クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

BigRock 2004/04/28 Wed

2004-04-28 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
BigRockで、レッスンのはずなのだが。。。あっこ先生、忘れているんだよね。いいのよ、いいのよ、あっこ先生は女王様だから。(私があっこ先生より登れるようになるまでの間だけね。)あっこ先生より、登れるようになったら。。。「忘れんぼ!」って、暴れてやるぅぅ。でも、忘れてるくせに、ちょっかいを出してきて、色々教えてくれちゃうあっこ先生大好き。ついでに、レッスン日だって思い出した後の、照れくさそうな「ごめんごめん!」もかわいいからOK!

さて、BigRockに通い始めて1ヶ月。登り方に対して、色々指導を受けた。出来るようになった事と、出来ない事。まだ、基本的な注意点から脱出できない。ちょっと、情けなくなった。
まず、一番初めにあっこ先生に注意された、「足の位置によって変わる自分の手が届く範囲を覚えること。」である。route findingを行ってから登り始めるのに、そのroute findingが間違っているんだからお話にならない。route findingが正しく行えないのは、つまり、「足の位置によって変わる自分の手が届く範囲」が正しく認識出来ていないからである。登り始める前に、あっこ先生のどうやって登るつもりなのか?チェックが入るが、はずれの連続。。。直された足の位置で登ると、きちんと完登できる。はぁ。一度、壁に取り付いてしまうと、その瞬間から、力を使い始める。登りながら考えていては遅いのだ!登りながら考えると、どんどん、力を使って、結局力切れになってしまう。大体、課題の中のどこが核心なのだか認識も出来ないし。。。
ホールドの向き(と言うか、体の向き)によって選ぶスタンスの形(乗りに行くのか蹴るのか)、壁の傾きを意識した足の高さ(足が剥がされない高さ)。。。頭爆発!(今日はボルダーだったが、クライミングの時はクリップのタイミングも入ってくる。はぁ。)

ここから先は悪循環である。手を伸ばしても届かないから、余裕の有る間は、登りながら足の位置を調整して次のホールドを取りに行く。余裕がなくなってくると、次のホールドしか見えなくなる(足を見なくなる)。足が決まっていないのに、次のホールドに手を伸ばす。落ちる。そう、「足を丁寧に置きに行きなさい!」と言う注意も、結局、守れなくなる。。。

猫の森登山教室の黒澤先生を思い出した。結局、同じ事を言われていたのだ。「イメージをしなさい!」、「足はきちんとスタンスの一番高い位置に!」、「つま先をきちんと置きなさい!」。壁の前で、体をひねりながら手を動かす先生。あぁあ、私はあの頃と変わっていないのかなぁ。

あっこ先生は、「たくさん、登りなさい!」と言う。「たくさん登ると、自然と身に付いてくる。」と。がんばろう。落ち込んでる時間なんてもったいない。努力で解決できるのなら、努力する。まずは、あっこ先生が見た風景と同じ景色が見られるようになるまで。その先は、あっ子先生がみたこともない景色を見よう!道は遠いぞ!

次は、体力と言うか、力。例えば、正対で高いホールドを取りに行こうとする。足を高く上げて、その足に乗り込むのだが。。。私の動きは自然に逆キョンになる。反対の手に、ホールドを押したり、引き付けたりする力がないから、楽な動き方を自然に選択してしまうようである。「それは、一つのMOVEだから、それでもいいのよ!」と、あっこ先生は言う。「でも、力がないからなのよねぇ。」と。ガストンのMOVEが苦手なのも、力がないから。
登っている間に足の扱いが雑になっていく事も、力不足が影響している。route findingが誤っていた時、「冷静に考え直す時間を耐える力がないから、足の扱いが雑になるのよね。」。
ダンベルの話になった。「練習を始めたんですが、筋肉を意識できません!」「筋肉がないからよ!」らしい。筋肉を意識できるようになるためには、有る程度の筋肉が必要らしい。もちろん、ダンベルを上げ下ろし出来るのだから、筋肉は当然ある。ただ、貧弱なのである。
こっちは、route finding能力を高めるよりも、ずっと、私向き。がんばって筋トレしよっと。

