クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

鉾岳 2011/05/02 Mon

2011-10-15 19:25:28 | ChapⅨBigRock2011
下書きをしてあったんだけど、長すぎて・・・、推敲しようと思ったままホッタラカシで、早半年。んと、推敲してたんだけど・・・、きくが来たから登りに行ってきます。

*****
朝、純一さん目覚ましで起床。色々、朝の出来事もあるのだが、やっと、まともに登れた日なので、全部、割愛。
出発!今、改めてトポを見ると「キャンプ場から舗装された作業道を七分ほど歩き、指導標に導かれて右に、樹林の中の一般登山道を三○分も登れば・・・」とあるが・・・(-_-;) ママに「いくのペースでいいから(^-^)」と言われ先頭を歩く。スグ背後には山本さんのプレッシャー(≧◇≦) 小一時間かかって、取り付きに到着。
本日の壁、デカッ(*゜□゜*) 私が知っている範囲では、国内で一番大きい壁かも(゜-゜) そして、ウンザリする程スラブだ(-_-;) ピンを探す。ん~(-_-;) 見渡す範囲には・・・、あっ、あそこに1つあるね(-_-;) 支度をしていると、純一さんがとっとと登り始めてしまった。「怖ぇぇぇ!」「ピン、あった~!」と言う純一さんの声(は、楽しそう)に、ビビル。純一さんに詫びをいれ、カメレオンルート(5.3、5.2、5.2、ブッシュ、5.9、5.10a、5.10a、5.8、5.10b)(9P)にいくか?宣言どおり美しいトラバースルート(5.2、5.3、5.3、5.2、5.4、5.5、5.10b、5.10a、5.3、5.4)(10p)をいくか?5.10bと5.10aのピッチ以外は、OS出来ないはずはない。問題はランナウト(-_-;) 5.10bと5.10a、フェイスなら何とかなる。スラブなら最悪ジャーマンスープレックス(5.10b)ってことだ。一撃できるか?まっ、なんとかなる(^O^) きくと2人で10bが抜けられないって事は、無いはず。壁を目で追うとラインが見える。1ピン目が高いのは気になるが・・・(-_-;) 1P目の終了点は、見える。2P目の終了点はあの木、3P目の終了点はあの木、それ以上は覚えられないので、まずはそこまで覚えて美しいトラバースルート(5.2、5.3、5.3、5.2、5.4、5.5、5.10b、5.10a、5.3、5.4)(10p)をGo!今日は私が全てリードする予定。
美しいトラバースルート1P目(5.2、45m)、1ピン目にたどり着く。クリップして、登り始めた事を後悔する。ランナウト、怖いo(≧~≦)o とにかく怖いのだ。身軽になりたくて、持っていたアプローチシューズを下に落とし、きくに託す。1ピッチ目のビレイ点にたどり着く。フォローのきくが登ってきた。天気は快晴!怖いけど、やっぱり登りたいよね(^O^) ここでやっと、心に折り合いが付いた。
美しいトラバースルート2P目(5.3、45m)、登り始めてすぐフレーク、カムをセットする。もう少し登ると大きいフレーク、大きいサイズのカムが決まる?持ってきていない(-_-;) とにかく手持ちのカムがセットできる箇所を探す。次は・・・、とにかくあの木にたどり着けばいいのよ!終了点に付くと、取り付きに人影、貸切だと思っていたが次のパーティがやって来たようだ。5人か?こっちは2人だし、大丈夫だろう。
美しいトラバースルート3P目(5.3、35m)、次も目標は木。まずは、見えているピンを目指す。クリップさえしてしまえばこっちのものだ。しかし、登れど登れどピンがない。あれ?ライン外してる?と、ピンを探すと、足元はるか下に(*゜□゜*) しかもクリップ済み(-_-;) 集中してクリップした事すら忘れているというと聞こえがいいが・・・、微妙(-_-;) 急に怖くなる。おまじない、おまじない、5.11のスラブが登れるんだから、こんなスラブで落ちるわけが無い!えっ?おまじないは、いくはママの子だから大丈夫!絶対に落ちない!のはずなのに・・・(-_-;) 考えている場合じゃない、登ろう!終了点で下を見ると、次のパーティのトップの人が、既に2P目の終了点のスグ下。早っ(*゜□゜*) ガイドさんか?その下からは複数の人が同時に次々登ってくる。チョー簡単なスラブだから、フォローは早い。スピードは、トップのスピード&ロープ捌き次第だ。オンサイトでビビりながら登る私ではかないそうにない。きくが、「次のパーティに抜いて下さい。っていったんだけど、何て言われているのか、あまり、わからなかった(-_-;) 自分達は適当に登るから、どうぞ。って言われた気がする。」と言う。どうやら、後続パーティは九州弁の使い手らしい(-_-;) んと、じゃ、行きますか!で、いまからトラバースだよね。ライン判らないんだけど・・・(-_-;) ダイクが足?それとも手?
