クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

BigRock 2004/10/31 Sun

2004-10-31 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
昨夜は、あっ子ママとおデート。そのままBigRockにお泊りし、朝一番から登り始める。。。訳無い。爆睡していると、なんだか、ガタガタ音がして(ベニさんがやってきたらしい)、布団の中でゴニョゴニョしていると、誰かが階段を登ってくる音。
「おはようございます。」私の顔を見たベニさんは一言。「酒臭さぁ!」。臭くないもん。
あっ子ママにコーヒーを手渡され、ママと二人で2階から1階を見下ろしながらボーっと。朝ごはんの買出しをし、朝ごはんを食べ、結局、登りはじめたのは午後である。
着替え中、鏡に映った自分の棘下筋に気を良くした私は、「見て、見てぇ!」と、あっこママに見せに行く。「おぉぉぉ!ついて来たねぇ。あっ、生意気に3つに割れてきたじゃん!」と、ママ。えっ、どこどこ?あっ子ママがチェックしたのは、肩。三角筋である。ホントだ!ちっちゃいけど、割れてきてる(^◇^)。って、ニコニコしてる場合なのか?いいもん。女の子(?)の前にクライマーだもん(^◇^)。

ホールドの付け替えられた奥壁ボルダー2面の課題を、今日は赤、青、黄色まで、全部登るぞぉ!早く、前回の壁と同じ緑課題にチャレンジ中の所まで、持って行かないと。
登りはじめると、絶好調である。って、さすがに、赤、青課題くらいは登れるようになったか!と、思ってたら、落ちた。。。脳みその敗北である。大丈夫だろ!と、課題をチェックせずに、登りながら次のホールドを探していると。。。たまに、意地悪な課題に突き当たるのだ!落ちた後、課題を見直して、2度目でクリア。
だんだん、ペースが落ちてくる。手の皮がヒリヒリしてきた。黄色から登れば良かった。クスン(T_T)。休憩時間が長くなってくる。作戦負けか!
結局、最後の2課題は登る前に30分休憩くらいのペースに落ちてしまったけど、本日のノルマ達成(^0^)。
気をよくして、緑課題に手を出してみる。登ろうとした課題は、「パワー系だから!」とあっこ先生に薦められた課題である。あっさり、撃沈!「そこは、ホールドを取りに行くんじゃなくて、手を止めに行くの!」、ゼスチャー付きである。やってみる。こんな感じ?なんか、ママの動きと違うなぁ。。。登っているわけではなく、こんな感じだと見せてくれているだけなのに、あっこママの動きは、なんというか、そこにホールドがあるような、ん~、上手く言葉には出来ないが。。。体に染み付いた動きなのか?イメージする能力の違いなのか?何度、真似してみても、私の動きはダンスのようにしかならない。。。修行の道は険しいなぁ。
緑四角の課題を一つやっつけて、クールダウンに垂壁の課題でもいくつか登って帰ろう。と、垂壁に引っ越す。と、課題ファイルを広げている岡田さん、「これ、やった?」。「パーミング入門」と名付けられた課題である。うぅぅぅぅ、燃えてきた。3回目のチャレンジでクリア。パーミングかぁ。はぁ、あっちにもこっちにも、私のやるべき事が転がっている。
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レッスンの谷間 2004/10/30 Sat

2004-10-30 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
「明日の講習、決行ですか?」、外は雨である。私からの電話問い合わせに、
「明日は中止にしようと思って。何、死にそうな声出してるのよ!少しは落ち着いた?」と、あっこママ。
「全然、ダメです(T_T)」。。。

飲みに行こうということになり、遠征である。出不精の私をこんな時間に、遥か横浜まで呼び出せるのは、実父か、あっこママくらいなものである。(仮に、恋人が呼び出したとしたら「あなたがこっちに来てよ!」と、主張する。)

