今日は鷲頭山へGo!初めての岩場である。初めての岩場は駐車場探しから。ママに教えられた車が2・3台置けそうな民家の脇の・・・。そんな場所は無い。が駐車場問題については、ママと我々の感覚の相違により過去に何度か行き違いがあった。そう、ママの言う駐車場は、我々にとっては崖の脇の「えぇぇ!ここ?」って言うようなスペースだったりするのだ。結局、今回もママに教えられた駐車場は発見できず、「そこがいっぱいだったら、漁港まで戻って駐車場を探して、歩きなさい!」と、言われていた海に戻る。
さて、アプローチ。登りきってしまうと、城山程度なのだが、ゴールが見えない道のりは、とても遠く感じられる。
さて、岩場に到着。目の前にあるのがメインウォール。貸切である。トポを片手にルートをチェックしている間に、もう、1パーティ。ルートはよくわからない。このクラックが、あのクラックで、このハングがあのハングで。。。メインウォールは、アップで取り付けそうな気がしないため、カッチンロック、サンキューロックのチェックに行く。が、このエリア探しも、トポを片手に。。。ママが一緒だと、何も考えずにママの後を歩くだけで目的の岩場に到着だが、子供達の大冒険は登り始めるまでが大変なのだ!
結局、サンキューロックのワイズBar(5.9)でアップをすることにする。ところで、本当に晴れるんだろうなぁ。空はどんよりしており、肌寒い。最近、朝一5.9にやられっぱなしの私だが、めげずに一番手。うっ、触るホールドは全て苔むしており、しかも、濡れてる。本日もやられてしまった。1本目のボルトにしかヌンチャクをかけられなかった私に代わり、きくちゃん。同じ所で苔むしたホールドを嫌い、あちこち手を伸ばしまくり「この奥にガバがあるよ!」。だから、私じゃ一歩あがらないと届かないって!阿部ちゃんも続いてアップ。なんか、雪って言うか、霙が降ってきたような。。。Nooooo!頼む。お願いだから降り止んで!これで、鷲頭山雪敗退だと、本気でそろそろお祓いに行くことを考えようと思った。さて、私も、もう一回。なんとか登る。んて言うか、ママに「最近5.9でよく落ちるんだよねぇ。」と訴え、「朝一にアップで登るからだよ!」と言われて以来、アップだと割り切って登っているので、一撃できなくてもまぁよいのだが。。。それにしても、登れんなぁ。アップじゃなくて、アップアップのRPである。
この時点で早くもお昼。ペースをあげないと、メイズ(5.10d)にたどり着けないぞ!
メインウォールに戻り、北嶺ダイレクト(5.10a)?マンボウ(5.10a)?と、彷徨い、結局、マンボウ(5.10a)。きくがあっさり登り、阿部ちゃんがあっさり登り。。。いやな人達だ。誰も落ちないで廻ってくる順番ほど、変なプレッシャーが掛かる。が、私も続いてFL「この壁、いく、得意かも!」、さすが、ママの見立ててくれた岩場である。
きくがETハング(5.11a)を登る。快調である。OSしちゃうのか!と、ちょっとドキドキしたが、さすがに落ちる。で、ハング下。ハング越えをするとETハングダイレクト(5.11b/c)、左からハングを巻くとETハング(5.11a)である。左からハングを巻こうと試行錯誤しているが、落ちる。そこで珍しくきくのハングドック。解決方法を見つけられず敗退。阿部ちゃんに交代である。姑息にもきくが登った所まではTR状態でのぼり、さて、そこから上。阿部ちゃんも粘る粘る。けど、やっぱり解決法は見つけられないようだ。
私はメイズ(5.10d)。きくがヌンチャクを掛けに行ってくれようとするが、今日はさすがに自分で行くことにする。別に志を高く持った訳ではない。一撃で登れるとも思ってないし、今日はきくはETハング(5.11a)を何とかしたいだろうし。。。まっ、今日中にRPできたらラッキーくらいの気分でお気楽に取り付いてみることにする。登りは始めて見ると、下部はスイスイ。さて、ここからか!見回してみても、何も無い。ん~、いいか!と、左の方のクラックに手を突っ込んでみた。これはちょっと違うかなぁ?と思いながら、体をあげるとガバがある。ん、このルートのど真ん中のガバは絶対に、使用するホールドだ、これにたどり着くためには。。。左のクラックはきっと使って良いクラックに違いない。ガバを使って、右のクラックにトラバース。さて、右手と右足はクラック、左手と左足はカチ。快調である。気が付くと、クラックがガバガバになっていた。「私ってば、ルート外してるよね!」「そこは違うでしょ!もっと左!」、と、いわれて左を見るとリングボルトが見える。トラバース。してたら、左手が三角錐型にくり貫かれたようなホールドにたどり着いた。