がんばって、小川山では、ガンガン登るぞぉ!
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湯河原幕岩 2008/04/25 Sun

2004-04-25 21:50:21 | ChapⅡBigRock2004
怒涛の幕岩である。本日は大岩純一さんも一緒だった。純一さんはロープの有る限り、トップロープを張りまくる。油断すると、隣り合わせのルートに、1本のロープでトップロープを2本張る。あっこ先生に、「純ちゃんと一緒だと、滅茶苦茶、本数を登らされる。」と、話は聞いていた。純一さんの洗礼は、小川山で受けるはずだったのだが。。。

桃源郷から。
いんちきするな(5.8)は、ウォーミングアップである。が、以前にも登った事があるはず。緑の季節になっていてちょっと印象が違う。こんなだったっけ?
Washing(5.7)も、ウォーミングアップ用なのだが、ロープがセットされていると、つい、登らなくては、と、貧乏性の私は登ってしまった。
アボリジニ(5.10a)である。トップロープだけどノーテンである。素晴らしい!しかも、結構、ラクラクである。大人になったなぁ。二子山の話がピーマン(5.10a)は、核心部はクリアした。テンション交じりで抜けたことはある。が、通しては登っていない。名前が気に入らず、初めて登れた10aにしたくなかったのだ。だから、名誉有る初めて登れた10aはアボリジニ(5.10a)に確定である。あのクライミングデビューの日から苦節、3ヶ月半。あの日、記憶喪失になりながら、猫の森登山教室の黒澤先生、安部さん、大石さんの、絶対、降ろしてやらない!と言う、心温まる(?)声援を背に受けながら、はいずりあがった思い出のアボリジニ(5.10a)が、初めて登れた10aになるなんて。こうなったら、初めてレッドポイントした10aも、アボリジニ(5.10a)を目指そうかなぁ。
サンセット(5.10a)。これも、10aだったんだ。このルートもラクラクである。
夕飯時(5.10b)。10bだったんだ。迂闊!実は、このルートもトップロープで、ノーテンで登れたのだが。。。初めて登れた10b?えぇぇぇぇぇ!名前がイヤだ!これは、疑惑のスタート位置問題があるから、登れなかった事にしておこう。疑惑のスタート位置問題とは?これは、アボリジニ(5.10a)と同じ壁の一番奥にあるルートである。取り付きの地面が斜めになっており、高い地面からスタートするとラクラク登れる(初めから二手目が取れてる)が、低い地面からスタートすると二手目が取れない。ちなみに、私は高い位置からスタートした。純一さんに、「ズルしちゃった!」と、報告したら、「えっ、こっちからじゃないとダメだよ!」と笑われた。ということで、登れなかったと言うことに。
夕暮れ時(5.10b)で、本日初の敗退。夕飯時(5.10b)と同じく、取り付きの地面が掘れてグレードアップ課題である。地面が掘れてしまい、出てきちゃった岩の部分から抜け出せなかった。が、私的には、ちょっとよい事があった。初めて、米粒とまではいかないが、ゆでる前の小豆くらいの(もっと、ちいさいかなぁ?)ステップに意識的に立ちこんでみた。ら、出来た!スゴイ!やれば出来るもんだ。
ダイヤモンドヒップ(5.11a)!冷やかしで登ってみた。スリーテンションまでルールでチャレンジ。下のほうでジタバタしただけだけど。大石さん、二人で「いつか登れたらいいねぇ!」って、話してたの覚えてる?