あっこママと色々話をした。色々話はしたのだが、こうやって、文章にしようとすると、上手くまとまらない。酔払いで細部をあまり覚えていない!と、言う話もある。
酔っ払いながらも、分かった事。結局、私は登りたいのだ。自分の登りたいルートがある時には、周りに、我儘だと言われようが、自分勝手だと言われようが、とにかく、登る事を最優先に考えたいのだ。
「クライミングはパートナーと二人でするものよ!団体でするもんじゃない!」と、あっこママ。「狙ってるルートがある時には、絶対、他の人なんか誘っちゃダメ!」。結局、同じ方向を向いている、または、意志を尊重しあえる(と言うか我儘を言い合える)相手と、二人で登る事が、一番、気持ちいい時間なのだ。自分が気持ちよく登る為に、その他に軋轢が生じるなら、もういい。その他に関しては、捨てちゃえ!
幸いにも、私は、よい時間を過ごせる相手リストに、何名かの名前を書いてある。「そう言う人が、5人くらいいるといいわね。登りたいと思ったら、順番に電話をかけると、1人位はつかまるから。」。5人?げっ、3人しかいないや。この3人は大切にしなきゃ。
スクールと言うのは難しいものらしい。「スクール出身じゃなければ、初めの何回かは、誰かに連れてもらっても、そこから先は、パートナーと二人で出掛けるのがあたりまえなの。」。言われてみれば、その通りである。でも、スクール育ちだと、団体行動から、なかなか、抜け出せない。これが、いつも、言われている「スクールにいる間は、半人前!」と、言う事らしい。でも、登りたいルートがそれぞれ出来てくると、自然と団体行動の枠からはみ出していくらしい。ただ、その時期が、早い人もいれば、遅い人もいると言うだけのことだ。
考えてみたら、今回同行しようとした菊ちゃんと、一番初めにあった日は。。。幕岩・正面壁の隣同士のルートで、真ん中のテラスから上に行けず途方に暮れあった仲である。でも、降りたくはなかったのだ!小川山では、どうしてもテンションが入ってしまうカシオペア軌道(5.10b)が悔しくて、皆がリバーサイドに引っ越した後も、もう1回と、駄々をこねて粘った仲でもある。(あの時は、揃って返り討ちにあったが。)今回のジャーマンスープレックス(5.10b)も、そう。二人そろってガバの手前で足を滑らし、悔しくて悔しくて、こんな季節外れの小川山に出掛けようとしたのである。クライマーとして、同じくらいのペースで精神的に成長をしてきたのかもなぁ。二人揃って、諦めの悪い負けず嫌いである。
まっ、いいや。取り合えず、季節外れの小川山ジャーマンスープレックス(5.10b)を登りに行こう!後のことは、知らない!
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レッスンの谷間 2004/10/28 Wed

2004-10-28 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
とても、嫌な事があった。日記に書くべきかどうか?でも、書こうと思う。

小川山に登り損ねたルートがある。ジャーマンスープレックス(5.10b)。あぁあ、今年の小川山シーズンは、もう、お終い!登れなかったなぁ、悔しいなぁ!と思っていたそんなある日、私と同じ思いを抱いていたスクール仲間と、話がまとまった。寒そうだけど、小川山に行こう!ジャーマンスープレックス(5.10b)を、絶対、登ろう!

二人の休みを調整し、決行の日は決まった。
「もし、朝一番に登れたら、それだけで帰ってきてもいいなぁ。」「登れなかったら、ヘッ電を点けなきゃ帰れなくなるまで粘ろうよ!」
「車中泊かなぁ?」「ジャーマンスープレックス(5.10b)前で、寝袋でもOK!」・・・

息はバッチリ、二人そろって、ジャーマンスープレックス(5.10b)にかける意気込みは相当なものである。諦めていたジャーマンスープレックス(5.10b)に、他の人のことなんて気にせずに、1日時間をかけられるなんて。嬉しくて嬉しくて、あっ子先生に報告して、会社で周りの人にはしゃぎまくり。。。決行の日を指折り数えて待っていたのだが。

昨日、BigRockで、「キャビン泊まるでしょ!」。スクール仲間に声を掛けられた。ホヘ?キャビンと言えば小川山。まさか、と、思いながら聞いてみる。「えっ?キャビン?いつ?」「6日、7日」。何が起こったのか、分からないが、とにかく、この目の前にいる彼も、小川山に一緒に行くんだ。キャビンって言ってるから、きっと、人数はもっと増えてる。頭の中が真っ白になった。

