)・゜゜・。 リードで登るとやっぱりキツイ。落ちちゃおっかなァ、と心が揺らぐが今日はママだけじゃなく、親戚のおじさんおばさん、そう、BigRockの諸先輩方が背後に控えまくっている。「足見なさい!足!」「休んで、息しろ!」、諸先輩方から指導が飛ぶ。純一さん&ママは、私の能力をよく知っているので、激は飛ばすが無茶は言わない(と思う、そんな事ないか。結構、無茶も言われてるか。)。ある意味、純一さん&ママよりも性質の悪い人達、イヤイヤ、愛情豊かな諸先輩方である。ダメだ、ここで落ちる根性はない。諸先輩方の愛に押し上げられヘロヘロ登る。最後のクリップはロープを引き上げる力も残ってない。どうにかこうにか、RP。林ダ君は・・・、何気にRP。やっぱり、私よりも力があるんだなァ、と眺めた。私が息があがってヘロヘロピーだった所も、ちょっと苦しそうだが時間が掛からない。
きくと阿部ちゃんはママに便乗して大喰王(5.11b)をTR。私は、そろそろ気配を消す事にする。なんだか、魂が帰ってこないぞぉ。目の前の天然記念物(5.13a/b)、横綱(5.11d)、へんてこりん(5.13a)辺りを登ってる諸先輩方をホケッ~っと眺める。アーチの裏っ側のルーフを登る(へばりつく?)ルートだ。今日はちょっと曇り空、青空がバックだったら無茶苦茶カッコイイ絵だ。林ダさんと二人、「カッコイイよねぇ。」と見学モード。
行けそうな気はしないが、せっかくここまで来たんだから取り付きますか!大盛の男(5.10d)、「ダメだったら敗退するからよろしくね。」、林ダさんにコソッっとお願いをしてスタート。いくら私でも10d一撃!と能天気にはなれない。コソコソ登り始めたはずなのに、「ガンバッ!」、あっ、ダメだ、ばれてる。途中、大レストポイントで、壁に背を向けて座り込んだ私が見たものは・・・諸先輩方の顔・顔・顔!はぁ、落ちられない。おっしゃ!行きますか!と、思うのだが行けない、戻ってもう一回、ダメ。「みんなヒールフックしてたよ!」、下から林ダさん、流石、情報収集の鬼である。お言葉に従いヒールフック、「×××!」、林ダ君が何か言ってるが、よく聞こえない。多分、「違う!」って言ってるんだろう。だって、自分でやっててなんだか不自然だもん。でも、もう戻れないもんねぇ!我ながら無茶苦茶強引な形で無理矢理突き進む。足がどうだとか手がああだとか、下からの声を参考にもがいていると、「後は落ち着いて!」って声が聞こえた。どうやら抜けたらしい。RP。今日はもうお終い!
林ダ君のビレイはきくに任せて、私はホケッっと。後片付けもしなくっちゃ。振り返ると林ダ君はもう終了点近くにいた。やったじゃん!
今日の林ダ君。右向け左(5.10d)をTR、RP。大盛の男(5.10d)をFL。今日は私と全く同じ。スゴイねぇ。私、もう、追い付かれちゃった?
今日のきく。右向け左(5.10d)、大盛の男(5.10d)をFL。大喰王(5.11b)をTRでノーテン。リードすればよかったのに!って、休憩してリードしては時間切れかな?