クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

城山 2004/06/20 Sun

2004-06-20 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
心配していたお天気は、梅雨前線と台風にはさまれ、快晴である。城山デビュー。「山頂付近まで車で登って、岩場まで下るから、帰りは登りになってちょっと辛いかもね。」、と、事前にアプローチの情報収集はしていた。ん~。ちょっと?帰りは?別にあっ子先生が嘘つきな訳ではなく、あっ子先生にとっては何でもないアプローチなんだよね。アプローチは1時間弱。クライマー専用道は、獣道より。。。道なき道である。マジィィィ!岩場に付いた頃には、ヘロヘロである。高尾山ハイキングよりハードな事は間違いない!
岩場に到着。まずは、休憩。余りの暑さに、成美ちゃんと協議の結果、今日はタングトップになっちゃえ!そのままおしゃべりは続いて、7月、お腹を出したタングトップをあっ子教室の女性の制服に認定する事に決定!あっ子先生、人前にさらせる体にしてね。胸周りは鍛えなくていいからね。お腹よ、お・な・か。
そうこうしている間に、純一先生によって、トップロープが量産されていく。そうそう、今日はあっ子先生ではなく、純一先生講習なのだ!あっ子先生のかわいい生徒達は、とんでもないものにあっ子先生を、取られてしまったのだ!ライバルは、町内会のお掃除である。あっ子先生は、今年、町内会の役員なのだ。あっ子先生は、集まりの際に、「日曜日はちょっと。。。」と、欠席をお願いしようとしたらしいのだが、とても、そんな事を言い出せる雰囲気ではなかったらしい。あっ子先生を黙らせる町内会の集まり恐るべしである。来月は、夏祭りがあるとか。。。

ひよこ岩只今試験中(5.6)から。5.6なんだから、いくらなんでも登れないわけが無い!と、取り付くと。。。外傾した穴ぼこがボコボコ。なんか、つかみ所がなくって、登りづらい。何となく、感触を掴んだのは、終了点間際である。
一時停止(5.10a)。クラック沿いのルートである。只今試験中(5.6)とは違い、クラックを、ホールド・スタンスに使える登りなれた感じのルートである。只今試験中(5.6)が5.6で一時停止(5.10a)が5.10a?グレーティングって。。。不思議だ。
若葉マーク(5.9)。ボルトがはずされている、謎のルートである。下部が核心で、ヒョェ!Fallだけど、トップロープだし平気!
片側通行(5.8)。すっかり、ひよこ岩の形状にもなれ、スイスイ登ってお終い。お腹すいたぁ。

荷物に戻って、おにぎりを取り出すと、上のほうから純一さんの天の声が降ってくる。
「中村さんも登るんでしょぉ!」えっ?おにぎり。。。
一時停止(5.10a)の上部で待っている、純一さんのもとへリードで登る。登る事自体はラクラクのルートである。これは、5.10aって事はいくらなんでもないでしょう。と、思うのだが。終了点へ到着。なんとなく、今までで、一番なんて事の無いレッドポイントだ。終了点は立ち木である。純一氏のチェックのもと、懸垂下降へ。エイト環も持って登ったのだが、ちょっと、ATCの懸垂下降を試してみる。制動がエイト環より、強いのかなぁ。なんとなく変な感じである。それは、ともかく、懸垂下降しながらのギアの回収もなんだか、変な感じ。

お昼を食べて、純一先生はライオンボトムにトップロープの準備。私は、午前中に登り残した、ひよこ岩のルートをまず、やっつけに行く。

一方通行(5.10b)。あっさり登れて、終了。
ひよこ岩制覇である。リードは1本だけだけどね。なんだか、グレーティングがよくわからない岩だったなぁ。

ライオンボトムに、お引越し。高さがひよこ岩の倍くらいあるような気がする。
まずは、なかよし(5.10b)。取り付き前に、ハングで頭を強打!
「あっ子も、この前、同じところで頭ぶつけてたよ!」と、純一先生。ヤリィ V(^0^) あっ子先生に、一歩、近づけた。って、ん~。違う?まぁ、いいかっ!
登り始めると、下部が核心?うぅぅん。一手ものではなくて、嫌な感じがしばらく続く。とにかく、下部を抜けて、ほっと一息。上を見上げると、今まで登った長さ以上残ってるよね。しかも、終了点付近は、太陽に反射してキラキラしている。 あっち~ぞぉ(~Q~;) 
「ナイン、リードで行けば?!」、明るい純一先生である。んと、今月はナインリード月間だから行こうかなぁ。でも、長いしなぁ。まずは、スクール生の一人を煽って、彼がリード。じっと眺める。行けるかな?ん~、どうしよう?あっこ先生の、口では「どうする?」っていいながら、眼では「行くわよね!」って笑顔を思い出す。よし、行くかぁ!
ウェーナンブール(5.9)を、リードでGo!成功したらフラッシュだ。まずは、一つ目のクリップ。ビレイは、縁起のいいウッチーさんだ。もう、絶対にFALLしても止めてもらえる。後は、登るだけ。上手く登ってきたのに、終了点がもう少しなのに、ダメだ!
「少し、降ります!」
初めて、練習でなく、自分の意思でクライムダウンをした(成長したぞぉ)。登りたいなぁ!こんなに、登りたいって思うもんなんだなぁ。少し登って、また降りてを何度か繰り返す。フッと、あっ子先生の格言を思い出す。「これぐらいのグレードなら、登ったら何かある!」。よし!行こう!なんとか抜けて、終了点へクリップ完了。フラッシュ成功 V(^0^) もしかして、これなのかもなぁ。猫の森登山教室の黒澤先生がおっしゃっていた、「成功の確率が半々くらいで、オンサイトに成功するのが一番面白い!」って感覚は。黒澤先生、いく、わかったかも。今回はフラッシュなんだけど、でも、言葉に出来ない本当にいい気分だ。ちなみに、今までのオンサイト、フラッシュはドキドキしたけど、どちらかと言えば余裕気味のルートだったのだ!
「帰るのに時間がかかるから、そろそろ、皆、ラスト1本!」、と、純一先生。
休憩なしだけどオフコーナー(5.10c)。出だしが核心。ダメだ!手も足もでない。えぇぇぇぇ!10cでしょぉ。そんなはずはない!と、何度か粘るが全然ダメ。きっと、休憩無しだからだ!って、言う事にして、諦める事にする。

帰り道、途中の岩場で、一足先に帰ったはずの伊藤さん遭難情報を聞く。どうやら、辺りを徘徊していたらしい。だから、クライマー道は獣道以下なんだって。さらに進むと、伊藤さん発見。やっぱり、遭難していたらしい。が、ここはもう、ハイキング道じゃん。分岐をあやまり、ここでも彷徨っていたとか。「ここにいたら、みんなか、さっき道を聞いた人が来ると思って」。賢明である。

駅に戻って、温泉へ。湯上りのビールとともに、ウッチーさんを囲んでおしゃべり。ウッチーさんも、とっても、大岩夫妻が好きなんだなぁ。
コメント (2)
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