スクールはスクールである。生徒が5人の日だって、10人の日だって、スクールなんだから別にかまわない。自分の登りたいルートが登れなくても、時間切れになっても仕方が無い。相性の会わない人がいても、OKである。でも、スクール以外で登りに行く時に、周りの人に気を使いながら登るのは真っ平である。それなら、一人でBigRockで登ってる方が楽しい。

家に帰ると、電話がかかってきた。
「ごめん。」「ん、BigRockで何となく聞いた。」「そんなつもりじゃなかったんだけど。。。」。
経緯はこうである。「二人で行くのは、やっぱりちょっと寂しいね。」「誰か誘おうか?」、二人が一日ジャーマンスープレックス(5.10b)にへばり付いていようが、帰る時間が少々遅れようが、融通がききそうなスクール仲間を誘った。ら、彼らがスクール仲間をいっぱい誘って、結果、大所帯になったのである。

みんなと一緒なら行きたくない。私はジャーマンスープレックス(5.10b)を登りたかったんだ。しかも、今。次回、小川山の季節になった時、登るんじゃ遅い。今、すっごく作戦をたてて、慎重に登って、ギリギリ登れるかなぁ、イヤ、絶対登る!そんな風に、登りたかったのである。順番待ちをして登るんじゃなく、空いてる時に登るんじゃなく、たっぷり休憩して、気分を盛り上げて、登りたいときに、自由に。。。。みんなと、ワイワイ楽しく登りたかったんじゃない。金峰山荘前に16時集合!で、車に乗りあって帰りたかったんじゃない。キャビンで楽しい夜を過ごしたかったんじゃない。ジャーマンスープレックス(5.10b)をRPしたかっただけなのに。何にも気にせず、ただ、登る事だけを考えて。

電話で話してる間に、なんだか泣けてきた。誰にも悪意はないのだ。でも、私の凄く楽しみにしていた、ジャーマンスープレックス(5.10b)を登る事を全ての最優先事項にして過ごせる一日は無くなってしまった。
これからのスクール内での人間関係を考えると、わがままを通す事も難しい。
そして、なにより、私の中のあんなにはしゃいでいた気持ちが萎んでしまった。
結局、夜は寝られなかった。
会社に行っても、何も手に付かない。油断すると涙がこぼれそうになる。

あっ子先生に電話をした。泣きながら、事情を説明した。
「そんな時は、絶対に、他の人なんて誘っちゃダメ!」
「諦められないのなら、私が付き合ってあげる。」
「私からみんなに、きちんと話そうか?」・・・・・

私は、人付き合いが下手なんだろうか?ずっと、べそをかいてるなんて変なんだろうか?こんなケチの付いた話なんてなかったことにしちゃう方がいいんだろうか?それはそれとして、みんなと出かけるべきなんだろうか?・・・分からない。
ただ、先週一週間のはしゃいだ気分は戻ってこない。あんなに登りたかったのに、絶対、登りたかったのにジャーマンスープレックス(5.10b)が、遠くに行ってしまった。もし、今回、出掛けたとしても、あんな気分にはなれないだろう。本当に、本当に登りたかった。

今週末、スクール仲間と顔をあわせ、いつものように過ごせるだろうか?
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BigRock 2004/10/27 Wed

2004-10-27 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
BigRockに行ってる暇があったら、家に帰って寝ろ!って、感じである。ヘロヘロだが、水曜日はやっぱりBigRock。が、ガメラさんの本にあった一文が脳裏をよぎる。イレブンを登れるようになるって事は、それを境に生き方がガラリとかわって、つまり、社会的には終るらしい。イレブンには、まだ、手が届かないが、社会的に終りかけている自分を感じる。一年前は仕事が恋人だったのに。。。徹夜が続くような状態なのに、水曜日には全てを捨て去る今日この頃である。が、今週は、徹夜、終電で本日。さすがに、登れそうな気はしない。

