友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

民主主義はまだまだ過渡期

2024年05月20日 18時33分17秒 | Weblog

 「つばさの党」の名前は、ニュースになるまで知らなかった。東京の参議院補欠選挙の様子がテレビで報道され、これは選挙運動というよりも、選挙妨害に近いと感じた。でも、選挙では何をしゃべってもいいし、演説の内容で咎められることは無い。それを逆手にとって、言いたいことを言う、これまで誰も思いつかなかった手法だと理解した。

 けれど、言いたいことを言うことと、誹謗中傷は全く違う。それにしても、余りに品が無い。いったい「つばさの党」はどういう政治団体で、何を主張しているのかとパソコンで調べてみた。

 代表は1978年生まれで、大阪大学工学部を卒業した優秀な人物で、独立して会社を経営している。自然保護にも関心があり、自民党政治を変えるために、市民運動を始め、「オリーブの木」を立ち上げている。経歴を見ると、いろんなところでいろんな人と、選挙にかかわっている。

 幹事長は、先の選挙で「つばさの党」の候補として、他候補にしつこく付きまとい、大音量で演説を繰り返し、逮捕された。彼は1994年生まれで、東大の大学院を中退し、会社経営に携わる高学歴の人である。代表とどこでどう共鳴し、政治活動に没入していったのだろう。

 日本の選挙運動は地元にべったりと張り付き、演説して回るというより、コネで人の輪を作ることに力を置いている。だから、飲み食いに金がかかる。立候補者に金を出せと言う者もいる。こういう選挙を無くさなければ、新しい日本は生まれない。政党が市民と直に話し合う選挙活動にしなければダメだ。

 候補者の広報活動に自治体が金を出す制度が出来た。候補者に金が無くても運動が出来るようにすべきだろう。選挙活動が制限されたり、政治活動が自由に出来なければ、現体制が有利になってしまう。「民主主義を殺すな」と、世界の各地でデモが生まれている。民主主義はまだ過渡期なのだろう。

 いろんな声があって、いろんな表現があって、練磨されていくのだろう。


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