次は、マコロンランド
ニューアライ(5.10a)。これは。。。指が。。。ここで、マコロンランドでの、私の運命は決まってしまった。クスン。指、痛い!
シャワーコロン(5.9)は、ニューアライ(5.10a)と連続で登ってしまったのだが、指が。。。上部には右の方から「私を掴むと楽になるわよ!」と、誘惑する木がある。ふらふらと木に近づいていくと。。。木のすぐ脇に、左に引っ張るガバを発見!そこで、正気に戻り、正しくフリークライミング。木は掴んじゃダメ!が、本当に、魅力的な木である。
マゾおけさ(5.10b)。結構、このルート気に入っちゃったかも。
「テンションしたら下まで降ろしちゃうからね!」と、あっこ先生。オニ!まるで、猫の森登山教室のセルフレスキュー講座である。にしても、あっこ先生は嬉しそう。(実際には、降ろされませんでした。ちなみに、猫の森登山教室は、MAX地上10cmの空中まで、本当に降ろされます。降ろされ距離は、黒澤先生、講習生のノリ次第です。)
以下、おちゃめな先生と、登り終えた調子者の弟子との心温まる会話。
「となり(ニューアライ(5.10a))と、どっちがラク?」と、あっこ先生。
「こっち(マゾおけさ(5.10b))の方がゼンゼンラクラク!」と、私。
「こっち(マゾおけさ(5.10b))はムーブなんてないもんねぇ。ひたすら登っていくだけだもんねぇ。となり(ニューアライ(5.10a))はムーブの課題だからねぇ。」と、あっこ先生。来たな!
「脳みそちっちゃいですからね。根性と体力には自信があるんですけどねぇ。」と、受けて立ってみた。周囲の笑いをGet!やりぃ!関西系の血が騒ぐぜっ!って、いいのか?このキャラで突っ走って?!
クリスマスローズ(5.10b)。なんて、乙女チックなルート名。行くわ!(行くぜぇ!では無い。)と、登ってみたのだが。途中、一手だけ、めちゃくちゃ痛いホールドが。。。耐えられん。皆さん、ガンガン登って、あの尖がりホールドを磨耗させて下さい。とにかく、指先が元気な時に、出直して参りますので、次回、よろしくお願いいたします。って、感じである。希望としては、初めて登れた10b認定にしたいと思っておりますので、次回は、きっちり、気合を入れて取り掛からせていただきたいと思います。(でも、ちょっと、マゾおけさ(5.10b)も捨てがたい。)

あと2本ロープがセットされていたのだがさすがに時間切れ。しかし、登ったなぁ。敗退したのは、夕暮れ時(5.10b)ダイヤモンドヒップ(5.11a)の2本で全く歯が立っていない。他は、それなりにすんなり登れているため、本数は登っているが、体力はあまり消耗していない。
5.7、5.8、5.9といった辺りは、難なく登れるようになった。5.10代は。。。本日の課題の中では、夕暮れ時(5.10b)が、手も足も出ない。これは、MOVEの解決かなぁ。以外は、全部、登れそうな気がする。行くぜぇ!と、気合と集中力で丁寧に登れば、登れそうな手応えである。生意気?調子に乗りすぎ?でも、ニューアライ(5.10a)はキライ。手が痛い!

さて、純一さんと、初対面である。シリーズ「クライミング界のBigNameは意外と普通の人」だ!本当に、普通のおじさんだ。
「中村のいつかはオンサイトシリーズって言うのがあって、小川山のトポを見てて、これだ!って思ったのが、純一さんが開拓したルートだったんですよ。」
「えっ、どれ?」
力The大岩(5.12c)!」
「。。。(しばらく無言。コイツ、何者?と思われたに違いない。)カチの練習なんてしてないで、パーミングの練習をしなきゃ。けど、女性が(力The大岩(5.12c)を)登ってるの見た事ないなぁ。あっこも登ってないんじゃないかなぁ。。。」
相変わらずの、怖いもの知らずである。登れるように力持ちになろっ!っと。
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Big Rock 2004/04/21 Wed

2004-04-21 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
BigRockで、インドアレッスンである。

まず、指。地道なアイシングが効をそうしたのか、それなりに快調である。しかし、レッスン後は。。。キーボードが辛いのは気のせい?指は、クライミングにとってもちろん大切な体の部位であるが、同時に私にとって大切な商売道具でもある(商売自体がどうでも良くなってきた感はあるが。)。キーボードの叩けないコンピュータ屋なんて。。。さすがに、マズイだろ!

