クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

BigRock 2005/09/28 Wed

2005-09-28 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
ママに会いにBigRockへ、登りにじゃないのか?細かい事はよいのだ。番台を覗くと、ホラッ、ママがいる。我ながら、呆れるくらいママ好き好きだ。そういえばBigRockも、久しぶりだなァ。やっぱり、とてもホッとする。

ママがお仕事をしている間に、チョロッっとボルダー。まだ、指は全快ではないので、恐る恐る簡単課題を登る。ホケッとしてると、手が空いたママがおしゃべり相手をしてくれる。小川山合宿3日目から、私の報告に「指が・・。」と言う言葉が混ざり始める。「で、その日はそれで止めたの?」「ちょっとだけ・・・、で、次の日は・・・。」「休んだの?」「ちょっとだけ・・・、で、次の日は・・・。」「登ったの?」「・・・。」、ん~、こうやって文字にしてみると、自分がだんだん頭が悪い人に思えてくる。
お客さんに話しかけられたママから離れ、チョロッっと登ろうとすると「いく、今日は止めておきなさい!」と、ママ。ん~、これが外岩だと「ちょっとだけ・・・。」と、駄々をこねる所なのだが、インドアだと素直な娘になってママの隣にお座り。今日は、もう、いいか。
「どうだ?登ってるか?」と、大工さん。「登ってるけど登れてない。」「下積め下積め!俺なんかなぁ、『そんなに筋肉あるのに10も登れないのか!ヒャヒャヒャ!』って、あれ、この話したっけ?」「うん。」、大工さん、よっぽど傷ついたんだね。「でもな、筋肉つけるとき、柔軟をしながら筋肉をつけなきゃダメなんだぞ!じゃないと、俺みたいに・・・」、大工さんの両手は背中で握り合う事が出来ない!「見て見て!」と自慢!数少ない大工さんに勝てるジャンルだ。右手が上でも左手が上でもどっちでも手をつなげるもんねぇ。「お陰で背中がかけなくってさぁ。」、なんですと???今の話をまとめると、つまり、柔軟をしながら筋トレしないと背中で手がつなげなくなって、背中が痒い時に困る!そういう話なのか???
今週末の話、小川山は指が痛そうだからそろそろ他の場所に登りに行こうか?と、ママに相談したら、「フェイスだと指に負担がかかっちゃうからカサブランカ(5.10a)でも登れば?」、なんですと?カサブランカ(5.10a)って言えば例のアレだよね。ママ、いくを殺すつもりなの?「10日通えば落とせるかなァ?」って、行く気なのか?「1日2便で5日。」、5日かぁ・・・。小川山に行ける週末って、あとどれくらいあるんだっけ?きぃくちゃん!いくの為にカサブランカ(5.10a)にTR張ってくれるよね(^o^)/

BigRock閉店後、ママとご飯。ママ独り占めで怒涛のおしゃべりである。あっ、きくもいた。ママのヨセミテの話、私達の小川山の話、オンサイトの話、指の話、その他四方山話と、会話は尽きない。会話の途中でママがポソッと口にした。「指がもっと強ければ、いくの気持ちがあればもっと登れるのにね。」、ママがそんな事を言ったのは初めてだ。「でも、ちょっとづつ、強くなるよね。」、調子に乗ると直ぐに痛くなるこの指は、全く困り者である。直ぐに調子に乗る指の持ち主の方が困り者って話もある。
ところで、「以前、いくが1:1:8だみたいな話してたよね、俺ってどうなんだろ?あっこさんに聞いてみたいよなァ。」と、小川山からの帰り道、きくが口にした。そう、技術と体力と気持ちのバランスの話である。ママのお返事は「きくちゃんはどんどん変わってきてるからなァ、でも、今、バランスいいんじゃない!?」、確かに結果がついてきてるしなぁ、「いくは?」「・・・」、ん~、相変わらず技術1:体力1:気持ち8で登っているらしい。「いく、思うんだけど、執念って言うか、根性って言うかいくから気持ち取っちゃったら2しか残んないから、登れなくなっちゃうよ!」、やっぱり、懲りてないのか?
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小川山 2005/09/25 Sun

