友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

チューリップの開花に向けて

2015年03月13日 18時52分38秒 | Weblog

 風もなく穏やかな一日だった。チューリップは昨年より生育がいい。やはり土作りをした時に、肥料をしっかり混ぜ込んだためだろう。チューリップが咲く頃には、友だちや親戚までも招待して楽しんでもらう予定だ。長い時間を費やして準備して、誰にも鑑賞されずに散っていくようなら、花にとっても不憫である。毎日、毎日、少しずつ大きくなって、やがて花を咲かせる。それは花にとっても物凄いエネルギーのはず、よくやったねと褒めてやって当然だと思う。

 私がチューリップに魅せられたきっかけは、まだ地域新聞を作っていた時だ。広告収入を財源とするフリーペーパーで、発行から5年間は私ひとりでやってきた。毎年収入が伸びていたので一緒に働いてくれる人を雇うことも出来た。そのうちのひとりは岩倉市の女性で、パソコンが堪能な彼女のおかげでさらに仕事の枠を広げていった。創刊5年をきっかけに、大学のある町の特徴を活かそうと思い、大学公開講座を提案し受け入れてもらった。また、新聞とは別に冊子作りも行なった。

 編集長の私と女性2人の小さな新聞社なので、実に家庭的というか和気藹々でやっていた。今は編集長を務めてくれている岩倉の女性が、「チューリップを見に来ませんか?」と言うので、もうひとりの女性と彼女の家に押しかけた。家の前に畑があり、彼女のお父さんが育てたチューリップが見事に咲き誇っていた。チューリップの群生を見たのはこれが初めてで、「素晴しい!」と感動した。

 私はマンション住まいなので畑のようなチューリップの群生は無理だが、それでもいつの間に?とカミさんが呆れるほど鉢を増やし、春はチューリップ、夏はサルビアを育ててきた。春は気候もちょうどよく、ルーフバルコニーに椅子を並べ、コーヒーを飲みながらおしゃべりを楽しみ、夏の夜は気持ちがいいのでビールを飲みながらおしゃべりを楽しむことを恒例にしてきた。今年のチューリップはいつ頃咲くのだろうか。見事に咲いてくれるといいのだが‥。

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