クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

BigRock 2005/06/29 Wed

2005-06-29 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今日は、BigRockの日。

きくちゃんは本日もダウンである。
私は、見た目は手弱やかな大和撫子(実物をご存知の方 m(_ _)m。言葉の意味がよくわかってないかも知れません(^O^; )だが、実は無茶苦茶、頑強で、働き始めてから今日まで風邪を理由に会社をブッチギッタ事は何度もあるが、本当に風邪で寝込んだことは無い。幼少の頃は、病気がちだったのに、途中から、殺しても死なないタイプの人間に変身した。とてもおおらかで細かいことが気にならないので、少々調子が悪くても、寝不足かなぁ?二日酔いかなぁ?くらいで日々が過ぎていく。そんな私も病院に行く事はある。そして、先生に言われるのである。「どうしてもっと早く来ないんですか?!」。だって、そんなに具合が悪いって思わなかったんだもぉん(^0^)
きくちゃんは、虚弱体質なんだろうか?すぐに、具合が悪くなる。って言うか、しょっちゅう、調子が悪いと口にしている。更に、自分の事だけでは飽き足らず、私がちょっとくしゃみをしたり、「寒い!」って言ったりすると、「風邪じゃない?」と、心配する。・・・。性格なのか?まぁ、いいから、早く元気になって!週末、おいてっちゃうよ!

きくちゃんもいないし、ボルダーでもと、思ったが、壁が埋まっている。ルートにするかぁ、と、ママにビレイを頼んだら、林ダ君が目に入った。「ルート、登る?」と、声をかけると、林ダ君が準備を始める。声をかけては見たものの、ん~って、私がなっていると、「練習!練習!林ダさんもビレイになれないと!」と、ママ。ん~、怖いけど、だよね。
さて、登るぞ!登って、降りて、登って、降りてたら、途中でホールドが見つからない。もう、イイヤ!「テンションして!」。
林ダ君も登る。登り切った所で、「降りてみてもいい?」、どうぞどうぞ。クライムダウンも上手いものだ。
ちょっと、今日は登ろうかなぁと、11aの課題をチェックする。チェックしながら、ふっと手を見たら。。。なんだ?この手は!脱皮?小川山の祟りである。一気に、登る気力減退、選ぶ課題のグレードが急降下、10a。
林ダ君が、登る、って言うか、あちこち落ちてる。ん~、この人は私の仲間だ。多分、脳みそがちっちゃい。見ていると、足を送るとか、ホールドを持ち替えるとか、そういう事が出来ないようだ。
ママにそそのかされ、林ダ君がボロボロだった10c。下からじっとルートを見上げる。けど、途中で手順が変になる。どこかで、持ち替えか、手を送る必要があるらしい。下から順番に考えて、変になったところから下がってきて。。。スタートホールドまで降りてきちゃった!どこ???しばらく、考えたけどイヤになった。登ろっと!登ってたら自然に何とかなる。平山ユージさんがおっしゃる所の現場処理である。って、私の場合、全て現場処理だけど。ママからあれこれ指令が入り、無事、終了点。

ところで、もう直ぐ私の誕生日。お誕生日クライミングに出かけようか?と、ママが予定を調整してくれているのだが。。。「ママ、いくがオールリードで登れるマルチピッチがいい(^o^)、でね、ビレイポイントがナチプロじゃないルート!」「・・・。来年にしよう!」。ママァ(T_T)。「じゃ、もう一本登って、きっちりルートファィンディングできたら・・・」。

ママが選んだ10c。いつになく真剣にルートファィンディング。はぁ、やっぱりおかしい。「下の方に持ち替えあるよね。」「持ち飛ばし!」。どこだ?いいや、現場処理、現場処理。登りはじめる。ん?持ち飛ばしはここだ!と、無難に処理して終了点。「いいヒントをあげすぎちゃったかなぁ?」と、ママ。馬鹿ムスメは、ご満悦である。
そのあと、同じルートを林田さん。ん?なんか変だよ!つまり、この人は、私よりも力持ちなんだな。違うか、耐えられる耐えられないと言う問題ではなく、これは変だぞ!って、違和感を感じないんだ!私は、いつ、そんな感覚を覚えたのかなぁ?覚えたのは、きっと、外岩だ。5.8のルートを登っていて、5.8にこのホールドはないだろ!とか、5.8にこのMOVEはないだろ!とか。そして、これは違うと、まわりを見回して、5.8らしい何かを探すようになった。5.8は確実に登れるって自信を持って、10台をどうにかこうにか登れるようになった頃か?自分の中で、グレード感覚を持つことなのかなぁ?