レッスンは、まず、ガストン。今までBigRockでレッスン中に、
「そこはガストンで。」
と、声がかかることが何度かあった。その度に、???とハテナが頭をグルグル。質問する余裕もなく、ある時は強引な力技、またある時はテンション。。。で、へたり込んで終了。帰り道で、質問するの忘れた!家に帰ったら調べよう!「ガストン、ガストン・・・・・・。」と、呪文のように唱えるが、家に帰ってパソコンに向かうと、???。言葉が思い出せない。を、何度か繰り返した。が、今日は、
「ガストンで!きちんと正対になって左手を横に引くのよ!」
ん?何々?これでいいの?正対になって、左手を引けばいいの?こっち?
「そう、そう、OK、OK!ん~、でも、引く力がまだまだ弱いのよねぇ。」
出来たらしい。そっか、こう言う持ち方をガストンって言うんだ。ほぉほぉ、じゃあ、隣の壁のルートの真ん中くらいのホールドも、もしかして、幕岩のジムシー(5.10c)にも、出てきません?この持ち方。しかも、テンションしちゃったとこ。体を正面に持ってきて、横に引けばいいんだ。しかも、なんと、家に到着しても、言葉をしっかり覚えており、調べることまでできた。

ガストン・・・サイドプルの逆、といってもわかりにくい。縦ホールドを、観音開きのように親指を下にして持つこと。「次の縦をガストンで」などと使う。

「ボルダーやろうか、あっ、九時すぎちゃった。いいよね!」「残業お疲れ様でぇ~す。」
と、言う事であっこ先生は残業でボルダ-である。私にはBigRockの赤のボルダ-課題で、まだ、登れていない課題が二つある。二つともルーフの課題である(ルーフの中から出てくる事すら出来ない。)。
「いつも、同じところで落ちるんです。で、そこから始めても出来ないからMOVEだと思うんですが見てください。」
ご神託は、「足は、手が利く方向に送りなさい!」「体をねじる動きを覚えなさい!」の二点。
体をねじる動きを覚えるための課題を作ってもらった。足の動き?脳みそちっちゃいしなぁ。。。
「最近、ちょっとだけ、賢くなってきたわよ!」「それって、もとはおバカだってことですか?」
ベーだ!師弟関係の危機である!なんてね。いいもん。ちょっとづつ、賢くなるもん。
ちなみに岡田さんは一撃である。くやしいぃぃぃぃぃぃ!
あっこ先生は。。。Beautiful!自然の岩場でも、インドアでも、あっこ先生、カッコいいよ!ほんと、イヤになるくらいカッコいい!私が目指す「力強くて美しい登り」は「大岩あき子の登り」そのものだ!がんばろっと。

「あのね、“いつかオンサイト狙い”ルート考えたんです。10aが悪魔のエチュード(5.10a)、12aがこの前、話していた伊豆の踊り子(5.12a)、でね、11aが風に吹かれて(5.11a)。かっこいい?」
「ルート名だけで選んでるでしょ!」
「当然です。ルート名に憧れて以外にルートを選ぶ根拠なんてあるんですか?」
「。。。」
(正解は、ルート名・グレードにとらわれずこのルート面白そうだな。登ってみたい!と思う気持ちを根拠とする。)
有言実行の、取りあえず有言部分を。実行部分の報告はいつかなぁ?