美しいトラバースルート4P目(5.2、35m)、ダイクは足と見切ってトラバースを始めた頃、後続パーティのトップが、やってきた。今、下っていわれた気がする(-_-;) きくの言葉通り、何を言われているのかよく判らない(-_-;) ラインを変えると、後続パーティのトップの人はニコニコ(^-^) やっぱり、「下だよ。」って教えてくださったようだ。ピンは無いけど簡単トラバース!きくも、とっととやってくる。
美しいトラバースルート5P目(5.4、35m)、6P目(5.5、35m)、ずーっとトラバース。相変わらず、ピンはない。けど、まっ、いいか!って感じ。ママ達を追い越した。向こうは3人パーティなんだから当然と言えば当然だが、ちょっと嬉しい(⌒^⌒)b
美しいトラバースルート7P目(5.10b、40m)、えぇぇぇぇぇ\(◎o◎)/マジっすか(-_-;) 目の前には、垂壁!に見えるけど、いや、周りがあまりにスラブだから垂壁にみえるだけ?今まで、5.3、とか、5.4とか見ていたから、あり得ない壁に見えるだけ?しばらく壁を眺めてみるが・・・、すいません、美しいトラバースルート7P目(Ⅴ・A1、40m)でお願いします(-_-;) 1ピン目のRCC(だったと思う)の上に立つ。が、2ピン目届かず_| ̄|○ マジ_| ̄|○ どうすんのよ/(-_-)\ なんてね、私にはここまで引っ張り上げたスーパーチョンボ棒がある(-_☆) きくぅ、変わってぇぇぇ(^O^) さすがきく、長い(だけが取り柄)ねぇ。きくは、人工でスイスイ突破していく。私は、引っ張りあげてもらうのも四苦八苦(^^ゞ 持つべきものは、自分より大きいパートナーだね(^O^)
美しいトラバースルート8P目(5.10a、35m)、だけど、人工が入っちゃったのでもう気持ちはポキポキ折れている。はい、ここも美しいトラバースルート8P目(Ⅳ・A15、35m)、ついでにきくに先に行ってもらう。私は引っ張りあげられるだけなので楽チン(^O^) さて、ちょっと藪を越えて頂上!じゃない。上にポロンと3つ、巨大ボルダーが乗っかっている。その上が頂上。もちろん、行っちゃうよ。
美しいトラバースルート9P目(5.3、30m)、トップを交代して、ついでにフリーに戻る。ボルダーとボルダーの間をズリズリ登り、後は歩きか?まぁ、フリーと言うかなんと言うか。
美しいトラバースルート10P目(5.4、15m)、簡単なクラックを登ると、おっしゃ!天辺についた!天辺はテラス。きくを引っ張りあげて、ママ達を待つ。珍しく、2人で携帯写真を撮る(←普段はクライミングで写真を取らないのでとても珍しい。)。反対側を覗き込んだりしながら、時間をつぶす。快晴の空の下、始めは心地よかった風が・・・、寒い(~_~;) 降りようか。
巨大ボルダーを降りると、ママ達が丁度、あがってきた。少し話して、先に下りる。

さて、総括。上手く言葉に出来ないけど、とても、印象深い壁でした。グレードだけを見るととても簡単な壁だけど、このランナウトは痺れます。自分自身としては、怖いと感じた瞬間、ママではなく、今まで登ってきた自分を信じた事にビックリしました。なんだったんだろうな?なんだか、ちょっと、寂しかったかな(。_。)

そうそう、純一さん達が登ったカメレオンルート(5.3、5.2、5.2、ブッシュ、5.9、5.10a、5.10a、5.8、5.10b)(9P)、余り登られていないらしく、苔苔、ジャリジャリで、わずかにあるピンも発見が難しいような色に変わり果てていたらしいです。純一さん達は、途中からラインがクロスする美しいトラバースルートに乗り換えていました。こう言うのが、お好きな方にはお薦めです(^O^)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする