友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

選挙公報に目を通した

2019年07月14日 18時58分48秒 | Weblog

 配られてきた選挙公報に目を通した。恥ずかしいことだが、こんなにじっくり選挙公報を見たことは無かった。地方議員の選挙公報と違って、どんな国にしたいか、そのビジョンが示されていると期待したが、私に読解力がないのか、よく分からなかった。

 政治は国民のものと謳う自民党のキャッチフレーズは「日本の明日を切り拓く」で、「強い経済、地方創生、災害に強い国創り、全ての世代が安心できる社会保障への改革、国益を確保する外交」を挙げている。安定した政治が出来るのは与党に公明党がいるからと主張する公明党は「小さな声を、聴く力」をキャッチフレーズに、「全世代型社会保障へ、力強い日本経済へ、希望ある幸齢社会へ」などを掲げる。

 立憲民主党のキャッチフレーズは「暮らしから始まる経済成長へ」で、「教育や福祉への投資によって次世代の可能性を切り拓く“ボトムアップ経済”へ」と主張する。国民民主党のキャッチフレーズは「家計第一」で、「児童手当増額、暮らせる年金を、あなたの家賃を補助」を挙げている。共産党は「希望と安心の日本を」と謳い、「減らない年金、消費税10%中止」が大きく、「9条改憲ストップ、ジェンダー平等、原発ゼロ、辺野古新基地建設中止」などを小さく掲げている。

 「憲法を活かす政治」の社民党は、「安心の社会保障への立てなおし、子育て支援の拡充、消費税10%中止、辺野古新基地建設に反対、行政の“私物化”をゆるさない」など。「次の時代を創る」と謳う日本維新の会は、「規制改革で経済成長、年金制度改革、教育完全無償化」など。国会の暴れん坊・山本太郎氏が率いる「れいわ新選組」は、「消費税は廃止、全国一律!最低賃金1500円」など。

 このほかにもユニークな政党がある。いのちを守り、繁栄を実現する「幸福実現党」は、「国防で、愛と自由を守れる国に」と主張。労働者の解放をめざす「労働党」は、「差別労働、長時間労働の一掃を」掲げる。このほかに、与党も野党も期待できないと呼びかける「オリーブの木」。「NHKをぶっ壊す」を掲げる「NHKから国民を守る党」。「自分の最後は自分で決めたい」を政策とする「安楽死制度を考える会」。

 政治は数で決まるから、本当にそれが正しいのかと疑問だが、多数の議員を誕生させなくてはどんな主張も通らない。しかし、多数で安定してしまうと、政治と有権者との間に乖離が生まれてくる。民主主義はまだ道半ばである。


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