そろそろ、アイシングしなくっちゃ。お終い。

家に帰ってきて気が付いた。ママ、きっちりルートファィンディングできたらって話は、どこにいっちゃったの?登れて、ホケホケしてすっかり忘れてた。いくのオールリードって・・・、怖い?よね、そりゃ。
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小川山 2005/06/26 Sun

2005-06-26 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
小川山、二日目。クラック講習組と?違うなぁ。早起き組と、ノンビリ組。私はもちろんノンビリ組。わかってないなぁ。早く岩場に着いたら、イッパイ登れると思ったら大間違いだ!早く登り始めると、早く疲れちゃうんだよぉん。去年、体験済みである。朝、8:00から登り始めたら、15:00にはヘロヘロになった。まっ、本日、早起き組はカサブランカ(5.10a)狙いなのだが。。。

出発時間まで、ママと一緒に、まったりコーヒーを飲む。「いくはルートを見る力が弱いと思うの。だから、すぐにルートから外れちゃう。いくはどう思うの?」、んと、んと。。。長くなるので省略。でもね、ママ、いくのママみたいなクライマーになる!って想いは変わって無いよ。ちょっと、トロくさいけど、見当違いな暴走もよくするけど、でも、最終目的はママに憧れた日から今日まで、ずっと変わってない。細かな欠点から、大きな欠点まで、きっと直していくから、きちんとルートを読んでオンサイト出来るクライマーになるよ。だって、ママみたいになりたいんだからオンサイトが出来なきゃ話にならない。

さて、妹岩、空いている所から。龍の子太郎1P目(5.9)をTRで。後でリードしよう!と、思っていたのだが、TRで登ると、以外と悪い気がしてきた。こんなに難しかったっけ?リードの事を考えると不安になる。
次は、愛情物語(5.8)。「TRで登ってからリードにする?」「初めから、リードにする。」、なんだか、先にTRで登ると龍の子太郎1P目(5.9)のように不安になりそうで怖い。登りなれたルートだ。いきなりリードで大丈夫(-"-)。登りはじめると、ひょぇぇぇぇ、このルートってこんなに悪かったっけ?カムをセットする為に、動きを止めるたびに、絶対にこの足は外れないと、自分に言い聞かせる。ん?ボルトルートなら、大丈夫、落ちてもあのボルトで止まる!と思うのだが、落ちてもあのカムで止まる!とは思えない。気分はフリーソロだ。RP。私は、当分、落ちない自信のあるルートしかクラックのリードは出来そうにない。
ぼんやりとした頭で、次は龍の子太郎1P目(5.9)かぁ。と考えていると。。。フェイス組はリバーサイドにお引越しらしい。「いくはどうする?こっちを登ってから降りてきてもいいよ!」「ジョコンダ(5.10d)に行く!」。こなさなくてはいけない宿題龍の子太郎1P目(5.9)と、登りたいルートジョコンダ(5.10d)を天秤にかけたら、登りたいルートが勝った(^o^)

