クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

湯河原幕岩 2004/05/30 Sun

2004-05-30 19:43:20 | ChapⅡBigRock2004
快晴のと言うか、真夏日のと言うか、暑すぎると言うか、とにかくやっと晴れた週末の幕岩である。今日は、てんとう虫ロックてんとう虫ロックに向かう道は、両サイドから張り出してきている草で埋もれかけているが、あっ子先生の笑い声のする方向に歩いていくと。。。無事、到着である。小川山のキャンプ場を挟んだ反対側の岩場でも、あっ子先生のいる場所が確認できると言う、笑い声である(声がでかい?響く?)。幕岩で道案内くらい、朝飯前である。本人はただ笑っていただけだと思うが。。。

まず、フライング(5.8)。先日、阿部さん、大石さんと登りに来た日にオンサイトしたルートである。が、なぜか出だしで、よろっと。
次は、ジュリア(5.9)。これは、先日、トップロープだが、初回で抜ける事の出来たルートである。が、やっぱり出だしで、よろっと。
オンサイト他を狙っている時のroute finding、集中力と言うものは、登る力を明らかにアップさせるようだ。「ウォーミングアップだし」、「前回、登れたし」と、お気楽にとりつくと。。。「よろっと」って事になる。

さて、先日、跳ね返されたアナザガール(5.10a)。まず、ウッチーさんのデモンストレーションをじっと見る。げっ!ハング越えにアンダーホールド使わないんですか?デモンストレーションは、先日、大石さん、阿部さんが登ったMOVEに近い。いつもなら、ルートが空くとすぐに飛びつくのだが、なんとなく、このルートには腰が重くなる。登れそうな気がしないんだなぁ。と、言っていても仕方が無いので、登ってみる。やっぱり、ハングでテンションである。やり直し!たら、超えられちゃった。いけるじゃん!久しぶりに、妖精が舞い降りたかも!ロワーダウンの途中で、ハング越えだけもう一度。なんと、今度は余裕まである。まっ、気の持ちようである(性格が単純だから?)。

アンナ(5.9)エリナリグビー(5.9+)を、サクサクっと登る。この2本はとっても楽ちーん。

「結び替えの練習にリードで登りましょう!好きなの登っていいわよ!」と、あっ子先生。
好きなの?好きって訳でもないけど、レッドポイントできそうだから、アンナ(5.9)エリナリグビー(5.9+)にしようかなぁ。。。あっ子先生が、他の人の結び替えを監督する為に、フライング(5.8)ジュリア(5.9)アナザガール(5.10a)の終了点付近に待機している。上空から天の声が降ってきた。
「こっちでリードする人、他にいる?」「アナザガール(5.10a)、行っていいですか?」
今、返事した人、誰?全然、そんなつもりじゃないのに、何故か口が勝手に返事をしてしまった。レッドポイントを稼ぐ積りだったのになぁ。まぁ、いいかっ!先日の、リベンジである。ビレイはウッチーさんがして下さる。
「落ち着いて。きちんとビレイしてるから。」
ウッチーさんの声に送り出されて、登りはじめる。意外と平気かも。って、ハッハッハッ。ハングまでは平気なんだって!さて、ハングである。
「ちょっと、休憩してから行きなさい!」と、ウッチーさん。
Let’s Try!よし、抜けた。後は、一気に終了点へ。レッドポイント成功!
「1本、クリップ飛ばしたよ!その辺でテンションしたらハングの下まで落ちちゃうわよ!」と、終了点であっ子先生が優しく迎えてくれた。って、違うよ、教育的指導だ!
「えっ?どこどこ?」下を見ると。。。何も掛かっていない寂しく輝いているボルトがあった。やっちまった。ハングを超えて、舞い上がっている辺りである。コンペだったら、クリップを忘れたところでお終いですよね。。。コンペじゃないし。。。レッドポイント、レッドポイント^^; やっぱり、落ち着いてるつもりでも、落ち着いてないんだなぁ。反省。
下に降りて、ウッチーさんと握手!有難うございました。
安部さ~ん、大石さ~ん、レッドポイント出来ちゃったよぉぉぉ!