中はツルツルだし、端を掴んでも外傾してるし、落ちるなぁ。と思った。ルートを外さずに、きちんと次のボルトを目指していても、たいして難しくなさそうだったのに、余分なトラバースをする羽目にならなかったのに!そう、ダメでもともとお試し気分で登り始めたのに、いつの間にか、真剣に登っていたのだ。落ちたくないなと思った。はずれそうになる手を何度もホールドの奥におきなおし、気が付くと、安定して、次のホールドを掴んでいた。ラッキーo(^o^)o!後は終了点まで、ラクラクである。10dのFL(もう一組のパーティが登っていたのだ)が出来ちゃった?ちょっと右に左にウロウロしたけど、いいんだぁ。こんな風に登れちゃうなんてお買い得?なんて、今日は思わない。きっと、ママの推薦の言葉通り、これは、私にとって得意系のルートだから登れたに違いない!フッフッ(^◇^)
ママに報告の電話。「いく、登れちゃった!」「一撃?」「うん。」「やったね!おめでとう!」、と、ここまでは微笑ましい会話である。「ところでね、まだ、トップアウト出来ていない人達がいるの。」・・・。途中までは、ママの解説をイタコのように伝えていたのだが、途中できくちゃんと電話をかわる。
さて、きくちゃん、ETハング(5.11a)。先ほどの敗退箇所までは、テンション無しにたどり着く。さて、ここから。いけちゃうかな?と思ったけど、やはりダメ。またもや、ハングドックである。ジタバタしたけど結局、敗退。
阿部ちゃんにチェンジ。またしても、途中までTRである。それはともかく、二人を悩ます敗退ポイント。阿部ちゃんもああでもないこうでもないとハングドック。だけど、解決しない。敗退。
さて、回収、どうしましょうか?きくが大慌てでメイズ(5.10d)を登って、上からETハング(5.11a)の終了点に回り込もうとするが。。。終了点が見つからない。うろうろして、ドンドン日没が近づいてくる。やっと、終了点は見つかったが、次の問題。とても降下中に両方のルートの回収が出来そうな位置関係ではない。二つのルートは隣同士だけど、離れすぎである。とりあえず、ETハング(5.11a)を回収。さて、メイズ(5.10d)の回収は、阿部ちゃんがヘッ電を付けて、登って回収。後は、ヘッ電の明りで下山である。二人ともお疲れ様でした。
最後に登る時、敗退で終了を考慮して、捨てビナ等、回収を考えた行動を取るべきだったのかもしれない。回収の仕方にも不手際はいっぱいだ。でも、あっこママと一緒なら有り得ないこんな時間が私は嫌いではない。自分達の知っている範囲でどたばたして、ママに詳しく報告して、しかられたり、もっと良い方法を教えられたり、今度はもっと上手くできるに違いない!
さて、アプローチ。登りきってしまうと、城山程度なのだが、ゴールが見えない道のりは、とても遠く感じられる。
さて、岩場に到着。目の前にあるのがメインウォール。貸切である。トポを片手にルートをチェックしている間に、もう、1パーティ。ルートはよくわからない。このクラックが、あのクラックで、このハングがあのハングで。。。メインウォールは、アップで取り付けそうな気がしないため、カッチンロック、サンキューロックのチェックに行く。が、このエリア探しも、トポを片手に。。。ママが一緒だと、何も考えずにママの後を歩くだけで目的の岩場に到着だが、子供達の大冒険は登り始めるまでが大変なのだ!
結局、サンキューロックのワイズBar(5.9)でアップをすることにする。ところで、本当に晴れるんだろうなぁ。空はどんよりしており、肌寒い。最近、朝一5.9にやられっぱなしの私だが、めげずに一番手。うっ、触るホールドは全て苔むしており、しかも、濡れてる。本日もやられてしまった。1本目のボルトにしかヌンチャクをかけられなかった私に代わり、きくちゃん。同じ所で苔むしたホールドを嫌い、あちこち手を伸ばしまくり「この奥にガバがあるよ!」。だから、私じゃ一歩あがらないと届かないって!阿部ちゃんも続いてアップ。なんか、雪って言うか、霙が降ってきたような。。。Nooooo!頼む。お願いだから降り止んで!これで、鷲頭山雪敗退だと、本気でそろそろお祓いに行くことを考えようと思った。さて、私も、もう一回。なんとか登る。んて言うか、ママに「最近5.9でよく落ちるんだよねぇ。」と訴え、「朝一にアップで登るからだよ!」と言われて以来、アップだと割り切って登っているので、一撃できなくてもまぁよいのだが。。。それにしても、登れんなぁ。アップじゃなくて、アップアップのRPである。
この時点で早くもお昼。ペースをあげないと、メイズ(5.10d)にたどり着けないぞ!