2005-09-25 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
目覚めると、雨音がしない。テントの外にでる。雨は降っていない。少しくらい壁が濡れていてもいいから、このまま天気がもってくれればいいのに。コーヒーを飲みながら、みんなが起きだすのを待つ。降ってきちゃった。登れないね。寂しいけど、仕方が無い。小川山大合宿は終了。
登れたルートはなんと、たった2本。でも、私は少しまたクライマーとして成長できた気がする。ママ、早く帰って来ないかなぁ。ママにいっぱい報告したい事がある。

きく、今回も色々ありがとう、お正月ツアーはどこに行こうか?
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オンサイト 2005/09/24 Sat

2005-09-24 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今日は2峰、の予定だったが、アプローチ途中で雨ザァー!みんなでタープで朝からビールを飲みつつ、天候回復待ち。けど、無理なものは無理。噂の岩根山荘に出来た人工壁でも冷やかしますか。

クライミングジム、オンサイトの受付で岩根山荘の方とちょっとおしゃべり。「やっぱり、雨の日って混みます?」「ジムを作ってから、週末に雨が降ったのって、今日が初めてなんですよ。」「・・・。」、言われてみれば、ずっと小川山で登れているもんなぁ。登録証のNoは「05038」。4人で出かけて「05037~05040」、頭の「05」の意味はわからないけどつまり私達が37人目から40人目のお客?オンサイトの詳細は書かないことにしよう。百聞は一見に如かず。みんな、オンサイトへ行こう!でも、小川山が雨の日、廻り目平のクライマーが大挙して押し寄せると大変な事になるから、チラッとジムを覗いてからお金を払う方がいいかもなぁ。

今日、レタスの謎が明らかになった。なんと、レタス畑でバイト中の人が、オンサイトで登ってたのだ。今年、レタスは豊作らしい。秋刀魚が豊漁なのはわかる。レタスが豊作だなんて・・・、作付けの時から何個のレタスが収穫できるかわかってるじゃん!なんで、豊作なの(?_?) 豊作の理由は、農家の方曰く、「農協の指導が悪いから!」らしい。妙に納得してしまった。と、レタス畑のバイトの人はおむすびとお漬物しか与えられないと言う噂は本当か?「そんな食事じゃ、働ける訳ないでしょ!」だそうだ。安心してバイトしましょう。でも、今年、彼の知ってる範囲で4人の脱走者が出たらしい。そうそう、レタス畑のバイトはリゾートバイトらしい。よく道を走っているサイドに梯子みたいなのがついてる車(?)は何?私は自動レタス刈り取り機で、刈り取ったレタスが梯子のベルトコンベアーを流れ、ポンポンポンポンって言うのを想像していたのだが。。。薬草を散布する車だった。最後に、今、川上村のあちこちで、レタスアイスクリームとレタス焼酎が販売されています。お試しあれ、私は2つとも試しました。コメントは控えます。

弟岩の一番端のルート登ってらっしゃいましたよね!」と、声を掛けられた。弟岩(?_?)え? 行った事無いぞ!よくよく話を聞いてみると、兄岩G'day mate(グダイマイト)(5.10c)の話だった。「RPなさるのを見て、ラインがわかったので、僕もその後、RP出来ました。」、嬉しかった(^o^) そう、彼が登る姿を私も見ていた。彼のラインから逃げない落ちっぷりは気持ちよかったのだが。。。彼の同行者の女性が「力がある人はレイバックっぽく登るらしいけど、右を廻って登れば?私もそうやって登ったわ!」みたいな事をアドバイスしたのだ。そして彼は大きく右にラインをはずし、トップアウトした。私は彼女に対し、怒っていた。核心を巻いて登って、10cを登ったつもりになってるの?フザケルナ!見てなさい!って気分で私は彼女が言うところの力のある人のラインでRPした。そう、その力の必要なMOVEがG'day mate(グダイマイト)(5.10c)の核心なのだ。そのラインから逃げずに登るのがフリークライマーだ!彼が、私の登りを見て、ラインから逃げずにRPしたと言う話は、本当に本当に嬉しかった。
ところで、彼は我々の大先輩、BigRockで純一さんにクライミングの手ほどきをお受けになったとか。彼の口から出る純一さんは・・・、なんか違うぞぉ!10月、純一さんと会う機会があるはず。チクチクと言ってみよう!でも、多分、焼酎を飲みながら、私の話を聞き流すか、または、逆説教を受けるに違いない(-_-;)

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小川山 2005/09/23 Fri

2005-09-23 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今日から、ウッチーさん、阿部ちゃん、林ダ君が小川山に帰ってきた。きくと、色々な事を反省中の私は、本日、ちっちゃくレスト。最後の2日間の為、体を温存。相談の結果、リバーサイドへGo!

