友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

自ら考え調査し行動する議員が欲しい

2022年10月24日 17時32分02秒 | Weblog

 古い知り合いから電話がかかってきた。彼の家の前には農業用水がある。周りは宅地化が進み、彼の隣の駐車場にも建物が計画されているという。その用水路に蓋をすれば、自動車の行き来も楽になる。市に蓋をするように提言するには「どうしたらよいか」と言う。

 彼が市役所に電話したら、「地元の区長か、議員から上げてくれ」と言われたそうだ。未だにそんな方法を取っているのかと驚くが、職員としてはその方がやりやすいのだろう。私が議員になった20年前と変わらない。

 私が議会で発言したことが気に入らなかったのか、古参議員から「オレなら職員に、これやっとけで終わりだ」と言われたことがあった。私は個別の問題ではなく、町の将来をどう描くかで発言したつもりだったが、「新米のクセに」と思われたようだ。

 「市の職員が言うように、区長には相談しておいた方がいいですよ」と答えた。「どうしている。ヒマはあるのか?」と言うので、「毎日、ヒマしていますよ」と笑うと、「コロナはどうだ?」と言うので、「カミさんがかかりました」と答えた。

 「それじゃー、まだ会えんな。また電話する」と言う。用水路の蓋のことよりも、お茶でもしようということだったのかも知れない。「ウルサ型」の住民ではあるが、間違ったことや個人的な利益でものを言う人ではない。

 子どもが遊べる公園が欲しいとか、公園が出来ると木陰や時計台が必要とか提案し、自らも草取りするなど、市のために口も出すが骨も折る貴重な人だ。市長が若い人に替ったので、行政のやり方にも変化が生まれるかも知れない。

 市町のような小さな単位の方が、住民の意思が活かされるだろうが、そのためには住民の意思交流が欠かせない。議員が地元のボスの時代は終わった。住民の要求を聞き、何がどうあると素敵な市になるのか、自ら考え調査し区長行動する議員が欲しい。


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