メインウォールに戻り、北嶺ダイレクト(5.10a)?マンボウ(5.10a)?と、彷徨い、結局、マンボウ(5.10a)。きくがあっさり登り、阿部ちゃんがあっさり登り。。。いやな人達だ。誰も落ちないで廻ってくる順番ほど、変なプレッシャーが掛かる。が、私も続いてFL「この壁、いく、得意かも!」、さすが、ママの見立ててくれた岩場である。
きくがETハング(5.11a)を登る。快調である。OSしちゃうのか!と、ちょっとドキドキしたが、さすがに落ちる。で、ハング下。ハング越えをするとETハングダイレクト(5.11b/c)、左からハングを巻くとETハング(5.11a)である。左からハングを巻こうと試行錯誤しているが、落ちる。そこで珍しくきくのハングドック。解決方法を見つけられず敗退。阿部ちゃんに交代である。姑息にもきくが登った所まではTR状態でのぼり、さて、そこから上。阿部ちゃんも粘る粘る。けど、やっぱり解決法は見つけられないようだ。
私はメイズ(5.10d)。きくがヌンチャクを掛けに行ってくれようとするが、今日はさすがに自分で行くことにする。別に志を高く持った訳ではない。一撃で登れるとも思ってないし、今日はきくはETハング(5.11a)を何とかしたいだろうし。。。まっ、今日中にRPできたらラッキーくらいの気分でお気楽に取り付いてみることにする。登りは始めて見ると、下部はスイスイ。さて、ここからか!見回してみても、何も無い。ん~、いいか!と、左の方のクラックに手を突っ込んでみた。これはちょっと違うかなぁ?と思いながら、体をあげるとガバがある。ん、このルートのど真ん中のガバは絶対に、使用するホールドだ、これにたどり着くためには。。。左のクラックはきっと使って良いクラックに違いない。ガバを使って、右のクラックにトラバース。さて、右手と右足はクラック、左手と左足はカチ。快調である。気が付くと、クラックがガバガバになっていた。「私ってば、ルート外してるよね!」「そこは違うでしょ!もっと左!」、と、いわれて左を見るとリングボルトが見える。トラバース。してたら、左手が三角錐型にくり貫かれたようなホールドにたどり着いた。中はツルツルだし、端を掴んでも外傾してるし、落ちるなぁ。と思った。ルートを外さずに、きちんと次のボルトを目指していても、たいして難しくなさそうだったのに、余分なトラバースをする羽目にならなかったのに!そう、ダメでもともとお試し気分で登り始めたのに、いつの間にか、真剣に登っていたのだ。落ちたくないなと思った。はずれそうになる手を何度もホールドの奥におきなおし、気が付くと、安定して、次のホールドを掴んでいた。ラッキーo(^o^)o!後は終了点まで、ラクラクである。10dのFL(もう一組のパーティが登っていたのだ)が出来ちゃった?ちょっと右に左にウロウロしたけど、いいんだぁ。こんな風に登れちゃうなんてお買い得?なんて、今日は思わない。きっと、ママの推薦の言葉通り、これは、私にとって得意系のルートだから登れたに違いない!フッフッ(^◇^)
ママに報告の電話。「いく、登れちゃった!」「一撃?」「うん。」「やったね!おめでとう!」、と、ここまでは微笑ましい会話である。「ところでね、まだ、トップアウト出来ていない人達がいるの。」・・・。途中までは、ママの解説をイタコのように伝えていたのだが、途中できくちゃんと電話をかわる。
さて、きくちゃん、ETハング(5.11a)。先ほどの敗退箇所までは、テンション無しにたどり着く。さて、ここから。いけちゃうかな?と思ったけど、やはりダメ。またもや、ハングドックである。ジタバタしたけど結局、敗退。
阿部ちゃんにチェンジ。またしても、途中までTRである。それはともかく、二人を悩ます敗退ポイント。阿部ちゃんもああでもないこうでもないとハングドック。だけど、解決しない。敗退。
さて、回収、どうしましょうか?きくが大慌てでメイズ(5.10d)を登って、上からETハング(5.11a)の終了点に回り込もうとするが。。。終了点が見つからない。うろうろして、ドンドン日没が近づいてくる。やっと、終了点は見つかったが、次の問題。とても降下中に両方のルートの回収が出来そうな位置関係ではない。二つのルートは隣同士だけど、離れすぎである。とりあえず、ETハング(5.11a)を回収。さて、メイズ(5.10d)の回収は、阿部ちゃんがヘッ電を付けて、登って回収。後は、ヘッ電の明りで下山である。二人ともお疲れ様でした。
最後に登る時、敗退で終了を考慮して、捨てビナ等、回収を考えた行動を取るべきだったのかもしれない。回収の仕方にも不手際はいっぱいだ。でも、あっこママと一緒なら有り得ないこんな時間が私は嫌いではない。自分達の知っている範囲でどたばたして、ママに詳しく報告して、しかられたり、もっと良い方法を教えられたり、今度はもっと上手くできるに違いない!