ジョコンダ(5.10d)、一年ぶりだ。このルートは、丁度、去年の今頃、TRで一撃出来た。後でリードしてみようかなぁと、ドキドキ講習生仲間が登るのを見ていたら、一人の講習生が終了点付近から剥がれたフレークと共に落ちてきた。その姿を見て、すっかり気持ちが萎えてしまい、それっきりになっている。
ママにTRを張ってもらう。さすがに、10dだと、ママも甘やかしてくれる。壁はなんとなく湿っぽい。ママと話して、取り合えずTRで様子を見る。行けそうならリードで、ダメそうなら次回に延期。
TRで。下部はよたよたと抜けられる。このルートの核心は、上の方、ハイステップへの乗り込みだ!なんて登っていたら、???あのホールド、遠い?しかも、無理矢理、取ったのに悪い。でも、まだ、体勢を元に戻せる。なんだコイツ!あっ、この穴、親指か!ってことは。。。クロス?ん~~~~~、「テンション!」。落ちたと言うか、ヘナヘナヘナと崩れ落ちたと言うか。ハングドックして、よい子で考えてみる。どうすればいいんだ?大体、あのホールドを取ったからって、その先は?あっ、これってもしかして核心?だ!そう、私の記憶は文字である。だから、過去に登ったルートの事をペラペラ喋れるくせに、そのルートを目の前にした時、記憶の箇所がどこなのかわからないのだ(-"-) そして、テンションをかけ、落ち着いてルートを見ると記憶の文字に、目の前の状況がぴったり一致する事が多い。そうと分かれば話は早い。おりゃ!と、登って終了点。ロワーダウンの途中、もう一回MOVEを確認。

プラプラしてたら、クラック講習組が降りてきた。二人ともカサブランカ(5.10a)RP(祝)、このうち一人はきくである。ん~、チキン野郎だ!と思っていたのに、なんだか、ん~。まっ、よかったよかった、おめでとさん(^o^)、と言うのは、社交辞令。私もなんとかしなくっちゃ。でも、カサブランカ(5.10a)かぁ。。。TRで、登り切るので精一杯。カムのセットは、まだ、出来そうに無い(T_T) 実は、チキンは私の方なのか?

さて、ジョコンダ(5.10d)、行きますか!下部は無難に。登っていると、ウソォ!ヌメッてるの?右手がズレた。けど、まだ、引っかかってる。必死で足をあげる。フゥ、核心にたどり着けるんだろうなぁ。安定して右手を見る。「見なきゃよかった!」、指皮返して!終了点は、まだまだ遠い。よし、行くぞ!ここは足を右に開いて、「違う!」、右足が決まらない。ちっちゃくパニックになった。右足を出す場所が見えなくなった。もう、右足は開けない。バランスは悪いけどいい足で強引に登ろうとするが。。。足が滑った、一瞬、独楽鼠状態になる。テンションはかかってない。なんとか足が落ち着くまで、手はもった。でも、次に出した右手は。。。悪い。泣きそうである。この指皮じゃ、もう一便って気にはならない。落ちるもんかぁ!悪いけど、耐えられない程ではない。落ち着いて、下半身を安定させる。そして、ホールドを探ると、ここだ!足を右に開いて、体をあげて素直に手を出すと、ホールドのいい場所に手が届くんだ(-"-)、私は変な方向から手を出したから、ホールドの悪いところしか掴めなかった(ToT) でも、落ちなかったし、イイヤ(^o^) こんなに盛りだくさんに辛かったのに、たどり着いたのは終了点ではなく、核心である。大丈夫、核心の前後には弱いが、核心だけは抜けられるはず。案の定、すんなり。後は、カチカチ登って終了点。RP(^O^)
昨日、タジヤンⅣ(5.10a)を登って、ホケホケする私に、「10aを登れたぐらいで喜ぶな!」と、いじめた純一さんに、「これ(ジョコンダ(5.10d))登れたら褒めてくれる?」「登れてから言え!」と送り出されて登ったのだ。「褒めて!」と、純一さんに主張する。「おぉ、よかったな!」「もっと褒めてよ!」「5.11登れたらな、通過点、通過点!」、チキショォォォォ!その内、登ってやるからな!! ママに(^з^)-☆Chu!!ってしてもらってご機嫌。

帰りの車中、きくが私にポソッっと。「いく、スメアリング、下手になってない?!」、なんだとぉぉぉ!失敬なっ!
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小川山 2005/06/25 Sat

2005-06-25 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
小川山だぁ!どうしてだかわからないけど、小川山はやっぱり嬉しい(^o^) あれもこれも登りたい!と頭の中、大爆発!ところで、どこに行くの?本日、兄岩で、クラック講習らしい。そうなの?タジヤンⅣ(5.10a)三日月のピン・クリップ(5.10b)に行きたいなぁ。。。あっ、マガジン(5.10a)ピクニクラ(5.10b)も。。。

アップで八王子ルート2P目(5.7)をTRで。ウニウニと挟まりながら登る。暑いなぁ、と、タングトップになっていたのだが、挟まったら肩が痛い(-_-;) チムニーだった、大失敗である。
TRでもみじ(5.10a)。とっても、無難に登ってお終い。
TRで金太郎(5.9)。やっと、お尻を使わずにステミングで登れるようになった。これは、私にとってはスゴイ進歩なのだ!