おまけ。指が痛い間は、大きい筋肉を鍛えようと思い、ダンベルのトレーニングを教えてもらった。勢いが大切と、隣の駅から、ドンキホーテ(こんな時間にダンベルを売ってくれるなんて、ドンキホーテ最高!)経由で帰宅する事にした。ダンベル購入!帰り道、重くて力尽きそうになった。どうでも良いが、ダンベルを勢いで衝動的に買う女って。。。ちょっと、イヤ?
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レッスンの谷間 2004/04/19 Mon

2004-04-19 13:21:23 | ChapⅡBigRock2004
不安と言うか、困った事がある。体調の話。

まず、その一。トレーニングの翌日、食欲が無い。食べなきゃと思って食べると吐き気がする始末である。疲れすぎなのか?この3ヶ月、体つきが洋服の上からでも判るほど、変化した。今まで、人体標本のように、骨の形がはっきりとわかるような体つきだったのが、今は別の意味で人体標本のような体つきになった。体重にして、プラス3~4キロ。筋肉の形がくっきりとわかる。筋肉の変化に、胃腸がついてきていない感じである。サプリメントに走ろうかなぁ?

その二。指である。第二関節より下の部分が、見た目にはぼってりしている。グーがきちんと出来ない。違和感が有る(痛みと言うほどではない)。具体的には、ペットボトルのキャップを外すのも一苦労、割り箸を割るのも痛いし、お弁当などに入っている調味料の袋を開けることも出来ない。
こちらについては、昨日、あっこ先生に相談した。ら、故障とまでは行っていないが、良い状態とは言いがたいとのこと。トレーニングとしては、水曜日と週末で充分なので、平日、(壁なんかにぶら下がって)懸垂したり、電車のつり革を指先持ち等の、コソコソ練はしばらく禁止。あとは、とにかくアイシングをして様子を見ること。
故障は、その時だけでなく、その後も同じ箇所を傷めやすくなる。未来も含めて考えると、故障になる前に、レッスンを1週間や2週間休んででも体調を整える方が、Totalでは休む時間が短くてすむ。言われてみれば(言われなくても)当たり前の事なのだが。。。

なんだか、キツイなぁ。ただ、辞めたいのがクライミングではなく仕事であると言う事が、ある意味問題なのだが。トレーニングの翌日は、家でゆっくりしてたいなぁ。何にしろ、トレーニングを充分に行える肉体を手に入れたいものである。
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湯河原幕岩 2008/04/18 Sun

2004-04-18 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
2月8日以来の、幕岩である。本日はクラック講習会。
クラックと言えば、猫の森登山教室の黒澤先生と二子山西岳中央稜へ登った時、登る先生を見上げ、「あれってフットジャム?」と、真似をしたがよくわからなかったジャミングである。その後、黒澤先生に「ジャミングを教えてよ!」と、ストーンマジックで練習したが、全く上手くいかず、「ジャミングは、上手くいく人は見よう見まねでも出来るし、出来ない人はどれだけ教えても出来ない!」と、言われてしまった例のあれである。

戦いはテーピングから始まった。「ロープを張りに行く間にテーピングをしておくように!」と、指示を受けた生徒達は、「こんな感じ?」と、怪しくテーピング。でも、完成後の手はなんか違うような。「変?」と先生に見せに行くと。。。先生は、苦笑、生徒達はションボリである。正しいテーピングをレクチャーされて、皆でテーピングをやり直しである。

さて、正面壁コナン(5.9+)から、スタート!登っていくあっこ先生をじっと見る。かっこいい。見惚れてしまった。かっこいい!じゃなくて、登り方を見ろ!結局、よくわからない。気合一発である。このルートで私が使ったのはフットジャム。手は、ハンドジャムの使い所不明で、ずっと、フェイスの壁と同じ使い方をした。私的にはなんとなくフットジャムが効いているような、立てているような気がするのだが。。。「フットジャムになってるじゃん。」。下から声が掛かる。出来てる?