スウィング(5.9+)。ウッチーさんの予言通り、ガバに手が届かない。無理矢理、女の子MOVEを作り出し登る。
ミッシェル(5.10c)。また、ハング越え。。。ボロボロになりながら終了点へ。ミッシェルは、てんとう虫ロックのルート名になってるビートルズの曲の中では、一番好きな曲なのになぁ。ところで、私って、もしかすると、ハングが苦手?そう言えば、小川山にも、敗退したハングがあったよなぁ。。。ウゥゥゥゥゥ!クライミングは力だ!

雨がふってきて、今日はお終い。
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BigRock 2004/05/26 Wed

2004-05-26 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
BigRockのレッスン日である。ダメだ!壁登りだけに壁である。が、さすが、猫の森登山教室の黒澤先生がHPで、『国内最「アットホーム」』と紹介なさるBigRock!ジム内で、帰り道で指導、励まし、体験談と諸先輩方にフォローされまくりである。先輩方、ありがとうございます。がんばりますね。

私の成長の壁、足である。あっ子先生が、私の足の使い方、正しい足の使い方と、両方をデモンストレーションして下さる。明らかに違う。解ってるけど出来ないんだよぉぉぉぉ!と、月に向かって叫びたい気分である。参ったなぁ。どうして、頭での理解が、体の動きにならないんだろう?・・・落ち込んできた。って、落ち込んで出来る様になるならどれだけ落ち込んでもいいけど、落ち込んだって出来る様にはならないんだから、落ち込んでいても仕方が無い。練習だぁ!だぁ!だぁ!

ところで、近所の中学校の体育館に人工壁が出来た。しかも、区民に開放である。1時間300円。1本しか登れなかったとしても、後悔しない値段である。使用時間等、いろいろ制約はあるが、まずは、利用の条件である区の安全指導講習会の認定証を手に入れなくては!ゴミの回収以外で、初めて区が私にいい事をしてくれた様な気がする!(区政は働く独身女性には冷たいのである。サービスを受けてないんだから区民税割引しろ!)利用できるのは6月1日から。せっせとコソ練して、苦手を克服せねば。
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三ツ峠 2004/05/23 Sun

2004-05-23 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
三ツ峠春のクライミングフェスティバル、2日目。曇天である。朝早く、トップロープ準備隊が繰り出されたため、今日は、練習するルートがいっぱいある。