そう言えば、純一先生が、NEWボルダー壁で、面白い課題を作った!って、言ってたなぁ。と、話に聞いた課題を探す。発見。黄色|である。登ってみると。。。終了点が遠い!オリャ!と飛んでみると、一つ下のホールドを掴んでしまった。ん~。届かないのかなぁ?ずるして登って、最後だけもう一回。行くぞぉぉぉ、オリャ。\(◎o◎)/!びっくりである。終了点を通り過ぎて、パネルの上部を掴んでしまった。飛びすぎである。まぁまぁ、狙いはともかく届く事はわかった。
あちこちぶらぶら登って、もう一回。きちんとスタートから登って、さて終了点。行くぞぉ、オリャ!手の中にあったのは、やっぱりパネルの上。えぇぇぇぇぇ、コントロール悪すぎである。

あっ子先生のもとへ。レッスン日なのに、レッスンも受けずに勝手に登り、やっと、お教室に近づいたと思ったら、おしゃべりである。
「・・・でね、パネル掴んじゃった!」「あのね!」出た、出来の悪い子供を諭すママモードである。「あなたが思ってるより、力が付いてるの。引き付けすぎなのよ・・・・・」。んな事言われたって、わかんないもん。だって、行き過ぎちゃうんだから仕方が無いでしょ!届かないよりはいいじゃん!開き直りである。

ハングの壁を1本登る。ヒールフックが効きまくりで、体勢はバッチリなのだが、手が。。。このままだと、両手ブラが出来そうである。ラストはクリップ毎の各駅停車ではなく、一手ごとの各駅停車で、終了点へ。
「傾斜に慣れてないのよね。しばらく、来るたびに1回はこの壁を登ったら、そのうち登れるわよ!」ほぉい、ママ!

手はパンプしまくりだが、やっぱり気になるさっきのボルダー課題である。登ってみると。。。止まった!終了点を無事キャッチ!ママに報告である。狙いが定まった訳じゃなく、パンプした腕で登るくらいで調度よかったらしい。って、結局、ダメじゃん。狙った所に。。。飛べない!全開で飛んだのに、弱ってたからたまたま終了点を掴めただけである。。。
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城山 2004/10/24 Sun

2004-10-24 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
「マルチ講習がいい!」っていった奴は誰だぁ!出てこぃぃぃぃ!って、感じの、言いだしっぺ欠席の城山マルチピッチ講習である。その内(近い内に)、一緒に登ろう計画のある阿部ちゃんを取り合えず、巻き込んだ。