もみじ(5.10a)をTRでナチプロセットの練習。カム?じゃなくてナッツのセットをするのって始めて(‥;)。大体、ナッツをセットするんだから、ナッツ幅のクラックなのだ。このフィンガーは決まっているのか?わからん(ーー;) んな状態でセットするナッツである。上手くセットなんて出来るはずがない?1つ目は地上も近いことだし何とかなった。2個目、何とかしようとがんばるのだが、大体、体勢がキープ出来ない!テンション(^^ゞ 壁に戻って、セット?したナッツは。。。スパルタン純一さんを「もう、いいから登れ!」と呆れさせる程のセット?である。と言うか、そっと置いてあるだけ!棚まで逃げ登って、今度は落ち着いてセット、これはちょっとマシ?もうちょっとあがって、もう一つセット。終了点に到着。純一先生の採点結果は。。。1つ目OK、2つ目は問題外、そして大きくRunOut、3つ目ダメ、4つめOK。つまり、落ちたらグランド(-"-)。いつか、なんとかなる日がくるのだろうか?
んな状態だが、強気に金太郎(5.9)をリード。小さいカムも入るし、短いし、ステミングできるし、大丈夫だろ!下では、ママが心配顔である。ママは覚えているだろうか?クラックのリードって、ヨセミテで1本、短い簡単なルートを登っただけなのだ!ステミングで安定した体勢を作れるので、じっくりとセットが出来る。でも、ここって???決まるカムがない。この細い所にナッツだ!セットしたナッツを利かせようと引いて見ると、ヒョェ!外れた。「体重を掛けて引っ張っちゃダメ!何か持って!バランス崩したらどうするの!」、ママの声。(-"-)(-"-)(-"-)、難しい。ママは怒ってるって言うよりも、心配大爆発!って声だ。まっ、とりあえずRP。「3年は寿命が縮んだわ!」、ママ、ゴメンネ。カムは、まだ、マシなのだ、ナッツって。。。回収なら気合と根性でなんとかがんばるんだけど。。。
調子に乗って、八王子ルート2P目(5.7)をリード。つまり、落ちなきゃ良いのである。これも、まぁ、RP。にしても。。。自分のセットしたカムで登るのは、心境的にはフリーソロで登ってるようなものである。

好きなルートマガジン(5.10a)を待つが、空きそうに無い(T_T)。下に降りて、タジヤンⅣ(5.10a)!「30本目の10aなんだ!まだ、一回も触れてないの!」「じゃ、マスターオンサイトで行きなさい!」「ママのケチ!愛が足りないと、子供は非行に走るんだよ!」「何言ってんの!愛してるから、行かせるんでしょ!いくを一人前のクライマーにしなくっちゃいけないんだから!」、・・・、だって・・・、ケチッ!(`ε´)普段、ママときくに甘やかされているワガママ娘は、マスターに心がビビルのである。
タジヤンⅣ(5.10a)。登り始める前、「いく、壁が寝て見える?立って見える?」と、ママ。「寝て見えるよ!少なくとも3ピン目までは寝て見える。その上はよく見えないからわからない。」「寝て見えるのなら、大丈夫、登れるよ!」、ホント?登りはじめる。出足は好調。4ピン目だったかな?次のピンまで直上?ん~、無理。ってなった。あそこなら、安定してクリップできると左にそれる。安定した場所は、ボルトが膝だ。「いく、右よ!クリップして!」、さっきからママの声。ん~、私はここでもママの寿命を、縮めているようだ。あとは、トラバースして、テクテク登って、お終い。OS?下からママの「右!」「左!」って声が響き渡ってたような気はするけど。。。オンサイトなの!降りてきて、ママに(^з^)-☆Chu!!ってしてもらって、ご満悦の馬鹿ムスメである。

