つくば植物園の熱帯雨林温室で見かけた珍しい花です。直径およそ7cmくらいの5弁の淡い黄色の花が、卵型で大きくて濃い緑色の葉に映えてとても美しく見えました。説明板によれば、マレー諸島(マラー半島、ボルネオ島、スマトラ島)原産で、「Dillenia suffruticosa」、ビワモドキ科ビワモドキ属の常緑低木です。
つくば植物園の熱帯雨林温室で見かけました。説明によれば、インド、ミャンマー地域が原産で、「Barleria cristata」、キツネノマゴ科、バルレリア属の常緑小低木(多年草)のようです。写真は花後の様子で残念でしたが、青紫や白い色の漏斗状の美しい花が咲きます。写真は1月9日に撮影しました。美しい画像が撮影出来たら再度掲載します。
つくば植物園の熱帯雨林温室でその美しい花を見せてくれていました。5弁の純白の花びらに淡い黄色の混じった唇弁がとても清楚で品格を感ずる花です。説明板によれば、台湾・フィリピン原産で、「Phalaenopsis aphrodite」、コチョウラン属の着生ランです。このランは、白色の園芸品種の交配に用いられる事が多いことでも知られています。やはりその純白の美しさからでしょうね。写真は、1月6日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で見かけました。とても変わった形状をした珍しい原種ランです。異次元の生物のような異様な色彩と形状です。説明板によれば、ニューギニア島、ソロモン諸島原産で、「Dendrobium spectabile」と記されていました。写真は1月6日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で見かけました。全体の感じがツユクサに似ており、ピンクの花がとても珍しいので撮影しました。ややピントがずれておりその美しさが表現できなかったので、後日再度撮影して更新する予定です。説明板によれば、ブラジル~アルゼンチン原産で「Tradescantia fluminensis」ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草です。園芸品種として昭和初期から日本にも入り、帰化植物として道端や湿気の多い林縁などで見かけることがあります。別名を「トキワツユクサ(常盤露草)」と言うようです。
つくば植物園の絶滅危惧植物展示区画で見かけました。正月明けに今年一番で撮影したものです。寒い時期に写真のような地味な花が咲いています。説明板によれば、西表島に分布するわが国の固有種で、「Asarum yaeyamense」、ウマノスズクサ科、絶滅危惧IB類(EN)に指定されていると記されていました。林の中の観察路わきで咲いていますので、見過ごすことがあります。3枚の花弁のように見えるものは、実は萼片だそうです。写真は1月6日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で見かけたとても珍しい花です。まだ説明は記述されておらず、研究用の名札に「Calotropis gigantea」と記されていました。図鑑を見ると、熱帯アジア(インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、スリランカ、インド、中国南部)原産で、ガガイモ(キョウチクトウ)科の常緑低木のようです。花には光沢があり、淡青紫色をしています。5弁の花の形状から英名は「Crown flower」だとか。ハワイではこの花を摘んでレイにも使用されるようです。写真は12月26日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で咲いていました。小さな花が簪状に集まって直立した茎に美しい花序を形成しています。鮮やかな黄橙色をして芳香を放っています。説明板によれば、タイ原産で「Ascocentrum garayi」、標高1000mクラスの山(広葉樹林などやや乾燥気味の場所を好む)に分布する着生ランです。写真は12月26日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で咲いていました。とても香りが良くて美しい花です。写真のように多数の花が房状の花序を形成しており、白と赤紫色の模様があって、一つの大きな花のように見せています。説明板によれば、ミャンマー、マレー半島、タイ~中国南部、フィリピンに分布し、「Rhynchostylis gigantea」で、標高250mくらいの低い山や都市周辺部の低地に生える着生ランです。写真は12月26日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で見かけた珍しい原種ランです。説明板によれば、ブラジル原産で、「Encyclia calamaria」、標高500mくらいの比較的低い熱帯雨林山地で生育している着生ランです。ほのかな香りが癒してくれます。写真は12月26日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で枝いっぱいに花を咲かせています。桜色をした花(実は苞です)は冬場のこの時期には少ないので、温室の中でもとても美しく映えています。以前にも掲載しましたが、再び掲載してみました。説明板によれば、フィリピン諸島に分布し、「Freycinetia multiflora」、タコノキ科の常緑つる性植物です。葉は一見竹の葉のようにも見えます。わが国の石垣島や西表島に分布する「ツルアダン」とは仲間だそうです。写真は12月26日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で見かけたとても変わった原種ランです。前掲のランと形は似ていますが、色が鮮やかで、とても興味深い地生ランです。説明板によれば、このランもヒマラヤ山脈(ネパール・アッサム)原産で、「Paphiopedilum venustum」と記されていました。写真のように右方にある萼片には緑の縦縞があり、横に伸びた花弁には暗赤褐色の斑点があります。唇弁はやや毒々しい緑色の模様がありますね。どんな虫がこの花を好むのか興味がわきます。写真は12月20日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で見かけた小ぶりですが美しい原種ランです。説明によれば、ヒマラヤ山麓原産で、「Paphiopedilum fairrieanum」と記されていました。冠をかぶったようなとても特徴的なランですね。ヒマラヤ山麓の岩場の日陰などに生育しているようです。写真は12月20日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室で咲いていました。園芸店などで園芸品種が流通していますが、流通名称は「スタージャスミン」で知られているようです。説明板によれば、インド~インドシナ地域に分布し、「Jasminum multiflorum」、モクセイ科、常緑のつる性低木です。ほのかな芳香があります。写真は12月20日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯山地雨林温室で見かけた原種ランです。この花も白い花弁の上に伸びた2本の萼片に特徴があります。淡い色合いがとても魅力的で、気品を感じます。説明板によれば、マルク諸島、ニューギニア島原産で、「Dendrobium Leporium」と記されていました。別名を「Rabbit's Ear Dendrobium」と言うそうですが、見た通りの名前ですね。写真は12月20日に撮影しました。