クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

小川山 2004/06/12 Sat

2004-06-12 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
金曜日の夜、小川山に出発予定だったのだが、雨である。雨の中、テントの設営は大変!ということで、BigRock泊。土曜日の早朝5時に小川山へ向けて出発となる。夜は、当然、楽しい宴会。気が付くと2時。目覚める事は出来るんだろうか?不安を残しながら、初めての寝袋で就寝。
ボヤーっと目覚めて、ウッチーさんの出してくださった車で小川山へ出発。道中は、降ったり止んだりである。金曜夜から、小川山入りしている伊藤さん情報によると、現地はなんとか晴れているとか。
到着した小川山は、ん~曇り?テントを設営して、ん~晴れ?マルチピッチするぞ計画決行である。屋根岩2峰に向かって、アプローチ。時折、お天気雨。雨でも登れる小川山レイバック2P(5.9+・5.9)計画もあるのだが、セレクション6P(5.8)取り付きまで、行ってみる事になる。

セレクション6P(5.8)取り付きについても、やっぱり天気ははっきりしない。日はさしているのだが、時折、パラッと雨が落ちる。マルチピッチで上まで登るか、ワンピッチ目だけ登ってやめるか。行けそうだったら、上まで登るぞ装備を準備する。純一さん組はセレクション6P(5.8)のワンピッチ目、あっ子先生、ウッチーさん、私組はダーク・クリスタル(5.9)と2パーティに別れ登る。
ダーク・クリスタル(5.9)。リードはウッチーさん。ビレーをする。長いなぁ。ロープ、半分超えちゃったよ!ウッチーさんが終了点へ到着。ロープアップ後、出発!スラブである。うへっ!こわぁ!と言った感じである。スラブってやっぱり怖い。ここで、Fallするとやっぱり、ズリズリと手足と顔を擦りむきながら落ちるんだろうなぁ。。。登り始めに、
「クリップは2つか3つ残して後は回収して行ってね!」
と、指令を受けたのだが。残すべきクリップはどれなんだ!正解はルートが大きく曲がったりしている所なのだが。。。判らん。一箇所、ルートから大きく右にはずれて登ってしまい、自分のロープははずす事が出来たのだが、ヌンチャクの回収には手が届かなくなってしまった。ん~。トラバースするしかない?ひぇ!怖いよぉ、と、ビビッていると、
「残していっていいわよ!」と、あっ子先生。
うふっ、あっ子先生大好き。しかし、長いなぁ。終了点はまだ?と、力尽きかけた頃、ウッチーさんのもとに到着。セルフビレーをとって、飲み物を飲んで、ホッと一息ついたら、目の前にはあっ子先生である。速い!純一さんパーティは、まだ、登り終わっていないので、その間、ルベルソの使い方をあっ子先生が指導してくださる。
「便利だってことは解るんですけど、私って、新しい道具の使い方を覚えるのと、既に持ってる道具の使い方に慣れるのとどっちがいいんでしょうね?」「中村さんの場合は、既に持ってる道具ね。」だと思った。はぁい。
さて、目の前には綺麗なクラック、蜘蛛の糸(5.11c)である。登ったら気持ちいいんだろうなぁ。いつになったら、手をつけられるんだろう?クラックでイレブンを登れるようになる事。ナチプロの使い方を習熟する事。道は険しくて、遠い。
登っている間にも、パラパラと雨の瞬間があり、結局、ここで降りることとなった。久しぶりの懸垂下降である。下降が終わるとエイト環は熱を持って熱い熱い!こんな風になるんだったっけ?

ソラマメスラブにお引越しである。
さて、今月、あっ子先生から「外岩のナインをリードする」と、言う課題を出されている。ソラマメスラブでナインは。。。見回すと、ソラマメ(5.9+)である。ゲッ!怖そう!逃げ腰になっている私に、
「一回、トップロープで登ってみてから、考えれば!?」と、あっ子先生。
ソラマメ(5.9+)をトップロープ。ルートのある場所がソラマメスラブなんだから、当然スラブである。スラブって本当に怖い。手も足も無いし。あぁあ、また、靴が減っちゃうよ。と、思いきや、何故か登れてしまった。ほへ?と言った感じである。
やわらかソラマメ(5.7)ソラマメ(5.9+)を、サクッと登れたご機嫌気分のまま、こちらも、ヒョイヒョイ登れてしまった。
ドキドキしながらソラマメ(5.9+)をリード。駄目でもともとと言うか、とりあえず、やってみよう。ビレイは、幕岩 アナザガール(5.10a)の縁起を担いで、ウッチーさんがして下さる。2手目でいきなりFall。危ないって!気を取り直し、もう一度。トップロープだとあんなに効いたスメアリングが、リードだといきなり効かなくなる。一生懸命、手を捜すが、当然、そんなものはない。一歩一歩、足で高度を稼ぐが。。。「しまった!」足を上げ過ぎた。立てない!けど、戻れない。普段は登る時にも大騒ぎの私が、リードで登ると流石に騒ぐ余裕は無い。登り始めて第一声が「しまった!」である。乗り込むしか無い!おりゃぁぁぁぁ!気合一発である。立てた。魂が抜け出しかけるが、終了点はまだ遠い。気を取り直し一歩一歩、終了点に到着。レッドポイント成功!会心の登りである。\(^-^)/ 必殺、今日はもう、イイヤ!って、登るけどね。始めのFall、1本目のクリップにロープをあっ子先生にかけてもらってスタートした事、色々野次が飛ぶがいいの!レッドポイントなの!夜、あっ子先生から、レッドポイントのご褒美「ヨナヨナビール」を、頂いた。ふっふっふっ、あっ子先生、ありがと(^-^)
帰ってきたタジヤン(5.11b)ソラマメ(5.9+)のレッドポイントでかなりご機嫌だが、かなり、消耗はしている。スクール仲間の「今日の中村さんなら、いけるんじゃない!」と言う、冷やかしに、いけちゃったらどうしよう!と登り始める。核心部は。。。無い!何にも無い!スラブのイレブン恐るべし!あっ子先生の「人差し指がちょっと引っ掛けられる程度の。。。」と言う言葉を思い出し、きっとこれだ!と言う窪みに指を掛ける。足は、全然止まりそうな気はしないけど、きっと、これなんだろうなぁ、って所にスメアリング。Fallである。はぁ、あっ子先生のおっしゃってた登り方は解ったんですが。。。実力が。。。左に逃げて終了点に到着。
ロング・ロング・アゴー(5.10b)。登ったけど、はっはっはっ。もう、ヘロヘロである。気力のみ。
「本気モードで1本リードすると、トップロープで3本登ったくらいは疲れちゃうからねぇ。」と、あっ子先生。
そうなんですよ!なんか、今日のあっ子先生は優しいぞぉ!(すいませんm(_ _)m いつもです、いつもあっ子先生は優しいです。本当です。)

後は、買出し、お風呂、宴会!ぎょぇぇぇ!豪雨である。明日はどうなるんだ!小学生の頃、教会のキャンプ以来の、テント泊で就寝。
コメント
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