友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

日本シリーズと女子バレー

2011年11月22日 19時03分51秒 | Weblog

 巨人の原監督の甥っ子、東海大学の菅野智之さんは、プロ野球のドラフト会議で日本ハムから1位指名され、どう決断うるが注目されていたが、昨日、記者会見して入団を拒否することを明らかにした。江川選手といい元木選手といい、巨人へ志望が強い選手がこうして指名を拒否すると何のためのドラフトなのだろうということになる。でも、プロなのだから選択は自由だ。それで本人が不利になったとしても、せっかくのチャンスを棒に振ることになったとしても、他人がどうこう言えることではない。

 

 人生はそんなものだ。与えられたことをチャンスと受け止め、そこで頑張る人もいれば、いや自分の夢はもっと違うと別の道を探る人もいる。嫌だなと思いながら続けるうちに、かかわった仕事が天職のように思えて来る人もいれば、やりたかった仕事なのにやってみたら全く自分に合っていないと思う人もいる。不運が重なって、仕方なく勤めた仕事なのに、どんどん遣り甲斐が出てきた人もいる。転職に転職を重ねたけれど、未だに天職と思える仕事に出会えない人もいる。仕事などはそんなものだ。選択したものの中で、精一杯頑張るしかない。

 

 プロ野球の日本シリーズを見ていて、野球のあらゆる“力”でソフトバンクは中日を上回っていたのに、本拠地で2連敗した。やはり野球は筋書きのないドラマ、ひょっとすると中日の優勝もあるのかも知れないと思わせた。ところが中日の本拠地でソフトバンクは3連勝し、野球の“力”の差を発揮し出した。有終の美を飾れなかった落合監督には悪いけれど、中日は良くやった方だと思う。打てなかったけれど投手力では互角に近かった。スポーツなのだから勝ち負けがあるのは仕方ない。

 

 日本シリーズと同時期に女子バレーボールのワールドカップが行われ、テレビ視聴率は日本シリーズよりも上と聞いた。アメリカとの戦いをテレビで見たが、確かに日本シリーズよりも迫力があり、ドキドキしたし、涙も流した。これだけ息詰まる戦いが続くと、頑張れと思わず声を上げたくなる。ワールドカップの緒戦で大敗した日本チームだったのに、ブラジルに勝ち、中国や韓国にも勝ち、同じチームとは思えないほどの成長である。何よりもアメリカにストレート勝ちした時は驚いた。奇跡のように思ったけれど、これがスポーツの醍醐味なのだろう。

 

 スポーツ報道でおかしいなと思ったのはスケートのNHK杯だった。浅田真央さんがトリプルアクセルを飛ばずに2位になり、復活だと各テレビ局が大きく取り上げていた。それはまるで、浅田さんが優勝したような扱い方だったが、優勝したのは鈴木明子選手である。彼女だって多くの苦難を乗り越えて、やっとの思いで1位の座を射止めたのに、この報道では彼女が可愛そうに思えた。誰もがひたすら頂上に向かって努力する、だから観客はその姿に感動し、あるいは一喜一憂するのだろう。浅田選手は有能かもしれないし、みんなの期待が大きく集中しているのも確かだけれど、1位の選手はそれなりに評価して欲しかった。

 

 ところで明日は勤労感謝の日、私はマンションの友だちやその子どもたち25人ほどで、バス旅行である。飛騨牛やマツタケが食べられるというので、女性や子どもが多くなったそうだ。あいにく天気が悪いようで嫌だな。そんなわけで、明日のブログは休みます。

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