友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

忖度は大事なこと、でも相手に求めることではない

2017年11月27日 17時54分44秒 | Weblog

  「森友学園」の土地取得の問題で、会計検査院の報告が出たが、「値引きの根拠は不透明だが、文書が残っていないので判断できない」というものだった。安倍首相はきっと、「公務員のくせに忖度の分からないヤツだ」と思っていることだろう。

 大相撲の千秋楽で、優勝した白鵬のインタビューが物議をかもしている。前半の「ウミを出し切って、日馬富士と貴ノ岩を再び土俵に上げたい」は、同じモンゴル人として仲間の復帰を願う気持ちから出た言葉だろうが、聞いた日本人にはかなり違和感がある。日馬富士自身が認めているように、暴力を振るったことは事実で、ケガの程度に関係なく引退は当然だろう。

 どんな理由で暴力を振るったのかとか、どのような経過だったのかとか、相撲協会と貴乃花親方の関係とか、そんなことばかりが話題になっているが、事実は確かめることは出来ても真実は当人だって解らないだろう。

 相手のことを思って叩いたとか、正当防衛で殴ったとか、それは理由であって暴力を振るった事実に変わりはない。防衛のための戦争であろうと、テロリストだからであろうと、大量殺人であることに変わりはない。暴力を振るったり、人を殺したりすれば、罰を受けるのは当然である。

 私は覚えがないが、長女から「パパは『死ね』と言った」と弾劾された。そんなことを言うはずはないのに、「そう言った」と譲らない。長女が父親である私に怒ったことは事実で、どうしてそうなったのか分からなくても、私はこの事実を受け止める他ない。

 白鵬が最後に、「来年も大相撲をよろしくお願いします」と述べ、会場の人たちと万歳三唱をしたことを苦々しく思った人も多い。私は会場内の人たちと心が一つになった感じでよかったと思った。日本人は万歳が好きで、年の最後の場所を締めくくるつもりの、白鵬なりのサービス精神だったのだろう。

 忖度は大事なことだが、相手に求めることではない。

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