西南カンテ・ルート(6P)から。阿部ちゃんと釣瓶でGo!ピッチの切れ目で待つあっ子先生のもとへ。リードで自分が登るのは、問題は無い。さて、セルフビレイとって、別の箇所からもう1個セルフビレイ。。。と、思ったら、テラスは、私で3人目。終了点は古いスリングに、2人のセルフビレイにとすでに大混雑!眩暈が。。。なんとか割り込み、もう一つセルフビレイをとる。で、ロープアップなのだが、登るより腕が疲れるかも。腰も痛くなってきたし。どうにかこうにか、ロープを手繰り、えっと折り返しビレイをしたいんだけど。。。だから、終了点はすでに大混雑なんだって!なんとか隙間にビナをセットし、阿部ちゃんに「登って来てぇぇぇ!」と、声を掛ける。と、あっと言う間に登ってきやがった。ビレイ、追いついてないし。このロープ、どうやって、阿部ちゃんに渡そう?ひっくり返したら。。。絶対に、ロープが出る気がしない。。。って、そうか、釣瓶かぁ。ロープ、渡さなくていいんだ(^ー^) 楽しくフォローで登って、阿部ちゃんを追い越し、また、私が上でビレイだ。。。の、繰り返し。結局、6P目は私のリードとなってしまい、登りきったのに阿部ちゃんを引き上げる為の作業にオオワラワ。終ってみると、マルチピッチなのに喜びのHugは無し。なんだか、忙しいし、自分が登りきったの随分前だし。感激が。。。やっぱり、マルチはフォローに限るな。
チューブロックに行くと、
「これ10cだから行く?」と、軽く言う純一先生。
「それは11c!」と、たまたまそこにいらしたBigRock軍団から、指導が入る。よかった、よかった。純一先生に騙されて、無謀な挑戦をしてしまうところだった。
結局、チューブロックでは登らずライオンボトムへ。前回9強化月間に登り済みのウォーナンブール(5.9)。前回、登ったのは6月20日である。あれから4ヶ月。
「楽に登れるようになってるかなぁ?」「なってなかったら、怒るぞ(笑)!」と、純一先生。
プレッシャーである。登り始めてみると。。。ムムム!そう言えば、前回、登った時には、既にクイックドローはセット済み。チョーク跡べたべた。しかも、私の前に2人が登る姿をしっかり脳裏に焼き付けて登ったんだった。今回は、何にも無い!考えながら、考えながら、無事、終了点に到着。楽に登れたって気はしない。けど、我ながら成長した感触はある(^ー^)。
「隣、10bだよ!登るでしょ!」
だから、今、ロワーダウンしてきたばっかりなんですけど。。。今、10bチャレンジ月間なのだ!私が休憩している間に、あっ子先生が登ってくれる。最近、こんな事が多い。あっ子先生は、オンサイト狙いじゃない時には、私が登る前に登ってくれる。あっ子先生は何も言わないし、私も聞いてみたことはないから、よくわからない。けど、見せてくれてるのかなぁ?(単に、寒いからあったまる為に登っている可能性も否定は出来ない。)あっ子先生の登りを目に焼き付けて、さぁ、行こう。なかよし(5.10b)。行き成り、ズリッと。ひょぇぇぇぇ!
「足、滑らせちゃったね。」と、あっ子先生に甘やかされ、もう一回。今度は順調に登り始める。が、ダメダァ!FALLである。が、ロープに体を預けた瞬間、目の前にでっかい穴があった。左足、ここだ!ポケットの存在に気づかず、ポケットの直ぐ脇の、とても小さい出っ張りで、耐え切れなくて落ちたのだ。ガッカリ。さて、今度はでっかいホールドに足を置いて終了点へ。10b、5連敗である。
「どうして、どのルートでも一箇所なんだろ?」と、問いかけた私にあっ子先生の含蓄深いお言葉。
「一箇所なんじゃない。落ちた場所がたまたま、一箇所なだけで、その箇所のム-ブが出来ないんじゃない。そこにたどり着くまでの、力の使い方や、余裕の無さが積もり積もってそこで落ちてるだけよ!」
すごく、すっきりした。5連敗したルート全てが、私にはどうして登れないのか判らなかったのである。と、言うのも、一度、落ちた後は全てすんなりと登れていたから。しかも、落ちるのは核心とは限らない。そうか、落ちる場所をクリアする能力が無いわけではなく、全体を組み立てる能力や、ルートを見る目や、つまり、そんな、こんなが原因なのか。
「10bで苦労していっぱい登ったら、10cはすんなり登れるよ!」と、純一先生。いつになく、優しいお言葉である。がんばって、数をこなします。

南壁に戻って、昼食(って、3時だけど)。10bをもう1本行くかぁ!と、思ってたら、
「マルチの練習をしましょう!」と、あっ子先生。思い出した。そうか、マルチ講習だった。えっと、登ったルートは???とにかく、鎌形ハング・ルート(3p)(5.10a、5.9、5.7)の左の方の空いてる隙間で、1P登って、終了点ビレイでフォローで登って、懸垂で降りてくる。を、阿部ちゃんのリード、いくのリードで1本づつ。あっ子先生は、下から監視である。
「やるべき事はわかるんだけど、手際がわるいよね。」と、阿部ちゃんと二人、懸垂下降の為にロープを手繰りながら会話である。
「手際をよくするには、数をこなすしかない!」と、あっ子先生。はぁい。

今日は、これでお終い。ライトを点けずに車に戻れるか?
「あっ子先生、いくのリードでマルチに行く気になって来た?」「・・・。」だそうだ。
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