夜、お酒を飲みながらお喋りしていたら、「クラックは向かない!フェイスにしておけ!」と純一さん。ビェェェン、イヤだ!ママと春うらら(5.11b、5.12a)に行かなくっちゃいけないもん!Astroman(5.11c)にも行くもん!絶対、クラック、やめないもんねぇ(`ε´)仮にそんな日が来たとしても、純一さんに「うちのあっ子は行かせない!」って言われるかもしれないから、純一さんを力で黙らせる腕力も鍛えないと!
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BigRock 2005/06/22 Wed

2005-06-22 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
BigRock、なんか今日は人口密度が高いなぁ。あっ、林ダ君、いるじゃん。

きくが珍しくハーネスをはいて待っている。「スラブ登ろうかなぁ。小川山だし。」、だそうだ。そう、今週末は小川山の予定なのだ。二子の予定だからって、前傾壁登らないくせに・・・、へんなの!
きくとスラブのルートを2本くらいプラプラ登って、「休憩しようか!」「はやっ!」「だって、いくが来る前に林ダさんと、ボルダーやってたんだ!」、ほぉい。

帰ってきて、たまには行くかぁ!と正面壁。きく、いく、各2本づつ。きくは高グレード課題に手を出してヒョェェェェ!ってなってたけど、私はまだ登ってないやさしい課題を登った為、無難に登れる。
チラッっと林ダ君をチェックすると、なにぃ!!! 奴は、私がまだ登れていないボルダー課題を登っているではないか。眩暈がしてきた。マジで?登れちゃったの?後で、確認をしたら、繋がってはいないとの事。よかったぁ。林ダ君がいない間に、登っておかなくっちゃ。林ダ君に対しても、どんどん心が狭くなる私である。

あれ?私ってば、今日、もしかして、これだけしか登らなかった?到着、遅かったし、まっ、こんなもんか。

ママとおしゃべり。「小川山、生徒、多いの?」「うん、クラック講習の希望があるから純ちゃんに来てもらって、2班に分ける、どうして?」「人が少なかったら、行きたい所があったの?」「どこ?」「屋根岩2峰、登りたいルートが2本あるの!」「蜘蛛の糸(5.11c)(^O^)?」「・・・。7年後くらいね。」、有り得ないでしょ。今の私に蜘蛛の糸(5.11c)は。7年って特に根拠はないんだけど、いつか必ず登ろう!登りたいのはダーク・クリスタル(5.9)と、ジェット・ストリーム(5.10c)である。2つとも、スクール向きではないルートなので、人が少なければママにおねだりしようと思っていたのだ。まっ、その内、チャンスがあるだろう。「ジェット・ストリーム(5.10c)は難しいよ!まずは、ダーク・クリスタル(5.9)を、登りなさい。それに、ソラマメスラブにもあったでしょ。」、ゲッ、ママ、覚えてるの?それは、ロング・ロング・アゴー(5.10b)、前回シーズンから持ち越しの宿題である。
小川山かぁ、父岩は5.9の2本以外、兄岩おむすび山スラブ妹岩辺りは、まだ、全然、リードしていないのだ。アバタもエクボ(5.10c)彩華(5.10c)JECCルート(5.10d)レギュラー(5.10b/c)イレギュラー(5.10d)卒業試験(5.10a)ピクニクラ(5.10b)・・・、ひとつづつ、登りたいルートをあげていくときりが無い。よぉぉし!小川山の季節になってきたぞぉ!
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河又 2005/06/19 Sun

2005-06-19 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
きくと、林田さんと一緒に河又へ。外岩3回の経験の中、なかなか落ちないと言うか敗退しない林田さんを今日こそは泣かせてやるぅ!

