BSで映画「ひまわり」を見る。
幸せなハネムーンもそこそこに、アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)はロシア戦線に送られる。
戦争が終わり、帰還兵が列車で戻ってくるがジョバンナ(ソフィア・ローレン)はアントニオを待ち続ける。
この辺りは、舞鶴港での岸壁の母を思わせる。
そして、一緒に戦った仲間から部隊は雪と顔を引き裂く強風とで多くの犠牲者が出、アントニオの消息はわからない。
吹雪の中を逃げ落ちる部隊は落伍者を見捨てざるを得ない。
大戦後シベリア抑留された日本の敗残兵が何万人もが、寒さと飢えで亡くなった話と被る。
しかし、アントニオは瀕死の所をロシアの娘に救われ、やがて二人は結ばれる。
戦争では兵士だけでなく、多くの老人・女性・子供たちも犠牲になっている。
今のウクライナ侵攻も同じだ。
でも生きていることを信じてるジョバンナは、アントニオをさがし続ける。
広いひまわり畑の下には多くの戦死者が眠っていると。
花はどこへ行った:♬ 野に咲く花→少女→若者→戦場→お墓には 花が・・・
執念が実り、ついにアントニオと再会。が!
辛い現実を知ったジョバンナは、すぐその場を離れ、号泣・・・
話は続くが、ブログはここまでにしておこう。
全編にヘンリー・マンシーニーの哀愁を帯びた重苦しいテーマソングが流れる。
なお、ソフィア・ローレンはグラマー女優から演技派女優に変貌し、その後数々のアカデミー賞などに輝いている。
ラストシーンのジョバンナの涙は、見る者に何を語りかけているんだろうか。
🌻 ひまわりの花言葉=あなただけを見つめる
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