3ケ月ぶりに床屋へ行った。その床屋のダンナは、私と同年だが、15年前くらいにガンで亡くなった。今はもっぱらカミさんが、高齢の客の相手をしている。だから、誰それが亡くなったとか、誰それは杖が無くては歩けないとか、いろいろ教えてくれる。
今日は大阪で、中学生が大学生を追い詰め、大学生が死亡した話から、「今の子は、考えられないようなことをするわね」と言う。「昔から女の子は早熟だったけど、あそこまでやる子はいなかったんじゃーない」と言うので、「ボクらの頃とは全く時代が違うね」と答える。
「ちょっと頭がよくって、キレイだったりすると、女の子って仲間外れにするのね。みんなでイジメるのよ」。「ああ、この辺じゃー、ハバにするって言うね」。「中学生くらいになると、女の子も大人と変わらないから、男の人は騙されるわよね」。
「そりゃー、70や80になっても、付き合ってあげるとか言われれば、男は騙されていると分かっていても、ヒヒヒと鼻の下を伸ばすだろうな」。「男って、ホントに間抜けね。そんなに女の人が好きなの?」。「間違いなくそうだね」。傍で息子が聞き耳を立てていた。
学校帰りの小学生の一団と、エレベーターで一緒になる。知り合いの女の子がいた。随分と背が高くなっている。「6年生だったけ?」と話しかけると、「5年です」と答える。「じゃー、まだまだ大きくなるんだ」と言うと、ムッとした顔をされてしまった。大人に見られることに嫌悪があるのだろう。
今の子どもたちは、絶えずスマホを見ている。情報量は豊富で、大人の知らない世界も知っている。私たち高齢者の価値判断とはかなりの差がある。男たちがSNSで知り合った女性とホテルに行ったら、未成年者との不同意行為とかで警察に捕まった記事が新聞に出ている。
今日は「国際女性デー」というので、各新聞はトップで取り上げていた。中日新聞は「男女均等まだ遠く」、朝日新聞は「単身の高齢女性4割貧困」だった。課題は山積みだが、いつか乗り越えていくだろう。エレベーターで出会った女の子が、成人する頃はまだ、無理だろうな。男も女も変わっていかないと‥。
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