アプローチをてくてく登り、目にした壁に愕然!真っ黒である。染み出しと言う言葉はよく聞くが、私は染み出しと言うものを見たことが無かった。二子は、もう、染み出していて登れないと言う話は聞いていた。だから、河又も状態がよく無いとは思っていたのだが、まっ、大丈夫だろうと、軽く考えていたのだ。こんな風になるんだ。荷物を洞窟の入り口に放り出し、林田さんの岩場観光も兼ねて、岩場チェック!スゴイ!どの岩もヌレヌレである。
さて、どうしますか?と、3人で頭を突き合わせてみる。ここがこんなだと、石灰岩の岩場はどこも同じでしょ!昨夜、雨も降ったしなぁ。天王岩は?だってあそこは、滅茶混みじゃん!・・・ん~、とってもお上手っぽい男性に、「昨日も、午前中は何本かしか乾いてなかったけど、2時くらいには全体的に登れるようになりましたよ!」と、教えられ、河又で、強行してみることにした。

アップで忍吉98(5.9)。きくが登って、1回でも足が滑ったら、もう一回、引越しを考えてみよう!と、テスト登りである。降りてきたきくは、「濡れてるけど、ガバはガバだよ!」。TRで林田さん。出だしでまず足を滑らせる。ジタバタしながら、やり直して、スタートを乗り切るとあれよあれよと登っていった。マジ?このルートで泣かせる予定だったのに!続いて私もTR、無難に登る。「リードしないの?」「うぅぅぅん・・・。」と悩んでいたが、「行こっかなぁ!」と林田さん。なんなんだ、この親父は!
先ほど昨日の事とかを教えてくださったパーティが、タコ(5.11b)を登りに近くにいらした。「ヌンチャク使ってくださいね!」と、声をかけていただき、ラッキー!と、忍吉(5.10a)(下部が一緒)を登ろうとウロウロしていると、団体が登ってきた。なんだ?先頭の有名クライマーは。。。PUMPスクール軍団だ!彼らがミヤザキミドリ(5.9)前あたりの広場に荷物を広げ始めたのが見えると、プライベートパーティ達からため息のような呟きが漏れる。「登れるルートが少ない日にあんなに大人数でこられても。。。」。私達も、午後、ミヤザキミドリ(5.9)付近に引っ越す予定だったので、がっかりである。
私もママスクールに通う身なのでなんとも言えないのだが。。。私はやはり、大人数のスクールと、山岳会の大所帯が苦手だ。中には「登ってくださいね!」と、声をかけて下さる人もいる。今日も、知り合いが一人いて、彼と話している時に先方の先生(?)に、「登ってくださいね!」と言われた。が、どうだろう?アップでオリャと、登るだけならともかく、ちょっと触ってみたいとか、OSしたいとか、ハングドックしたいとか、そんなルートを、そんな環境の中、取り付く気分になれないのではないだろうか?そんな風に、思うのは私だけなのか?しつこいようだが、我がスクールは少人数制である。先生が目の届く範囲の人数しか連れて歩かないので、他のパーティとバッティングする時は、時にはルートを空け、時には割り込んでもらい(その時も、生徒が割り込んでもらった人に変なプレッシャーをかけないように、他に登れる場所を準備するとか気配り万全である)。。。あちこちで出会う少人数制のスクールの先生方は、そういうマナーと言うか、気配りが、きちんと出来ているような気がする。それでも不快に思っている人はもちろんいるとは思うので、やはり、迷惑な存在ではあるのだが。
愚痴はそれくらいにして、忍吉(5.10a)。タコの上に出る所が悪いんだよな!と、取り付いてみると、タコの上どころか、2クリップ目ができない。エェェェン(ToT)、ママと一緒に来た時、右足がここ!って言われてたよなぁ。ここって、どこだっけ?2回登るが、2クリップ目にロープがかけられずに降りてくる。
その間に、林田さんが忍吉98(5.9)をRP。全く、素晴らしい!と言うか、なんなんだ!この親父は。
きくが、体が冷えちゃう!と忍吉(5.10a)。あっさり、登りやがる!タコの上に出る所は、以前RPしたときと同じく匍匐前進。
私がもう一度、忍吉(5.10a)。今度はきっちり、タコの上に出る所で困った(´o`)、行きつ戻りつを繰り返し、なんとかクリア、RP。河又の10aは、あと1本、いきのいい奴(5.10a)を残すのみ。
林田さんが、TRで忍吉(5.10a)。あちこちで、ジタバタしているがトップアウト。「リードしないの?」、と声をかけると、悩みながら、行きそうな気配である。
