友々素敵

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核兵器禁止条約と歓迎会のつながり

2016年10月30日 18時52分29秒 | Weblog

 何を話したのか覚えていないけれど、楽しい歓迎会になったことは事実だろう。夜6時半から始まって3時間が過ぎたので、長老の友だちに「もうすぐ10時になるけど」と告げた。友だちは「10時15分には終わりましょう」と耳打ちする。それから2時間、皆さんが席を立たれたのは11時半を過ぎていた。いいじゃーないか、こうしていつまでもおしゃべりが出来て、美味しいものが食べられて、別れがたいのだから。

 国連総会の第1委員会で、メキシコなどが提案した「核兵器禁止条約」について、「唯一の被爆国」である日本は反対した。賛成は123カ国、反対は米ロ英仏など38カ国、棄権は中国・インドなど16カ国だった。なぜ、原爆の恐ろしさを知っている「唯一の被爆国・日本」が「核兵器禁止」に反対なのか、全くばかげているとしか思えない。今年、アメリカ大統領のオバマさんが広島を訪問して被爆者の手を握った。その時、安倍首相は「核兵器のない世界を目指す」と演説したのに。

 日本政府の説明は「核軍縮を実効的に進めるのは、核保有国と非保有国の協力がなければならない」とし、「条約に賛成すれば核保有国であるアメリカと溝ができる」とある。えっ、だったらいつまでもアメリカの核の傘の下に甘んじているということ。じゃー、安倍首相が言った「核兵器のない世界」はどうやって実現するのだろう。核兵器を法的に禁止する初めての条約の制定を目指すものなのに、棄権ではなく反対とは驚く。

 日本政府は「唯一の被爆国」と唱えながら、「核兵器使用禁止条約」の時も、中国や北朝鮮が条約に賛成しているのに棄権した。今回は一歩進んで棄権ではなく反対に回った。「核兵器禁止条約」が12月の国連総会の本会議で採択されれば、来年3月からは制定に向けた具体的な交渉が行われる。日本政府が条約に賛成するように、国民としては「景気や年金」よりも強く関心を示すべきだろう。国連の各国政府も私たちのように、大いに飲んで食べておしゃべりすれば、「平和」が一番と思うはずなのに。


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