右フェイス都岳連ルート(Ⅴ)から。初めて岩をじっくり見た。岩の中に砂利が埋まっている。砂利の部分がスタンスに上手く使える。面白い岩だ。初めて見る(って、それを体験する事が参加のそもそもの目的の一つだが)岩である。降りてくると、南浦先生の一言。
「難しいところはきちんと登るけど、簡単なところがダメ!」
???である。つまり、登り方が雑だという事か?
「簡単なルートで登って、クライムダウンしてもう一度登ってみて。」
一般ルート中央(Ⅳ+)で、南浦先生の指示通り、登って、クライムダウンしてもう一度登ってみた。外の岩場でクライムダウンをするのは初めてだ。怖い!もう一度、登ってみる。そしてロワーダウン。
「どう?」「怖かったです。」「2回目はとても綺麗に登れてたわよ!」
つまり、こういう事らしい。私は、普通に登ると手で強引に登りがちである。足がしっかり決まらなくても、手で耐えてしまうのである。また、腰の位置は常に高い。と言うか、体は伸びきっている事が多い。そして、ホールドの効きが甘い時、初めて足の事を思い出す。そう、しっかりと良いスタンスを探すのだ!クライムダウンをしようとすると、ホールドを上から掴む。と、腰を落とさないと全然手が効かないため、自然と腰が落ちる。そして、スタンスを探さないとクライムダウンは出来ない。自然と足に意識が集中する。足を丁寧に扱う。。。はぁ。結局、足にたどり着くのだ。あっ子先生にいつも言われている事を、表現を変えて南裏先生に指摘されただけなのだ。先生方の眼力が鋭いと言いたい所だが、残念ながら、生徒のレベルが低すぎる為、多分、よっぽど目に余る私の登りの欠点なのに違いない。南浦先生に、欠点克服練習法を伝授された。
一般ルート左(Ⅳ+)で、再度、クライムダウンの練習である。確かに、2度目の方が上手く登れているのが、自分でも解る。クライムダウンでの体の動きと、2度目だと言う心の余裕が、美しいフォームへ私の注意を向ける力があるようだ。
次の人が登る。ビレイをする事になる。その次の人が登る。そして、その次の人が。。。ビレイスレーブになってる?
「代わりたいんですけど、ビレイした事ないんです。」
順番待ちの人にニコニコされてしまった。次に、掛けられた声はすごい!
「飲み物、飲みますか?」「・・・イエ。大丈夫です。」
どうやら、飲み物を飲ませてくれるつもりだったらしい。。。よぉぉし、ビレイするかぁ。みんな、シャキシャキ登ってくれい!ところで、雨が降ってきたような気がする。って言うか、降ってる。
南浦先生がビレイ交代要員を連れて、助けに来てくれた。
「昨日のルート登ってらっしゃい。上の方、レイバックで面白いから。」
草溝直上ルート(5.9)を今日は途中で切らずに全部である。今登ってる人が降りてきたら行こう!と思ったら、シューズを履いて待っている人が。。。ビレイしまぁす。クライマーはハングの下で濡れない。周りの人は、荷物に戻って雨具を着始めているではないか。私は。。。ヤケクソである。しかも、眼鏡が外気と体温の温度差で曇ってきた。ダメだ!全然見えなくなってきた。やっぱり、コンタクトかなぁ。眼鏡を拭いてもらってビレイを続ける。が、昨日に引き続き伝令が。
「向こうはもう引き揚げるから。」
何なんだ!GW、先週、今週と何故か天候が私のクライミングの邪魔をする。テルテル坊主でも作ろうかな。マジで。
振られ止めのギアの回収を兼ねて最後に登ることになった。(終了点は上から回り込んで回収してもらう。)ハングの下から、クラックをレイバック。レイバックの体勢のまま身動きが取れなくなった。手を上げてみるが、手が濡れているのか、岩が濡れているのか全然掴めない。よし!足だ!と足を上げる壁も濡れている。強引に足を上げたが、体重をかけたら外れた。フォールである。全然回収できてないよ。しかも壁に戻れないじゃん。ごぼうで登り、ヌンチャクを掴んで壁に戻り、ギア回収。フレンズがクラック深く入り込み手は届くが動かせない。ヒョェ~。焦ってきた。どうしよう!どうやって回収したのか解らないが、何とか回収。久しぶりに記憶喪失である。降りてきたら登る前につけた液体チョークは綺麗に取れていた。
南浦先生なら、あっ子先生なら、この状況でも登れるんだろうなぁ。すっごく上手くなりたいと思った。彼女達なら、どんなスタイルで登るんだろう?私は、どうしてレイバックじゃなくて、ジャミングにしなかったんだろ?ジャミングだったら登れたんだろうか?ガォォォォ。練習しよっと。

その後、四季楽園に戻り、昼食、雑談、解散となった。「いいクライミング仲間が見つからないかな」と言う思惑は、そもそもクライマーが生徒にいないと言う事で外れてしまったが、初めての岩を触ってみたい!南裏安恵さんのクライミングを見たい!と言う、思いは満たされた。週末の私自身のクライミングとしては不完全燃焼だが、相手がお天気と言う事で、これは仕方が無いか。南裏先生に指摘された私の欠点を胸に、三ツ峠春のクライミングフェスティバルはおしまい。参加してよかった。
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三ツ峠 2004/05/22 Sat

2004-05-22 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
石井スポーツで募集していた、三ツ峠春のクライミングフェスティバルに参加してきた。猫の森登山教室ともBigRockの教室とも全く違うスタイルである。先生5人に生徒30人くらいか?しかも。。。そもそも、クライミング班の募集文句が「山登りで必ず役立つクライミングの基本的技術、ロープワークから登攀まで」である。つまり、生徒のほとんどが、「目指せ!フリークライマー!」でも、「目指せ!バリエーションルート!」でもなく「山登りで役立つクライミング」を求めている人たちなのだ。ちょっと、場違いなところに紛れ込んでしまったかも。