登る所がなくてプラプラしていたきくが、突然、タコ(5.11b)を登ろうかと言い出した。お隣のパーティの男性がかっこよくOSする姿に刺激を受けたのか、彼に「いけるよ!」と薦められたせいなのか?まぁ、行くって言うのなら行ってくれぇ!タコの下をトラバースする所まではなんとか、が、タコの上に出られない。お隣のパーティの男性に、「トラバースの後でテンションが入ったとき、クライマーの頭が岩にぶつかっちゃうからロープを流した方がいいですよ!」と、教えられていた。「ダメ!落ちる!」と、言うきくに、よしっと、ロープを出しつつ、体を一歩前に踏み出しつつ。。。いつも通り、私の体は空中で、きくは地面の直ぐ上。ロープを流す必要はどうやらなかったようである。きく、ごめんm(_ _)m 落としすぎちゃった。
林田さんが、忍吉(5.10a)をリード。タコの上に出る所で、足ブラ!落ちたのかと思ったら、ん~、ずりずりと這い上がっていった。下からは歓声!究極の匍匐前進と言うか、匍匐前進の最終形って言うか。しっかし、この人、実は私と登れる所、変わらないんじゃないだろうか?
きくは、タコ(5.11b)と戦い中。下からは彼の手元が全く見えないので、どうなってるのか分からないのだが、ぐぉぉぉぉぉ!って吼えたくなるようなあと一手って感じらしい。
きくが燃え出しちゃったので、えっと、林田さんと私はどうしようか?PUMP軍団の中にいた知り合いが、自分が登るついでに、カッパ(5.10a)ギザギザ・ハート(5.10c)にTRをかけてくれた。ありがとm(_ _)m カッパ(5.10a)を「TRだけど、初見で行ってみれば?」と、林田さんに薦める。と、やっぱりおじさんはやる気である。おじさん、登り始めるが。。。やりぃ(^o^)v おじさんがやっと敗退してくれた。本日の私の目標、達成!
意地悪?と言うか、私は彼に落ちて欲しいし、敗退して欲しいのだ。彼は外に出始めて今日で4回目。手を付けたルートは、明らかなオーバーグレード以外、全部、登れてしまっている。悔しくって、情けなくって、「今に見てろよ!」みたいな気分になった事がないのだ。だから、是非、そう言う気分になって欲しかったのである。
「じゃあ、先に登ってみましょうか?」と、TRでカッパ(5.10a)。登ってみましょうか?と、言ってみたものの、内心ドキドキである。先日RPしたばかりだし、TRとは言え、登れるんだろうか?あっさり登れた。ほっ(^^;
林田さん、カッパ(5.10a)をもう一回。敗退\(^O^)/。私的には、大満足。だが、おじさんは「ん~、難しい!」とは言っているが、悔しがってる?よくわからん。私の今日の目的は、本当に達成できたのだろうか?
きくは、タコ(5.11b)の前で、阿波踊りを踊ってみたり、ウロウロしてあちこちからルートを睨み付けたり、ザックを枕に寝っ転がってみたり。。。あと2便だしたが、RPならず。残念、珍しくとても悔しそうである。こんな風に感情を出す彼は珍しい。最後、回収の為に忍吉(5.10a)を登ろうとするがもうヨレヨレ。テンションが入る。「回収しましょうか?」と、結局、今日一日、付かず離れずご一緒させていただいたパーティの男性が声をかけて下さる。「甘えさせていただけますか?」、きくちゃん、どうしちゃったの?人見知りっ子のきくちゃんが、こんな風に他所の人に甘えるなんて、本当にビックリだ。

結局、下山もご一緒させていただいた上記パーティのお二人と、改めて駐車場で自己紹介。今日は、一日ありがとうございました。また、お会いする機会がございましたら、よろしくお願いいたします。お二人には、我らの漫才じゃなくて会話をとても楽しんでいただけたようなので、次回、お会いするまでに、よりいっそう、芸の研鑽に励みたいと思います。
きくちゃん、今日は残念でした。「なんかさ、登ろうって盛り上げた気分は急にはさげられないんだよね。」と、車の中でいつになく、口数の多いきくちゃんは。。。なんか、きくちゃん、最近、へん?
林田さん、お疲れ様でした。ねぇ、悔しい、って言うか、このルート絶対に落としてやるぅ!って言うか、ちょっとそんな気分になってくださってると嬉しいのですが。。。
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