のんびりアプローチの私が、リバーサイドにたどり着くと、ウッチーさんがアップ用にブラックシープ(5.9+)を登ってくれていた。げっ!ブラックシープ(5.9+)は、私の2度と登りたくないリストに入っているルートである。まっ、TRならいいか。と、登り始めるが、やっぱり止めればよかった、怖いよぉ。
残りのメンバーがブラックシープ(5.9+)と遊んでる間に、私はちょっとマダム・バタフライ(5.10b)チェック!やっぱり、濡れ濡れである。ウッチーさんが、アウト・オブ・バランス(5.9)を登って、マダム・バタフライ(5.10b)にヌンチャクを掛けてくれる。午後になったら少しはマシになるかも、ちょっと、様子見。
きくが、DOKUFU(5.11a)。「一回で行けたら行くから!」、ヌンチャク掛け便かと思ってたのに、とっとと終わらせるつもりらしい。先日、「きくのMOVE、変!」「いくのMOVEの方が自然な気がする。」と話してた核心、、私のMOVEを試そうとしたきくは「やっぱり、無理!」と、変なMOVEで登って行った。核心、抜けちゃったじゃん。きく、ガンバ!なんと、あっという間に、最後のカチカチスラブだ。「レストするね。」「うん!」とは答えてみたものの、長い!・・・。退屈。・・・。やっと動き始めたきくは「やっぱり右足は無理!」、右足を少し上げてから左足を主張した私の意見は取り入れられず、左足ハイステップで登っていった。RP。やったね(^o^)V 「いくのMOVEは、俺だと手がこんなになっちゃって(手は顔の前)耐えられないんだよね。」、ふうん。
冷やかしで林ダさんがDOKUFU(5.11a)に触った後、ウッチーさん。なんと、ウッチーさんは核心も、カチカチスラブも、きくと同じMOVEを選ぼうとした(けど、下部は強引に私のMOVE。)。しかも、嫌いなタイプのルートだと言う。話を聞くと、どうやら長身の二人にはホールドが中途半端な位置になって窮屈で嫌な感じらしい。ほへ?私にはとっても素直な位置にホールドがあるルートなのに。フッフッフッ(^^)、たまにはリーチ損を味わいたまえ!
小雨がパラついてきた。林ダ君、アウト・オブ・バランス(5.9)登りなよ!今、登ると絶対楽しいから。林ダ君、OSトライ V(^0^) フェイスの使い方も完璧!
私は、マダム・バタフライ(5.10b)をTRで回収。TRでも大騒ぎしてしまうくらいヌレヌレだ。そのうちやっつけるから待ってなさい。
阿部ちゃんが、ジョコンダ(5.10d)、さっき、OSトライを失敗したらしい。でも、今度はきっちりRP。ウッチーさんに煽られて、私もTRで登る。ヒョェェェ、私、これRPしたんだよなぁ。怖いよぉ。
雨は、とっても半端な降り。どうしよう?帰ってボルダーでもする?なんて話してたら、時の踊り(5.10c)の下部でマントルごっこになった。阿部ちゃん、きく、私がギャーギャー騒ぐ中、林ダ君が登場!なんと、アッサリ(?_?)え? 林ダ君って・・・、何者なんだ?

今日の林ダ君、ブラックシープ(5.9+)を TR & RP、エライ!DOKUFU(5.11a)の下部にTRで遊ばれる。アウト・オブ・バランス(5.9)をOS、とってもGood、登りも読みも完璧!ジョコンダ(5.10d)をTRでワンテン、面白いルートでしょ!時の踊り(5.10c)の下部、マントル異様に上手いよね。

今日のきく、ブラックシープ(5.9+)をTRでアップ、今日のアップはTRでラクラクだね。DOKUFU(5.11a)をRP、\(^o^)/。

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小川山 2005/09/22 Thu

2005-09-22 23:59:59 | ChapⅢBigRock2005
今日から、合宿後半スタート。前半は、あまり登れなかったけど、登る以前の事で色々考える事があった。いっぱいつまんない思いをして、また少し大人になったと信じよう。仕切りなおしで、水晶スラブ、本日は登るぞモード全開!