まずは、駐車場から、宿泊先である四季楽園へ。皆さんの山で鍛えた健脚についていくのがやっとで(って、ついていけなくて到着時間は大きく遅れた。)死ぬかと思った。この荷物で1時間の登りは。。。これで、テント他の生活道具と、ロープ他のギア類を背負って登る事になったらどうなるんだ?クライミングギア以外の荷物を徒歩15分以内でデポ可能な岩場限定のクライマーになりそうである。
何がそんなに重かったのか?改めてザックの中身を眺めてみてもそれほどたいした物が入っているわけではない。重量として明らかに重そうなものはペットボトル(もちろん500ml)が6本。それくらいなのだが。。。つまり、私が根性なしなだけなのか?

さて、岩場。屏風岩である。が、ここもいつもと何かが違う。ルートのほとんどが2ピッチ以上で、しかも、練習している人は足は山靴、頭にはヘルメット(私もヘルメットをかぶってはいたが)。これは、明らかにフリークライミングのゲレンデでは無いような。。。ボケッとしていたら、「ラクッ!」、声と落石が降ってくる。ついでに「ロープダウン!」と、ロープも降ってくる。マルチピッチを練習中の軍団である。凄すぎる!

しかし、私だって登らなくっちゃ!簾状のロープに押しやられ、どんどん歩いていく。で、東面フェイスに先生が練習できそうな空いているルートを発見!ちなみに、私の班の先生は南裏安恵さんである。草溝直上ルート(5.9)の下部でトップロープである。トップロープの準備をする南浦先生をじっと見詰める。・・・。なんて言うんだろ。あっ子先生とは、全く印象が違う。なんていうのかな?とても、誠実な印象の登りである。
ところで、お天気は悪い。寒いし、ガスって来ているし、しかも、雨?とっとと、登らなくては。草溝直上ルート(5.9)の下部は無難に登ってたら???岩が濡れてる。見回すと。。。足が出せそうな場所が全部濡れてる。。。ええぃ!水溜りのように水が溜まっているが足の裏半分は置けそうな所に足を置いた。こんな状態で登るのは、初めての経験である。
次はトラペジアス(5.11a)。11aの核心部と思われる箇所を左に逃げてトップロープ。もう一度、南浦先生をじっと見詰める。・・・。よその班からは練習中止で引き揚げると連絡が来る。が、我々のレッスン場所は少し状況がマシ。で、私は取りあえず登る事が出来た。が、ここまでで我が班も練習中止となった。

その後は、四季楽園に戻り、机上講習。南裏保恵さんのご主人、南裏健康氏に色々お話を伺った。とても話術が巧みで、楽しい時間を過ごした。
食事後は、再度、講師の皆さんのお話を伺う。その後、軽くお酒を頂きながら、南裏保恵さんを中心におしゃべり。この人が、コンペで優勝?とっても、女性らしい感じの人物で、なんだかコンペで人と争うとか、終了点を目指してハードなルートを登るとかイメージに合わない。(ちなみに、あっ子先生はコンペ、ハードルートと言った言葉がぴったり嵌る。過ごしている時間の長さのせいかなぁ?)本気モードで登る時は、全然、違うのかも。シリーズ「クライミング界のBigNameは普通の人」である。

明日の天気の回復を祈りながら就寝。
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レッスンの谷間 2004/05/20 Thu

2004-05-20 16:13:08 | ChapⅡBigRock2004
三つ峠 春のクライミングフェスティバル」に参加してみる事にした。よその先生に習いたくないなぁと、愚図っていたのだが、参加したい気持ちもあった。迷った時は、やってみる!である。参加を決めた理由は3つ。
まず、三つ峠に行ってみたい事。次に、フリークライミングの講師に南裏保恵さん(私が登っている姿を見てみたい女性クライマーの一人)がいらっしゃる事。そして、今週末クライミングに行く相手がいない事。
ノリとしては、レッスンを受けに行くというよりは、「キムタクと行く、豪華香港100万$の夜景ツアー」みたいな感じ。「南裏保恵と行く、三つ峠フリークライミング体験ツアー」である。
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