次に、かずえちゃん・としおちゃん(5.10d)ジムシー(5.10c)である。クラックじゃないじゃん。コナン(5.9+)の近所に、アップ用にロープがセットされたのだが、生徒達は。。。だからね、あっこ先生。5.10cとかdとか、生徒達には難しくてアップにはならないの!嵌ってしまった生徒達の為(のはず)にあっこ先生のデモンストレーション。かずえちゃん・としおちゃん(5.10d)の下部のフェイスであっこ先生の右手の指2本が、横に走っている岩の割れ目にフィンガージャム。かっこよすぎる。でも、ちょっと、真似をするのは怖そうなんですが。
かずえちゃん・としおちゃん(5.10d)で、テンションして、ぶら下がってる私に、
「そんな所で、テンション・・・・。」と、あっこ先生。(怒りモードではなく、笑顔。)
BigRockへ初めて父兄(黒澤先生)同伴で行った日に、
「大岩先生って、優しそうだよね。」と言った私に、
「岩場でな、「そんな所で、テンションしちゃダメ!」って、怒鳴り声が聞こえたら、「あっこさんいるな。」ってわかるんだ。俺より、あっこさんの方が厳しいよ!」と黒澤先生が答えた事を思い出し、本当だ!と、笑いがこみ上げて困った。
黒澤先生の上記発言を、皆でワイワイおしゃべりしていたら、怖いあっこ先生発言のバリエーションとしてもう一つ(あっこ先生の本人認定)。注意力不足等でテンションすると、
「なに、ぶらさがってんの!」と、冷たい口調で下から怒鳴られるそうだ。

ちょっと、場所を移動して、ベビー・ピナクル(5.10d以内?)(以前は、独立したルートとしてルート図にも出ていたが、今は樵ハング(5.10d)の下部として扱われているらしい。)へ。生徒達は、様々である。ジャムがビシバシ決まってスイスイ登れる人、「手が入らない!」と困り果てる人、何時の間にかレイバックになっちゃう人。。。私は、手も足も隙間にねじ込むことは出来るのだが。。。さらに、問題はクラックから出ている足のスメアリングである。出来ない。ハンドジャムの両手にぶらさがり、右足のスメアリングを効かせつつ、フットジャムの左足を上に移動させようとすると、右足が外れてしまいジタバタして、結局、同じような高さでフットジャム。上に進まないじゃん!
「バランス悪くなるけど、右足もジャムにすれば?(斜めに走っているクラックの為)」と、あっこ先生から声が飛ぶ始末である。手も足もジャムは引っかかってはいるんだけどなぁ。

クラックルートのグレードは、有って無いようなものらしい。クライマーの体のサイズ(身長、手の長さ、手の厚さ、こぶしの大きさ。。。)によって、とても簡単だったり、難しかったり。

最後は、小ハング右凹角ルート(5.9)である。日没と私の競争である。下では「「太陽と中村」って物語を作ろうか!」とかなんとか。どうやら、すっかり、登れなくても降りてこない認識が、あっこ先生にも生徒の皆さんにも出来上がりつつあるらしい。が、なんとスカッと登れてしまった。太陽に勝利!である。

「幕岩で、一番楽しいルートって何ですか?」「伊豆の踊り子(5.12a)!」
「じゃあ、いつか、オンサイトを狙うから講習会に使わないで下さいね。」「いいわよ。」
「(オンサイトを狙えるようになるのに)どれくらい、かかりますかねぇ?」「3年、4年後かな。」
未来を見つめる明るい先生と、怖いもの知らずの生徒の楽しい(?)会話である。ちなみにこの会話の時、生徒は伊豆の踊り子(5.12a)のグレードを当然知らない。12aのオンサイトを狙えるって事は。。。想像もつかない。12ノーマルくらいを普通に登れるようになってるって事かなぁ?かっこいいぞぉ!がんばって、お稽古しよう!にしても、12aのルートを使う講習会なんか無いって!そんなグレード登れるなら、講習会に出てないで、自分で登れ!
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