越境者(5.10a)でアップ。いつも通り、きくがリードで私がTR。今日は落ちない。我ながら、朝っぱらからこのモチベーションの高さは珍しい。
きくはそのまま、ノイズ(5.11a)をリード。行けちゃうかと思ったが落ちた。
私はアバタもエクボ(5.10c)をリード。なんだか、2歩目の足裏感覚が???乗れる気がしない。「きく、足の位置この前といっしょ?」「もうちょっと右!」「・・・」、変な感じだ、乗れる気がしない。重心を移すと落ちた。ん~、体調が違うから?昨夜、雨が降ったから?
きく、私の順でトライを重ねる。何度目かで、きくがノイズ(5.11a)をRPした。私は、まだ、登れない。ダメかな?と、思った。今度、ダメだったら諦めよう。落ちた。まぁ、こんな事もある。回収便にしようと、そのまま登ったら・・・。登れるじゃん!諦められなくなってしまった(-_-;)。
「100回登ったら、1回くらい止まるよね。100便だしてやるぅ!」と、便数を重ねる。どうして登れないのか?合宿2日目には、あんなにいい感じだった。どうして、さっきは抜けられたんだろう?ママがいたら、なんて言うんだろう?ママがいなくても登れるようにならないと。10cのスラブくらい絶対登れる。ママと一緒に色んな所に登りに行くんだから、こんなグレードくらい鼻歌交じりで登れなきゃ・・・。核心の前でテンションが入る。「核心の事を考えながら登ってたでしょ!」「ママの事、考えてた。いくは、ママの子だから大丈夫、絶対に登れるから。」、もはや、意味不明の甘えっ子だ。ママがいなくても、ママに頼ってる。
何かに取り憑かれた様に登っていた私を、聞こえてきた山荘の放送が、現実に引き戻した。タイムリミットだ。何かがおかしい。だって、今、安定してるのは1歩目の足までだ。2歩目に乗れないのはまだいい。どうして、手がだせないのか?足の位置が変?1歩目以前の0歩目の足位置がおかしい。だから、1歩目の次の手が安定しない。0歩目の足の位置を調整した。1歩目の次の手は、バカバカしいほど完璧に取れるようになった。いったいなにやってたんだろ?次は2歩目の足、先日は完璧だった。今日のこの足裏が全然安定しない感覚は???足位置が違う。足を左右にずらすと、直ぐに乗り込める感じがするスタンスが見つかった。これだ!3歩目は普通に出るけど狙った位置まであがらない。でも、これだけ引っかかれば立てる。4歩目、5歩目でクリップ。将棋だったら3連勝しないと出世しない。もう一回、そしてもう一回、完璧だぁ!
リードする。4歩目に立ちきれず落ちる。でも、立てないのは脚力の問題。疲れている。時間が無い。もう一回。今度は3歩目、左足で立てない。「ガンバ!」ときくに言われるが・・・。大丈夫、すごく安定してるから落ちないよ!ただ、立ち上がる脚力がないだけ、少し休ませて。嘘のように、核心を抜けていた。さて、終了点まで登ろう!「・・・。右足だっけ?左足だっけ?」、なんだか、頭の中が真っ白だ。この先は今まで何も考えずに登ってた。とても得意な壁のはず。何も考えずに登ろう!RP \(^o^)/

大騒ぎしながら後片付けをした。こんなに便数を出してRPしたルートは無い。技術が足りなかったとは思わない。技術は、きっと取り付いた初日にRPできる程度には持ち合わせているはずだ。私に足りないのは、自分の感情をコントロールする能力だ。闇雲に便数を重ねるのではなく、何が悪くて登れないのか、どうすれば登れるのかを冷静に考えられるようになろう。登りたいからと、体を酷使することなくレストをきちんとコントロールできるようになろう。・・・。なれたらいいなぁ。・・・。そんないい子になったら私らしくないか。・・・。そのうちね。

今日のきく、越境者(5.10a)を再登。ノイズ(5.11a)をRP、難産だったね、おめでとう(^o^)
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